<   2008年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧

同人作家さんと話す。

 このBlogの記事で明治期の話を好んで取り上げているのを見た友人の知り合いが、ちょっと話を聞かせてくれないかと。

 なんでも同人の作家さんらしいのだが、明治時代を舞台にした漫画を考えているとかで色々調べているのだそうだ。
 ちょうどヒマだったし、モノ作りに励む若い人と話をするのは嫌いではないので、アキバの外れの某喫茶店で男三人(俺と友人と作家さん)で茶話会。

 明治期の物語の画像化を考えている人におすすめしたいのが、講談社学術文庫の「ビゴーが見た日本人」、「ビゴーが見た明治ニッポン 」(清水勲)である。ビゴーの絵は漫画的デフォルメはあるとはいえ、基本的に写実的なスケッチなんで、絵作りの参考になるだろう。
 例えば上半身は洋服、下半身は褌一丁で町を闊歩する日本人の絵なんて、俺の知る限りビゴーくらいしか描いていない。著者の解説も(個人的にはいささか情緒的に流れすぎでは?と思うところもあるが)的確だし、何よりも入手しやすい。

 あと最近のものでお勧めできるのが『東京今昔散歩―彩色絵はがき・古地図から眺める 』(原島広至,中経出版)である。

 古写真と現代の同じ場所の比較という企画、類書は多いが、文庫でお手軽なわりにしっかり書かれている(とはいえ、微妙に気になったり、明らかに間違ってたりするところもあるが…いくらなんでも万世橋駅前からニコライ堂はあんなふうに見えないぞ。あれは別の建物)。

 しゃべってるうちに声が大きくなり「注目すべきはふんどしですよ、ふんどし!」などと大声で話してしまったが、チラっと奇異の目を向けられた程度で済んだのはやはりアキバという特殊な土地の特性であろうか(笑)
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by SIGNAL-9 | 2008-10-27 00:00 | 古い話

「かみちゅ!」は観とけ。

 関東のU局、東京MXで毎週土曜日22:00から「かみちゅ!」の再放送中。

 22:30からは続けて「かんなぎ」放送という、実に神々しいラインアップである(笑)

 過去何回か言及したが、この「かみちゅ!」という作品は、魔法少女モノ(の変奏曲)として近年出色の佳作である。

 志を感じさせる丁寧な作りが観ていて心地よい。なにしろ萌え系には基本興味ゼロの俺が迷わずDVD購入に走ったくらいである(笑)。未見の人にはぜひ鑑賞をお勧めしたい。

 上のwikipediaの放送一覧を見てもわかるとおり、なんでこういう良作が深夜枠中心なのか。

 確かにHDDレコーダやらなにやらがこれだけ普及している現在では「放送時間」にそれほど意味があるとも思えないという意見もあろうが、テレビ、特にアニメみたいな番組を「意図的に観る」ヤツはむしろ特殊で、基本的に「行きずりの視聴」であろう。深夜枠というだけで良作との出会いの機会が少なくなってしまうのは、単純にもったいない。

 ビジネスモデルが蜂の頭で大人の事情が股火鉢ということもわからんではないが、ど-みても箸にも棒にもかからんバラエティ番組なんぞより一般視聴者に対してもよっぽど訴求力があると思うのだが。

 …という「ジャンル分け」での相対評価が、「アニメだから」という理屈と表裏一体であることは自覚しつつも、ああ、もったいない。
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by SIGNAL-9 | 2008-10-20 00:00 | 読んだり見たり

したまちコメディ映画祭

したまちコメディ映画祭in台東
第1回したまちコメディ映画祭in台東の本祭オープニングを記念し、11/22日(土)夕刻に「雷門」から「仲見世通り」「浅草寺本堂」までをつなぐレッドカーペッドお練りを開催いたします!お練りには映画祭ゲストのほか、高張提灯、金棒の露払い、芸者さん、SKD・OGスタスの踊り子さんなども参加!夕刻の雷門-仲見世通り-浅草寺の美しさと相まって豪華絢爛なイベントになること、間違いなし!レッドカーペットに誰が登場するのかは、10/17(日)にお知らせする予定です。どうぞ、お楽しみに!
知り合いの若い衆が突然「バスター・キートンの映画を貸してくれ」といってきた。

 突然どうしたのかと思ったら、この映画祭のプレイベントとして9月14日にやった「声優口演inしたコメ」というイベントを観てきたらしいのである。

 俺はスルーしたのだが、名優羽佐間道夫、永遠の17歳井上喜久子、稀代の天才山寺宏一が無声映画にアテレコするというものだったらしい。

 「いやぁ、ヤマちゃんやっぱりスゴかったすよ。羽佐間御大と喜久子チャンの方も、台本はアレでしたけど楽しめましたし」

 そこで観たキートンの『探偵学入門』で興味を持った、というのだ。

「スッゲーっすね、キートン。ジャッキー・チェンよりスゴいんじゃないですか」

 無知な若造めが、今頃何を言ってやがる…と嬉々として俺様セレクションのバスター・キートン傑作選を貸してやったのはいうまでもない(笑)

 まあ、映画との出会いとしてはこういうのもアリだろうと思うのである。

 この青年、いわゆる映画ファンに属するが、無声映画にはトント興味を持っていなかった。当該イベントも山寺宏一目当てだったようなのだが、それはそれとして、興味が広がったのは喜ばしいことではある。

 ただ、ちょっと気になることも。

 同じ青年が言うことには、このイベント、なぜかお笑い芸人のオーディション形式のライブがあったらしいのだが、「なんで映画祭でお笑い芸人なのか意味が分からない」と呟いておった。

 実際に観てないのでなんとも言えないが、話を聞く限りでは確かに違和感のある出し物だ。

 若手お笑い芸人のライブと「映画祭」というのは個人的には馴染まないような気がする。水と油ではないにせよ、「芸」としての接点が「映画」と今どきの「お笑い」にあるのかなぁ?
 芸として高い低いということではく、要求される技能がちょっと違うんじゃない? というのが個人的印象なんである。…せっかくの面白いコメディ「映画」を、お笑い芸人に吹替えさせて台無しにしてしまった『サウスパーク映画版』の悪夢のトラウマもあるのかもしれないが。

 それをいったら、映画自体ではなく声優の芸がメインの「口演」も同じだろう…とも思うが、これは少なくとも活動弁士以来の伝統ある「映画」を楽しむひとつの方法であろうし、現にそれを取っ掛かりにして映画自体に興味を持つヤツもいるわけで、これはこれで-実力のある声優の演技だったら-アリだろうと思える。

 余談だが、俺の知り合いの中には未だに「映画は吹替えではみない主義」もいるのだが、実にオロカな選択だ。今の時代、原語で観るほうが簡単ではないか。むしろ東京12チャンでやってくれるようなレアな吹替え版で、日本人声優の芸を楽しむという方がお得なんである(吹替えの方がはるかに面白い広川太一郎版の『Mr.Boo』なんてのは、それの典型的な例だろう)。

 つーことで、映画祭本番をどういう「祭」にしたいのか現時点では俺には判然としないが、盛り上げるための芸者さんのパレードだのなんだのも結構だが、「映画祭」を名乗るのなら映画を観たくなるような内容にしてくれることを期待したいものだ。

 つーか、わざわざ「コメディ映画祭」と、間口を狭くしないで「コメディ祭り」にしときゃあ何でもアリでいいんじゃねぇか?という気もしなくもないのであるが(笑)
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by SIGNAL-9 | 2008-10-14 00:00 | 読んだり見たり

TCP/IPに深刻な脆弱性

TCP/IPに深刻な脆弱性――DoS攻撃の格好の標的に 「脆弱性は少なくとも5つ」とセキュリティ専門家。対応急ぐベンダー各社 (2008年10月06日) www.computerworld.jp
インターネット基盤を支えるベンダー各社は現在、セキュリティに関する複数の脆弱性の修正作業に追われている。この脆弱性を悪用すると、ハッカーはサーバを簡単にオフライン化することができるという。

 セキュリティ研究家のロバート・ハンセン(Robert Hansen)氏が10月2日にブログ・エントリでこの脆弱性について論じて以来、セキュリティ業界は大騒ぎになっている。
CERT-FI Statement on the Outpost24 TCP Issuesによると、「目標のホストに対するTCP接続キュー上のサービス拒否に基づく」もので、比較的小さなトラフィックでも弱点を突くことができる…らしい。ソースアドレスのフィルタリングである程度防御できそう…らしい。公表された記事の要約しか載せていないのでさっぱりわからない(爆)

TCP/IPスタックレベルの話のようなので、まだまだ拡大するかも。ウォッチが必要そうだ。
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by SIGNAL-9 | 2008-10-08 09:43 | 情報保護・セキュリティ