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「ぶら下がり取材」の無編集放送を!

首相への直接取材「1日1回夕方に」=世耕補佐官提案、内閣記者会は抗議 (時事通信) - 9月28日1時0分更新
世耕弘成首相補佐官は27日午後、新聞、通信、テレビ局各社で構成する内閣記者会に対し、安倍晋三首相が立ちながら記者の質問に答える「ぶら下がり取材」について

(1)原則、1日1回夕方に行う

(2)首相官邸ホームページ掲載のため政府のテレビカメラも撮影する

-と提案した。
しかし記者会側は、小泉前政権時代に合意した1日2回の取材機会を減らすのは認められないと反論した。
政府のテレビ撮影も「取材の場であり広報ではない」と拒否。継続協議することになった。
 「政府のテレビカメラ」撮影、いいじゃないの。

 東京U局の東京MXテレビでは、石原東京都知事の定例会見を放送しているが、俺はけっこう頻繁にみる。別に都政に関心があるとかではなく、けっこう面白いのだ、これが

 基本的に無編集なので、一般的なニュース番組だと編集されてしまう全体の流れがすべて把握できるし、「何馬鹿な質問してんだ>記者」とか「相変わらず何いってんのかわかんねぇよ>都知事」みたいに突っ込みながら見られて、イイ感じのライブ感覚がある。キャラ立ちしている石原都知事ならではだろうが。

 先日も、東京MXの女性記者が質問をしたら、石原都知事から「東京MXさん、いつも質問してえらいねぇ」…なんてやりとりがあって、言われた方の記者のリアクションは画面の外だったんでちょっと残念だった(照れ笑いのような、ちょっと困ったような笑い声が小さく聞こえたような気がしたのだが、記者ご本人のものかどうかよくわからなかった)。
 以前フランス語云々で問題になったときも、都知事側から仏文科卒という記者に逆ツッコミがあったりして、「あ~、記者の顔見てぇ」と思ったものだ。

 さよう、残念な事に東京MXの中継では、無編集はいいのだが、大半が都知事のウェストショット。たまにあっても会見室の右前からの俯瞰なんで、都知事と相対している記者一人ひとりの顔やリアクションがわからないのがすごく残念。

 で、思うのだが。

 政府のカメラを設置するとして、是非、やってもらいたい事がある。
  1. ライブで無編集のストリーミング放送をして欲しい。当然後で無編集でアーカイブも。マスコミの「取材の場であり広報ではない」との反発も、おそらく政府側にヘンに利用されることを危惧してのことと思うが、無編集だったら問題なかろう。国会TV衆議院TVの例があるんだからできるはずだ。


  2. 固定カメラでいいから、首相のウェストショットだけでなく、首相の後ろ(首相の背中ごしに記者が写る様に)にもカメラを設置し、それを切り替えて見られるようにして欲しい。当然だが、ちゃんと質問側の音声も拾うようにして。どこのマスコミがどんな質問をしているのか、記者側のリアクションなど、我々国民にはそれを含めて知る権利がある。つーか、是非見てみたい。


  3. 可能だったら、先だって開かれた「ブロガー×オーマイニュース『市民メディアの可能性』」シンポジウムのストリーム放送みたいに、Webチャットと併用できてるとより面白い。要するに甲殻機動隊SAC第9話、「ネットの闇に棲む男 CHAT! CHAT! CHAT!」 のノリである。もっともこりゃあ、ストリーム放送の外に皮を被せりゃいいので、わざわざお国にやってもらうまでもなく、絶対誰かがやるだろうが(笑)

 と、まあ、些か不謹慎な要望のような気がしなくもなくもないが(どっちだ)、この程度のことをやってくれりゃあ政治がより身近になるんではないだろうか。何よりもマスコミ諸氏の金科玉条であるところの「国民の知る権利」の拡充に寄与できるものと確信する。

ひとつよろしくご検討のほどを。

--------- 2006/05/28 17:30 追記
 面白いことに、朝日新聞読売新聞も、「1日1回」に関しては記事を書いているが、カメラ設置に関しては一切触れていない。

 よっぽど都合の悪いことでもあるのかと邪推したくなるよな(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-09-28 16:02 | 奇妙な論理 | Comments(0)

アダム・ファウアー 『数学的にありえない』

アダム・ファウアー『数学的にありえない』上下(訳:矢口誠,文藝春秋)

 「徹夜必至の超高速超絶サスペンス!」「前代未聞の物語のアクロバット!」「未曾有の超絶的サスペンス!」だのと仰々しい売り文句が並んでいたので、ジャケ買いしてみた。
ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』が切り拓いた知的サスペンスの分野に、それをはるかに凌駕する傑作が誕生しました
 文藝春秋、相当な自信である。

訳者あとがきも、褒める褒める。
卓越したアイディア、圧倒的なリーダビリティ、そして作品の随所にちりばめられた量子力学、統計学、確率論などの専門知識ー本書『数学的にありえない』の面白さをひとことでいうとしたら、「マイクル・クライトン系のノンストップ・サスペンス」という形容がいちばんわかりやすいだろう。
さて、まずもって言っておくが、俺はこの小説は「SF」だと思う。
 最近は「SF」とジャンル分けすると売れないそうなので、各出版社は「SF」として売らないそうなのだが(で、仕方なく「『ダ・ヴィンチ・コード』が切り拓いた知的サスペンスの分野」なんて勝手なジャンル作ってるわけだな。アレが知的かどうかはかなり疑問だが)、どーみてもSFです。

 で、「SFとしてみた場合」には、本作は「できの悪いSF」である。

 「卓越したアイディア」?

 基本になっているアイディアは別に目新しいものではない。
グレッグ・イーガンの「宇宙消失」あたりと比べては可哀相だが(つーか不敬か、逆に)、はっきりいって既に手垢のついたアイディアである。
 そこから先の、素材の生かし方・料理の仕方が作家としての勝負だと思うのだが、素材のマンマでなんのヒネリもない。 ネタ自体は上巻終わり辺りで予想がつくが、予想を下回ったという読者も多いのではないか…つーか、俺はそうだったが。寿司が出てくると思ってたら、生魚のどんぶり盛りが出てきたみたいだ。

 「作品の随所にちりばめられた量子力学、統計学、確率論などの専門知識」?

 入門書の、入門章に書いてあるようなことを並べただけで「専門知識」とは笑わせる。「量子力学」の解説は一般雑誌の「解説」レベルの、大雑把・かつ微妙にヘンな要約だし、「確率論」は「ひとつのクラスに同じ誕生日の人間がいる確率は?」つー、数学パズルの類で嫌というほど見かける例の奴レベルだ。ダン・ブラウンでももう少しヒネるかハッタリ効かすちゅーねん。

 「未曾有の」「超高速超絶サスペンス」?

 まあ、このヘンは読み手の心証だろうけど、俺的にはサスペンスは感じなかったなぁ。キャラの印象が薄いし、動機付けが薄弱で感情移入しにくいしアクションシーンも平凡。プロットの性格上仕方ない面もあるかもしれないけど。ソウヤーあたりの方がまだサスペンスフルなんじゃないの?

 ヲタク的物言いで言えば、この本は「ウスい」のだ。

 …大人気なく酷評してしまった。

 ちょっとだけフォローしておくと、老い先短いので短気な上に、飽きっぽくて気に入らない本は途中でもすぐに読み捨てちゃう俺が、いちおう最後まで「読み通せた」んだから(けっこう努力は必要だったけど)、読む価値まったく無しとはいわない。
 素人の処女作にしてはガンバッていることは認めるにやぶさかではない。

 最初に言ったとおり、俺はSFとして読んだんで、他の評価基準でだったら、「おもしろい」「傑作」つー評価をするヒトもいるかもしれない。現にちょっとググってみると、そういう評価をしている人が多数見つかる。
 そりゃあそれで別にかまわん。そこまで趣味が違うヒトとは、俺は絶対に友達にはなれないだろうが(笑)。

 なんで俺がここまで酷評するかというと、ジャケ買いのウラミだけなのだ(笑)

 柳の下の二匹目の鰻を探していて、「泥鰌しかいなかったけど、カバ焼きにしちゃえばわからんだろ」って感じだな。 上下巻合わせて4400円也。相対的に見れば別に腹の立つ金額でもないが、羊頭狗肉、誇大広告でダマされたと思うと腹が立つ。
 買わせりゃあ勝ちと思ってるのかもしれないが、長い目でみりゃあ逆効果だと思うぞ。オビの煽り文句をもう少し控えめにしてくれるか文庫で出してくれりゃあ、ここまで腹はたたんのだ(笑)

 「超絶」で「前代未聞」で「未曾有」で「『ダ・ヴィンチ・コード』をはるかに凌駕する傑作」ねぇ。

 「ウソ・大げさ・紛らわしい」広告を取り締まってくれるJAROとかいう組織があるんだよね? 誰か連絡先教えてくれないか(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-09-28 11:28 | 読んだり見たり | Comments(0)

気球で撮った地球の写真

宇宙から見たリアルな地球の画像、イギリスの大学生が自作の宇宙船で撮影 technobahn 2006/9/20 21:23
イギリスのケンブリッジ大学の大学院生カール・モーランドさんとロバート・フライヤーズさんの2名がたった1000ポンド(約20万円)で宇宙船を開発して、宇宙からデジカメでリアルな地球を撮影することに成功した。
 見出しだけ見て「マジ?」と思ってしまったが、実際にはデジカメなどを搭載したモジュールをヘリウム風船で32Km上空に上げる、というもの。要するにカメラ付きラジオゾンデといったところか。

 ご当人たちのページによれば、たしかに最終的にはそこからのロケット発射目指しているようだが、別のそれが主目的というわけではなく、これを「宇宙船」というのはミスリードだろう>technobahn。

高度30Kmは宇宙じゃないし。どう贔屓目に見ても「船」じゃなくて「箱」だし(笑)。

 ご当人たちは真面目に取り組んでいるのだからヘンな煽りをするのはよくないと思うぞ。あまり金をかけずに(これ重要)こういうすばらしい写真が撮れたというだけで、グッドジョブなんだから。



 さて。

 重力の井戸から脱出するために、ある程度の高度までは気球の浮力を利用して、そこからロケット発射といういわゆる「ロックーン=「ロケット(rocket)+気球(balloon) rockoon」」は1949年に基本アイディアが出て、50年代にはかなりの回数使われたようだ

 日本でも昭和31年から36年(1956~1961)にかけて、東京大学生産技術研究所で19回の打ち上げが行われたようだが、NASDAの「H-IIに至る日本ロケット開発史2」によれば、
それでもまだ、高度100kmは遠い。そこで新たな打上げ方法として試みられたのが、ロックーンという方法だった。気球にロケットを吊るし、ある程度の高度を気球で稼いでから上空でロケットを発射する方法だ。しかし、突風に気球があおられてロケットが地面に激突、暴発する事故が発生。基礎研究に時間がかかることが明らかになった。
 安価ではあるが中々に難しいようで、廃れてしまった技術ではある。

 もっとも、近年でも研究している向きはあるようで、JP AEROSPACEHALO Rocket Balloon など、いくつか見つかる。

 成層圏プラットフォームのような「足場」が出来てくると、事情はもっと変わるのかもしれないな、とふと思ったが、そんなもんができたらわざわざロケット打ち上げるヤツは逆に減るか(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-09-27 14:06 | 一般の話題 | Comments(0)

名機の引退

日本エアコミューター YS-11 キャンペーン
唯一の国産旅客機YS-11が9月30日をもって退役することになりました。
4月11日から定期便最終運航となる9月30日までの間、YS-11のこれまでの功績に感謝を込めて、『ありがとう日本の翼 YS-11 キャンペーン』と銘打ち、YS-11退役ャンペーンを展開いたします。
九州で3機だけ現役だったそうだが、国内ではいよいよ引退である。

 かなり昔、一度だけ乗ったことがあるのだが、ジェットに馴れた身からすると新鮮だったなぁ。なんつーか、「飛んでる」つー感じがして。

 夜間飛行だったこともあり、薄暗く照明された狭い機内が、ちょっと戦争映画のパラシュート部隊の気分を味あわせてくれたものだ。また、機体に合わせたのかスチュワーデスさんがちょっと草臥れた年増だったのも俺の好みで…って、それは関係ないか(笑)。

 Wikipediaによると「丈夫で長持ち」が特徴だそうだ。
保存機のうちで量産1号機にあたる国立科学博物館に保存されているJA8610はYS-11の保存機のなかでも唯一の動態保存で、現在展示こそされていないものの、定期的にエンジンを動かし「YSの頑丈さを証明し、100年先も飛べるYSとして保存する」と言ったコメントを出している。

機齢が40年を経た機体も現れ始めたが、自衛隊をはじめ、海外でも使用され続けている。
 いいねぇ。こういう質実剛健なモノって大好き。

 そういえば、M-V(ミュー・ファイブ)ロケットも、あさって9/23のSOLAR-B打ち上げをもって運用終了の予定。月まで行ける世界最強の全段固体燃料ロケットも引退である。

 YS-11もM-Vも、民生用途では最重要な『コスト』の前に消え行く形であるが、『名機』であったことには疑いはない。

 開発し、運用を支え続けた技術者にエールを送りつつ、お疲れ様でしたと申し上げたい。願わくば両名機の遺産が今後に生かされんことを。
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by SIGNAL-9 | 2006-09-21 16:50 | 一般の話題 | Comments(0)

麻原死刑が確定

オウム・松本被告、死刑が確定 2006年9月15日16時5分 読売新聞
地下鉄・松本両サリン事件や坂本堤弁護士一家殺害など13事件で殺人罪などに問われ、1審で死刑判決を受けたオウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫被告(51)について、最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は15日、控訴趣意書の未提出を理由に控訴を棄却した東京高裁決定を支持、弁護側の特別抗告を棄却する決定をした。

 これにより、初公判から10年5か月に及んだ松本裁判は、控訴審で一度も公判が開かれないまま終結し、松本被告の死刑が確定した。
 これ以外の判決はあり得ないが、事件自体完全な解明にはほど遠いというのが現状なのではあるまいか。警察庁長官狙撃事件といい村井刺殺事件といい、未だ逃亡中の特別手配被疑者といい、これが一区切りであることには違いないだろうが、このまま風化させてしまうには残っている問題がでか過ぎる。

…とは言っても具体的にどうしたらいいのやらさっぱり思いつかないし、おそらくこのまま風化しちゃうのだろうなぁという嫌な予感がするのはどうしたものやら。
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by SIGNAL-9 | 2006-09-15 17:34 | 一般の話題 | Comments(0)

EUが「Windows Vista」のセキュリティ機能に強硬姿勢

EUが「Windows Vista」のセキュリティ機能に強硬姿勢 Windows IT Pro Paul Thurrott [2006/09/14]
 大多数の消費者は,米司法省(DOJ)や欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)などの組織による消費者の利益を最大化する活動に理解を示すだろう。しかし今回ECが新たにMicrosoftに出した要求は,Microsoftを侮辱するようなものであり,消費者利益の最大化になるかどうか疑問である。ECは,Windows向けセキュリティ・ソフトウエア市場を守る目的で,次期OS「Windows Vista」から複数のセキュリティ機能を削除するようMicrosoftに求めたのだ。

 ECの広報担当者は9月第3週,「ECは,Windows Vistaの安全性をこれまでのWindowsより高めたいというMicrosoftの願いを理解している」と述べた。しかしその一方で「セキュリティ・ソフトウエア市場で既存ライバル企業の締め出しをMicrosoftに許してしまうと,(様々なセキュリティ企業の提供する革新的な製品が)危険にさらされる。多様性と革新性が低下する結果,消費者の選択肢が減り,セキュリティ・リスクが高まる」(EC広報担当者)と述べている。
ようするに、

「Vistaのセキュリティ機能強化」

「既存ライバル企業の製品が売れなくなるかも」

「Vistaのセキュリティ機能を削れ」

 こりゃあまあ、なんというかスゴイ論理である。

 Paul Thurrott氏は、
極論すれば,ECの苦情が消費者のためになるとは思えない。企業利益の保護策のようにみえる。Windowsはもっと安全になる必要がある。最終的には,これが誰にとっても利益となる。
と穏健な表現をしているが、「馬鹿なこといってんじゃねぇ」つーのが本音なんではないか。

 Microsoftが「Vistaのセキュリティ機能だけで万全です!他のモノは一切不要!」なんて宣伝してるのならいざ知らず、しかもメディア・プレイヤーみたいな「オマケ」の問題ではないのだから、同じ論理で扱おうつーのはどうなのよ?

 それどころか、Vistaが取り込むであろうユーザアカウント管理機能とかNAPとかWindows FireWallの機能強化などの各種の変更によって不要になったり差別化の為の機能強化が必要になる既存ソフトも、確かに出てくるかもしれないが、それこそ「多様性と革新性」を推進する進化圧ということがいえるではないか(笑)

 Thurrott氏は「企業利益の保護策のようにみえる」とオトナの書き方をしているが、どう見ても消費者保護目的ではなく「既存ライバル企業」の利益の保護策です。

 本当にありがとうございました。

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by SIGNAL-9 | 2006-09-15 16:23 | 情報保護・セキュリティ | Comments(0)

ストリップ見物の高~い代金

 浜辺で3人の女性のストリップを見物しているスキに多数の高級車が盗まれるという事件がモスクワで発生。
Men pay high price to watch strippers (Ananova)
 舞台は首都を流れるモスクワ川の人造ビーチ。
 突然、三人の娘が服を脱ぎ、お互いの体を洗い始めた。

 通りがかりのビジネスマンたちは思わず自動車を停め、この俄かストリップショー見学開始。
 ところがその間に高級車が次々と持ち逃げされた。

 車が盗まれるや、娘たちは服を拾い上げ、待機していたバンで逃走

 犯人を追っている警察に因れば、BMWやメルセデスが多数盗まれたとの事。
あ・ざ・や・か(笑)

 確かに犯罪にゃ違いないが、憎めないねぇ、こ~ゆ~のは。話が上手すぎてガセくさいけど。本当だとしたら
『詐欺とペテンの大百科』入りだな。

ちなみに、俺も絶対に引っかかるな(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-09-07 14:53 | 一般の話題 | Comments(0)

中部電力の発電所情報がWinny上に、通算4度目

中部電力の発電所情報がWinny上に、通算4度目 Internet Watch ( 増田 覚 ) 2006/09/01 14:00
中部電力は8月31日、火力発電所に関する技術資料がP2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。関連会社の協力会社従業員の私有PCが、ウイルスに感染したことが原因という。中部電力の業務資料がファイル共有ソフトを通じて流出したことが判明したのは、今回で4度目
 「関連会社の協力会社従業員の私有PC」に持ち出せる情報つーと、それはもうオープンな情報と見なしてもいいんではなかろうか(笑)
中部電力では、「情報管理の徹底が、関係会社の下請け企業まで行き届かなかった」とコメント。再発防止策として、情報管理のルールを再周知させるとともに、関連会社の下請け・委託先を含めた情報管理を徹底するとしている。
 おそらく4回目の再発防止策なんだろうねぇ。

 今回のプレスリリースをみると、
一昨日(8/29)、当社関係会社 株式会社中部プラントサービスの協力会社社員の自宅私有パソコンから、ウイルス感染によりウィニーネットワーク上に火力発電設備に関する技術資料が流出していたことが判明しました。
 流出した情報は、四日市LNGセンターの点検記録のフォーマットと記録の一部等であり、核物質防護に関する機微情報、お客さまや電力の供給に影響を与える情報は含まれておりません。
  当社としましては、これまでも情報管理の徹底に努めてまいりましたが、今回の事態を重く受け止め、今後の再発防止を図るため、関係会社を含めて厳正な管理を徹底してまいります。
5月の流失の時のプレスリリースでは、
本日、当社関係会社 中電防災株式会社 尾鷲三田事業所の従業員の自宅私有パソコンから、インターネット上に中電防災が所有する尾鷲三田火力発電所に関する資料が流出していたことが判明しました。
 なお、現時点では、流出した情報に核物質防護に関する情報、お客さま情報は含まれておりません。
 当社としましては、これまでも情報管理の徹底に努めてまいりましたが、今回の事態を重く受け止め、今後の再発防止を図るため、関係会社を含めて厳正な管理を徹底してまいります。
 テンプレだね(笑)
 4回も「重く受け止め」てたら、さぞ重かろうなぁ(爆笑)

 お客含めた関係者は、どういう「厳正な管理」をどう「徹底」するつもりなのか、というところに関心があると思うんだが。まさか「厳正な管理を徹底しろ!」つーお達しを行うだけじゃあるまいな(爆)

 俺はこの会社の情報保護の仕組みは知らないが、4度も繰り返すというのは、システムの機能として情報を守る仕掛けがないのではないか?と思われる。
 ファイル操作のトレースを行うとか適切な暗号化とかシンクライアントの活用とか、世の中には既に色々仕掛けやできることが存在している。 

 下達だの規則だの運用でカバーだのが通用しないような緩みきった組織(4回も繰り替えしゃあ、そう判断せざるを得ない)では、かっちりした「仕掛け」を作ってやるしかないのではないか。

そうでないと、またテンプレをコピーするハメになると思うぞ。
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by SIGNAL-9 | 2006-09-01 17:55 | 情報保護・セキュリティ | Comments(0)