アメリカ国防高等研究計画局、いわずとしれたDARPAの情報処理技術オフィス(IPTO)がLANdroids(ランドロイド)というのを計画しているらしい。
Broad Agency Announcements(BAA)という形で仕様を広報し、ベンダを募っている。BAAはこちら(PDF)。 で、こいつはどういうものかというと。 ![]() まるでオモチャの戦車みたいだな。だが、こいつは要するに『勝手に走り回る無線LANルータ』なんだそうだ。 市街戦での利用を想定して、複雑な設定不要の使い捨て(7~14日間程度『生きて』いればよい)で、ばら撒かれると自律的に動き回り、マルチパス・マルチホップのメッシュネットワークを確立・維持する。 つまり、電波通信が難しいような「見通しのよくない環境」 (NLOS)でも通信が出来るように自分で動き回り、敵の攻撃でひとつのノードが破壊されても、他のノードが動いて網を維持する。 う~ん。 コイツってそれこそ市街戦の真っ最中のビルの中とかでしか役に立たないんじゃないかしら。平時の状態だったら、常設の無線ルータ設置してもいいような気もするし。つーかDARPAの研究なんだから戦争用なのは当たり前だけど。 そうはいっても、例えば災害救助で生身の人間が入りにくいようなところで作業するリモコンロボットの中継とか、平和利用の方法もありそうな気もする。 インターネットの基盤であるIPネットワークという奴も、もともと核戦争で網がズタズタになることを想定して考えられたわけだし、この「動く無線ルータ」(つーかHUB?)も思いもよらぬ応用方法があるかもしれないなぁ。 量産時単価は100ドル、ソフト開発費は年額で100万ドル以下つー条件はけっこう厳しいものがあるかもしれないが、マイクロマウス始め、日本のこの手の技術は世界有数だ。腕に覚えのある人は説明会が来月6日に開かれるそうだから参加してみてはどうだろうか。 場所は勿論アメリカだけど(笑)
by SIGNAL-9
| 2007-06-15 15:45
| 電算機関係の話題
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