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Vista、やっぱり出ちゃいそう?

奈落の底から急浮上した「Windows Vista」(Windows IT Pro, (C)2006. Penton Media, Inc.)Paul Thurrott)  [2006/08/29]
真っ逆さまに落ち続けていた「Windows Vista」の開発が急に持ち直した。何年も遅れ,いくつも約束を破り,ユーザーの期待を裏切ったことで,Windows製品チームは厳しい批判を浴び,「優柔不断で哀れな,製品の出荷など不可能なチーム」と評されてきた。ところが,米Microsoftが先ごろ驚くほどよい品質の「Windows Vista」プレ製品候補版1(RC1:Release Candidate 1)のビルドをリリースしたことと,9月初めに大々的にリリースするRC1が8月28日(米国時間)に完成できる見込みという同社の内部情報によって,悲観論は急速に静まりそうだ。
 げげっ。この出来じゃぁど~せまた遅れるだろうと余裕ぶっこいてたら出ちゃいそうだよ。
ここで今後のスケジュールを紹介しておく。Microsoftは9月のごく早い時期にWindows Vista RC1の出荷を計画している。恐らく9月4日の祭日「Labor Day」に絡む連休の直後だろう。そして10月中旬から下旬に製品版を完成させ,ボリューム・ライセンス版を11月に出荷する。小売店での店頭販売やパソコンへのプリインストール販売は,2007年1月終わりごろから始まる見込みだ。

 わずか1カ月前は,それまでのビルドで発生した問題からみて,このスケジュールは挑戦的すぎると思われていた。突如,予想に反し,状況は完全に変わった。
 こりゃ本気で移行用の検証やら準備作業やらやらんといかんかなぁ。

【MDC2006】どんなソフトが動かなくなる?---Vistaの重要な仕様変更点が明らかに (中田 敦=IT Pro)  2006/02/03でも触れられているが、フォルダ名変更などけっこう影響でかいしなぁ。
 詳しくは書けんけど、俺的にはちょっと泣きが入りそうだったんだが、時間的に余裕があるだろうという甘い見込みでいたのだ。

 VistaはMSDEをサポートせず ITmedia 2006年08月30日 07時00分だそうだし、けっこう面倒なことになりそうだ(泣)。
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by SIGNAL-9 | 2006-08-31 17:30 | 電算機関係の話題 | Comments(0)

50年前の未来像、6割外れ

地下鉄消えるはずだった!50年前の未来像、6割外れ 2006年8月28日21時25分 読売新聞
1960年に科学技術庁(当時)が予測した21世紀初頭の技術135項目のうち、実現したのは携帯電話や高周波調理器(電子レンジ)、人工授精・精子の永久保存など54項目と4割にとどまることが、文部科学省系のシンクタンク、未来工学研究所などのまとめでわかり、28日、判定結果を公表した。

技術予測は当時の中曽根康弘・科技庁長官の提案で原子力、医学、宇宙など各分野の第一人者を集めて実施。『21世紀への階段』のタイトルで出版した。
 詳細のWebページを探したが、残念ながら見つけることができなかった。未来工学研究所のホームページあたりには掲示されているものと思ったのだが…。

 読売本紙(8/29付朝刊)にはマルバツの表が付属している。それによると携帯電話などは予想どおりだったようだが、
実現しなかったのは、月への拠点となる「地球空港」の洋上設置や、主婦がテープレコーダーに吹き込むとその家事をこなす電子お手伝いさんなど。特に振るわなかったのが原子力関係で、7項目のうち実現はゼロ。増殖炉など4項目の「一部実現」にとどまった。

 一方、5か月程度で子どもを産み、後は人工子宮に任せるといったアイデアや、老化防止のための人工冬眠など、現在の倫理観では受け入れにくい技術も当時は考えられていたが、すべて実現しなかった。

 モノレールが都市の輸送手段の主流となり地下鉄は消滅、「21世紀には地下鉄通りの名前だけが残る」との予測も大はずれだった。
 逆にいゃあ4割当たってたつーことなんで「6割外れ」だの「大はずれ」だのは少しカワイソウな気もするが。

 50年程度の中短期技術予想つーのは難しくて当然である。特に社会・経済情勢に左右されやすいジャンルのものだったらなおさらだ。

 おまけに当時は無知からくる科学技術への期待(笑)は今の比ではなかったわけで、おじさんのガキの頃には「原子力カー」で街中をビュンビュン飛ばすような、今の目で見るとむちゃくちゃなフィクションも平気であったわけである(服は銀色でなぜか矢印がついてて、食事は丸薬で済ませるのな)

 この手の未来予想というのは昔からあるようで、この国会図書館の常設展示案内など、つらつら眺めてみるに、100年のオーダーだとそこそこイイ線の予想があるような気もする。

 そういえば1970年代末のエイドリアン・ベリーの『一万年後』という本に、数百年単位だとわからんが一万年くらいのオーダーなら予想できる、みたいな話が書いてあって、「そりゃあ、当たった外れたいうヤツはいねぇもんな」とツッコンだ記憶があるが(笑)

 クラークの第一法則-高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている -を適用して、老大家集めて「できないこと」を纏めてみるというのは一興かなぁ。

 後で「外れ」判定されても当人はこの世にいないわけだし(笑)

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by SIGNAL-9 | 2006-08-29 14:32 | 一般の話題 | Comments(0)

オーマイニュース日本版 初日の印象 -あの記事は釣り?-

 鳴り物入りで始まったオーマイニュース日本版であるが、どうも前途多難な立ち上げとなったようだ。

 まずもってこの、ただ事でない「遅さ」はニュースサイトを標榜する上で致命的であろう。
 一ページの記事を表示するのに下手をすると1分以上待たされるのは尋常ではない。よほどの人気なのか、DoSでもカまされているのかはわからないが、いずれにしてもシステムの設計の問題である。広告収入で喰っていこうというサイトがこれでは困るのではないか。ページ遷移なども使い勝手が良いとは思えない。

 ガマンして一渡り見られる記事を見てみたが、フツーのニュースサイトとの差別化という意味では未だ端緒にも付いていないというのが印象だ。

 「新メディア」だの「市民記者制度」だのと謳っているわりには、大手マスコミの配信をそのままコピペ使った記事が多い。個人的にはこの「引用」記事で著作権を主張するなんざ"プロ"として恥ずかしくないのか、という疑問すら持つ。

 で、ウリである「市民記者」の記事であるが、こちらもあまり関心しなかった。
 事実を淡々と伝えているだけの記事もあるが、どうにも意味不明だったり稚拙だったりする記事が散見される
 (アヤシゲな記事はアクセストップ10の上位にあるので見つけ易いのは便利(笑)

 ところで、怪しげな「記事」の中でもトップ1独走中のインターネット上ではびこる浅はかなナショナリズム OhmyNews JP であるが、2ちゃんねらーによるいわゆる「釣り」であったとの話がいくつか出ている。

東アジアニュース速報+@2ch掲示板 【メディア】「匿名の掲示板で好きなことを書くだけが日本のネット文化ではない」と鳥越氏 オーマイニュース日本版が稼働〔08/28〕 の177以降
177 :安崎上葉 ◆giKoK4gH6I :2006/08/28(月) 19:43:51 ID:coCAxTKT ?2BP(7)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/3362/1156761788/

かっとなってやった。
後悔はしていない。

180 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/08/28(月) 19:44:43 ID:ukiy9ESJ
>>177
アンタだったのかよ?!www

185 :安崎上葉 ◆giKoK4gH6I :2006/08/28(月) 19:45:45 ID:coCAxTKT ?2BP(7)
>>180
半月ほど前から準備を(ry

187 :ディープ・ストライカー ◆ALICEejttw :2006/08/28(月) 19:45:54 ID:2yF9Mil0
>>177
釣り……orz

203 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/08/28(月) 19:53:52 ID:qYc4AOI1
>>185
 ゚ 。 ,∧_∧ ゚。
 ゚ ・(゚´Д`゚ )。  <釣られちまったジャマイカ。
    (つ   ⊃      安崎上葉氏のばかーーー!!(w
     ヾ(⌒ノ
      ` J
 24時間オーマイニュースをヲチするスレ
554 :mckenzie ◆VIP/eXUj8Y :2006/08/29(火) 05:58:42 ID:UlTL3l9n ?BRZ(1707)
ども、一応オーマイニュース系スレにはカキコしてってます。
問題の田中記者です。

こういう場合、釣られた奴乙、というべきでしょうか、それとも釣られた奴m9(^Д^)プギャーというべきなのでしょうか・・・
どちらにしろ、5分で作られたこんなクソ反日記事を載せた時点でオーマイニュースの程度が知れるって言うものですね
試金石として役に立てれば光栄です

556 :mckenzie ◆VIP/eXUj8Y :2006/08/29(火) 06:03:05 ID:UlTL3l9n ?BRZ(1707)
>>555
何をすれば信じてもらえるのやらw
ログイン画面のキャプチャーでも取ればいいのかな?

561 :mckenzie ◆VIP/eXUj8Y :2006/08/29(火) 06:08:20 ID:UlTL3l9n ?BRZ(1707)
>>559
あぁ、マルチポストまがいに、オーマイ系のスレにレスってるわ
ちょっとまって、ログイン画面キャプってくる


562 :mckenzie ◆VIP/eXUj8Y :2006/08/29(火) 06:16:28 ID:UlTL3l9n ?BRZ(1707)
これで信用してもらえるのかね
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader285643.jpg


563 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2006/08/29(火) 06:18:31 ID:mQ0IVvkf
>>562
どうやら口だけじゃなくて本物の可能性が高いようだね。w
これが本当に「釣り」なのかどうか俺には判断できない。

 だが、釣り云々の真偽の遺憾に係わらず、問題の記事は論理といい文章といい稚拙-釣りの場合は「故意の稚拙」だろうが-であることには疑いが無い。

 文法すらマトモでない文章を、推敲もせずに「記事」として掲示する<編集部>というのは存在する意味があるのだろうか? それのどこが「編集」なのか。

 仮にこれが「釣り」だっとすれば問題はもっと深刻である。

 鳥越編集長は再三以下のような発言を繰り返している。

ブログでも2chでもない「市民新聞」とは――オーマイニュース鳥越編集長に聞く ITmedia News 2006年07月10日 16時19分 更新
――2ちゃんねる(2ch)やブログなど、発言の場はたくさんあるが。

 2chはどちらかというと、ネガティブ情報の方が多い。人間の負の部分のはけ口だから、ゴミためとしてあっても仕方ない。オーマイニュースはゴミためでは困る。日本の社会を良くしたい。日本を変えるための1つの場にしたいという気持ちがある。

 オーマイニュースも、基本的にはブログとそう変わらない。ただブログは基本的には日記。内容は他愛もないことが多く、社会が変わるような発言は少ない。内容が事実である担保もなく、中身の確認はできない。

――市民記者の記事は、事実の確認をしてから掲載するのか。

 もちろん。ただ、記事が100件きたら100件全部裏を取るというわけではない。特定の人物を名指しして批判したり、違法行為を摘発するような記事は、関係者に裏を取る。
インタビュー:鳥越俊太郎氏(2)――責任ある参加と「炎上」 FACTAオンライン 阿部重夫編集長ブログ 2006年08月07日
鳥越 無責任な罵詈雑言みたいな、そういうことだけで自己満足になっているインターネットの社会はかなりあるんですよ、ブログは、かなりそういうところがあるんです。

そのためにサイトが炎上する。顔は出さないんだから、どこの誰か分からない。しかし、一丁前どころか、1.5人前ぐらい口だけ達者だという人たちが、わあっと襲いかかるわけですね。それはやっぱりすごくアンフェアです。それではいいものはできない、いい社会にはならない。密告社会みたいなものですから。
新聞だって、雑誌だって、ちゃんとあなたは(発行兼編集人)阿部という名前を出しているでしょ。何か問題があれば、あなたは訴えられるわけでしょ。これが、やっぱりメディアの基本なんですよ。責任ある発言、責任ある参加なんですよ。それを安易にいっぱいアクセスして欲しいからといって、匿名でも何でもいいからいらっしゃいとやったら、これはもう根底からメディアとして崩れますよ。

ブログはそれでいいんです。匿名掲示板とか、ブログの存在を全く否定する気はない。彼らはそこで遊んでいればいいし、楽しんでいればいい。ただ、寄せられたコメントをお読みになって分かりますように、同じ批判でもちゃんとした批判もあります。しかし明らかに自主的偏見とか、差別的、あからさまな人種的な、これはとても読むに耐えないというようなものもたくさんあります。そういうものは、僕らは全く受け付けません。
 鳥越氏の匿名嫌いも相当なものだが、この「実名性による内容の担保」というのはオーマイニュースの主軸であるようだ。

 ところが、もしも前述の記事が「釣り」であるとすると、この主軸ですら甚だ危ういものであると言わざるを得ない事になってしまう。

 このことはOhmyNews開店準備ブログで、編集人佐々木俊尚氏が端的に言い表している。
実名主義はオーマイニュースの最大の武器であるのは間違いないが、しかし匿名と実名を切り分けたからと言って、秀逸な意見とそうでない意見を切り分けられるわけではない。基本的には匿名-実名と、秀逸な言論-妄想言論というのは別の次元の話であって、実名にしたから素晴らしい発言ばかりが寄せられると期待するのは、それこそ幻想でしかない。
 「実名」制度が内容の担保にさして寄与できないとすると、あとは、<編集部>のチェック機能に期待するしかない。

だが、創刊時のインタビューを見る限り、あまり期待は出来そうにないのである。

「オーマイニュース」編集長の鳥越俊太郎氏ら、報道陣と一問一答 Intenet Watch 増田 覚 2006/08/28 20:27
――市民記者の記事を採用する際の判断基準は?

鳥越氏:常識的に考えて一定のレベルに達していれば、掲載する。事実関係がでたらめであれば、不採用になる。

――誰でも市民記者として登録できるということだが、特定の団体・企業に所属する人が、自らの利益につながるような記事を投稿する可能性はないのか?

鳥越氏:可能性としてはある。編集部が、そういった記事を見逃すこともあるかもしれないが、ある程度は判断できる。ある一定の方向を持った記事が大量に投稿されたら、おかしいとわかるからだ。その際は何らかの処置が必要になる。その判断ができないようでは、我々もプロではない。

――ある会社の株主が、その会社に対して好意的な記事を書くときには、株主であることを明らかにしなければいけないという綱領はあるのか?

鳥越氏:市民記者がどの会社の株主であるかは、なかなかわからない。どうすればいいか、教えてほしい。ある会社について肯定的な記事を書く前に、その株をすでに買い占めておくとか、批判的な記事を書く際に、あらかじめ株を空売りしたりすることも想定される。そういう場合については、リトマス試験紙があるわけではないので、編集部の職業的な直感で嗅ぎ分けるしかない。
 要するに「常識」や「勘」頼みだということである。

 もしも問題の記事が「釣り」だったとすれば、編集部の勘とやらも、さしてアテにはなりそうもない。

世の中には実名だろうがなんだろうが悪ふざけをするヤツもいるというのは、鳥越氏の「常識」の範囲外なのかもしれないが(笑)

 実名性と編集部のチェックという、「内容の担保」がアヤシげな場合、読者として「記事」に接するには「ウソをウソと見抜ける人でないと難しい」ということになる。

「何もなかった」「左翼ジャーナリズムの集合体」…… オーマイニュース創刊日 ~ ネットからの反応あれこれ 田中 康文 2006-08-29 08:30 OhmyNews
7月21日から募集を始めた市民記者の登録者総数は創刊当日の午前10時時点で975人。その5時間後、記者会見が開始された15時には1145人に達し、1000人を超えた。2000年の韓国オーマイニュース創刊時の市民記者総数は700人だったという。

 創刊時点で日本の市民記者数が韓国を上回ったことについて、編集部では「予想以上」、「実名で、銀行口座の入力を求めて、高いハードルだったにもかかわらず、多くの方に登録してもらえて心強い」などとコメントした。


 既存メディアの引き写しの記事と内容の担保が怪しげな「記事」で構成される「言論の場」…それって匿名掲示板やブログと、どこが違うのか?内容の検証のコストを、結局読者に負わせるという点では何ら変わらないのではないのか?

 「新メディア」を目指すオーマイ編集部は少なくともこの疑問には答えを出していく必要があるだろう。

 まあ、いずれにしても興味深い新メディアであることには間違いない。だけど、俺みたいに興味本位でしばらくウォッチするヤツはいるかもしれないが、そのページビュー=広告効果であるとは思えないのだがねぇ。結局メディアビジネスとして成立するには内容次第なので、頑張ってほしいものだ。

---------- 2006/08/29 16:30追記
オーマイニュース自身に記事が出た。2ちゃんねらーに釣られたオーマイニュース編集部
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by SIGNAL-9 | 2006-08-29 11:17 | 一般の話題 | Comments(0)

「小惑星」がなくなる?

冥王星など入れる新分類、「矮小惑星」?…和名検討へ 2006年8月25日19時52分 読売新聞
冥王(めいおう)星を惑星から除外する国際天文学連合の決定で、太陽系の天体に新たな分類名がつけられたことを受け、日本学術会議は25日、新分類の和名を検討することを決めた。

 学術会議内に日本惑星科学会などの専門家らで作る委員会を作り、半年以内に和名をつけるという。

 新たにつけられた分類名は冥王星や小惑星セレスなどを指す「Dwarf Planet」、惑星と矮小(わいしょう)惑星いずれにも入らず、衛星でもない天体の総称「Small Solar System Bodies」など。

 それぞれ「矮小惑星」「太陽系小天体」と訳せるが、学術会議で、わかりやすく親しみやすい和名を検討するという。
  2006-08-25 10:00のエントリで、大した問題ではないように書いたが、すまん、完全な認識不足であった。
 これ、ある意味ではけっこう面倒くさい話なのだな。

 問題は、【特集・太陽系再編】(3)「小惑星」が消える 2006年8月21日 アストロアーツに詳しい。
 当該記事は、IAU決議前のものだが、今回の「定義」の影響に関しての問題点としてはそのまま使える話だ;

二重の意味を持つ「小惑星」

本当の問題は、さらに大きな次元にあります。なんと、IAUが提案した原案では「小惑星(minor planet)」という呼び方そのものが廃止されようとしているのです。

「太陽を回る他のすべての天体は、まとめてSmall Solar System Bodiesと呼ぶこととする。」(国立天文台 アストロ・トピックス 230)

その理由は、「惑星」と「それ以外」を区別する以上、「それ以外」の方に惑星という言葉が付いてはいけないから、と説明されています。"Small Solar System Bodies"は日本語で言えば「太陽系小天体」になりますが、惑星や衛星以外で太陽の周りを公転している天体はすべてこう呼ばれることになります。そこには従来の「小惑星」に加えて、彗星なども含まれます。今まで「小惑星」と呼ばれていた天体をまとめて定義する名称がなくなってしまうと「小惑星番号」の扱いにも困ってしまうことでしょう。

おまけに、この改称によって、日本語を使う私たちは英語を話す人よりも大きな混乱に陥るかもしれません。英語には"minor planet"とは別に、「岩石質の小天体」を示す"asteroid"という言葉が存在するのに、どちらも日本語で「小惑星」と訳されているからです。たとえば小惑星が密集する火星と木星の間の領域は、日本語では「小惑星帯」ですが英語では"asteroid belt"と呼ばれます。ちなみに、"asteroid"に含まれない"minor planet"は主に氷でできた小天体で、エッジワース・カイパーベルト天体が代表的な存在です。英語圏で"minor planet"と"asteroid"がしばしば混同されていることを考えれば、新しく定義しなおすことは意味があるかもしれません。しかし、日本人は理科の授業を受ける生徒から天文学者にいたるまで頭を抱えることになるので、うまい翻訳を考えてほしいところです。

結局セレスは「小惑星」になる?

「小惑星(minor planet)」の呼称を廃止することには、別の意図もあるかもしれません。「惑星」が増えても、「呼び名に惑星を含む天体」が他になくなってしまえば、「惑星」の中で格付けをしても混乱を招かないからです。たとえば、IAUは提案の中で「1900年以前に認められた8つ(水、金、地、火、木、土、天、海)の惑星を便宜的に『古典的惑星(classical planet)』と呼び、セレスは『矮(わい)惑星(dwarf planet)』と呼ぶことを推奨する」としています。

「冥王星や2003 UB313を惑星に」という声とは別に、「惑星は8つしか認められない」という声が強かったのも事実です。ひょっとすると、今回の原案は「古典的惑星」を非公式用語ながら提案することで、両方の意見を取り入れた折衷案的な要素があるのかもしれません。しかし、「矮惑星」は言いにくそうですね。天文用語で"dwarf"は「矮」と翻訳されることが多いのですが、"dwarf"は「普通より小さい」という意味の英単語ですから、"dwarf planet"をなじみのある日本語にすれば「小惑星」に…。


 実は、俺も最初に原文の決議文を読んで、"dwarf"の訳に迷った。一般紙を見ていると暫定的に「矮小惑星」か「矮惑星」が使われていて、『あ、そういや、"dwarf galaxy"って"矮小銀河"なんて訳がされていたような…』とぐぐってみたら、そうだったんで、『矮小惑星』つー訳を当ててみたのだが、「"小惑星"と"矮小惑星"だとどっちが大きいのか字面から分かりにくいようなぁ」と思っていたのだ。

 よくよく読んでみると"minor planet"や"asteroid" という言葉に代えて"Small Solar System Bodies"(「太陽系微小天体」とでも訳すのか)となるようで、だとすると日本語訳の"小惑星"の立場がなくなってしまう。要するに、「小惑星」は「惑星」ではない、とするわけだからな。
 大・中・小でいいじゃん、というわけにはいかないのだ。

 まるで玉突き現象だが、マジメに考えると「小惑星」という日本語訳は変更せざるを得ないわけである。

 さて困った。冥王星降格なんかよりよほど影響がでかいんじゃないか、これ。

 宇宙戦艦ヤマトやミレニアム・ファルコンの"小惑星帯"の激闘、こういう使い方ができなくなっちゃうわけだな。

 「小惑星」をナシにして、新たな訳語で統一するのか、それともグローバルスタンダードには目を瞑って「小惑星」を生かすのか。日本学術会議のセンスが問われる(笑)。
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by SIGNAL-9 | 2006-08-28 10:11 | 一般の話題 | Comments(0)

爆発炎上パソコン:バッテリー交換プログラム - iBook G4 および PowerBook G4

案の定DELL以外にも飛び火。

バッテリー交換プログラム - iBook G4 および PowerBook G4
アップルでは日本のソニー株式会社製のバッテリーセルが含まれた特定のリチウムイオンバッテリーがまれな状況で過熱するという安全上の問題を引き起こす可能性があることを確認いたしました。

対象となるバッテリーは、12 インチ iBook G4、12 インチ PowerBook G4、および 15 インチ PowerBook G4 ノートブックコンピュータ用に、2003 年 10 月 頃から 2006 年 8 月頃の期間に世界各地で販売されました。
詳しい対象型式はリンク先をご確認いただきたい。

アップルコンピュータ社による同社製ノートブック型コンピュータの電池パック回収に対する弊社の対応について
米国時間8月24日(日本時間、本日未明)、アップルコンピュータ社と米国消費者製品安全委員会は共同で、アップルコンピュータ社製ノートブック型コンピュータの一部に採用しているソニー製リチウムイオン電池セルを使用した電池パックを、同社が自主回収することを発表しました。
(中略)
今回のアップルコンピュータ社および先に発表されたデル社のリチウムイオン電池パック回収プログラムにおいて、弊社が負担する交換用電池パックおよびその他関連費用は、現時点であわせて200億円から300億円※を見込んでおります。
SONYいわくは
なお、弊社では、現時点で今回の対象リチウムイオン電池セルを使用している電池パックについて、これ以上の回収が行なわれることはないと考えております。
つーことのようだが…?
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by SIGNAL-9 | 2006-08-25 15:40 | 電算機関係の話題 | Comments(0)

ツンドクしていたアニメをまとめ観した。

 旧作ばかりなので今更感が強いが、覚え書きとして。

「ぴたテン」

 BOXが投げ売りされていたのでつい気の迷いで(笑)

 魔法少女モノは守備範囲外なので、比較的最近のものでも「コメットさん☆」くらいしか観ていない。
 たまたまなのかもしれないが、両作とも、ワキ役が主役を喰ってしまったところが共通点といえば共通点のような気がする。「ぴたテン」では悪魔の紫亜さんが、「コメットさん☆」では敵役のメテオさんが、主役よりも魅力的。
 主役は明るい「イイコ」でなきゃならないので、表現の自由度が制限される。結果的に面白みに欠け感情移入しにくいからかなぁ。

 しかし「天使と悪魔が同居してて、しかも天使の方がトラブルメーカで悪魔の方が人の役に立ついい人」というのはよく考えるスゴイ設定ではある。
 世の中にはハリー・ポッターでさえ糾弾する既知外原理主義的勢力があるというのに、子供向きに作れる日本てぇのはある意味幸せだなぁ。

 そういえば、以前、知り合いのアメリカ人にアニメを貸せといわれて「かみちゅ!」を貸してやったら、家族でちょっとした議論になったそうだ。
 まあ確かに「神様で中学生」だの「焼きそばの神」だのというのは、在日期間も浅くなく日本語不自由なしであっても、キリスト教文化圏の御家庭にはちょっとわかりにくかったかもな。
 あ、もしかして「かみちゅ!」って靖国問題解決の一助として使えるかも(笑)


「CYBERSIX」

 99年の作品だが、先日地上波で集中放送したので録画しといた。

 13話全体の構成はダメダメだが、演出・脚本は水準以上。

 アルゼンチンの漫画原作をカナダ・日本合作ということで、キャラデザインが日本では一般受けしないかもしれないが、作画も破綻無くよく動く。特に青山浩行コンテの第12話なんか、「FF VII アドベントチルドレン」のスタッフは何百回も見るとよろしい(笑)

 だが、日本語版で、お笑いのオセロの二人に声優やらせたのはいくらなんでもどうかと思う。本人たちが頑張っている風(努力が結果として伝わってこないのだ)なだけに痛々しい限り。
 男装のアクション・ヒロインなんて、タダでさえ難しい役どころなのにトモちゃんにやらせるのはど~よ?

 声優専門で無い人のアテレコというのは、すばらしく上手くいった例も多数あるので全否定する気はさらさらないが、話題づくりのためだけでやらせるのはナシにしてくれないだろうか。実績のある声優がいるのにお笑い芸人に吹き替えさせた映画版「サウスパーク」なんて暴力的ですらある。

 ついでにいうと、内容と合わないテーマソングというのも激萎えの原因なのでナシの方向で(あ、「CYBERSIX」のオープニングはカッコいいです。念のため)。

 最近で言うと「メルヘブン」ね。大人の事情は重々承知だが、幾らなんでも少年向けバトル主体のファンタジーアニメに、「雨に気をつけてね、夢・花火」なんて業の深い『オープニングテーマ』はないでしょう(笑)
 あと、「ウィッチブレイド」能天気な新テーマとか。

 アニメ側・音楽側、お互いの為に不幸だ。


「げんしけん」

 これもBOX安売りしてたので。

 アニメ化した意味がよくわからない。

 原作自体がアニメ向きであるとは思えないので、そもそもアニメ化という企画自体が良かったのかどうか。
 例えば構成の横手美智子などは達者な人(達)だと思うのだが-「エアマスター」なんかいい仕事だった-、スタッフの努力が成功しているとは残念ながら思えない。

 原作アリの作品というのは、原作に対する価値の付与とか、別の価値の提供みたいな役目を果たしていないと評価しにくいと思う。

 原作に対する価値の付与という意味では、「原作そのまま」が素晴らしかった「蟲師」という例がある。が、アレはそもそも原作が30分アニメと親和性が高かったわけで(原作とアニメを見比べてみると絵コンテを読んでるみたいだ)、「げんしけん」とは作品の質が異なる。

 「げんしけん」の場合、「原作そのまま」というわけにはいかないだろう。フィクションとしての誇張はあるにせよ「オタクの日常」を描いているわけだから、ストーリも波乱万丈つーわけでもないし、絵柄もおとなしめ、非日常的なアクションもギャグも使えないわけだから。

 「げんしけん」と同じ横手美智子つながりだと、ちょっと前に「苺ましまろ」つーのがあったが(こっちは横手美智子は脚本で参加)、こちらは良作。
 ただの「ヲタ向けのロリアニメ」だなんて思ったら大きな間違いである。ま、確かにロリヲタ向けではあるのだが。

 原作のオフビートぐあいを上手くマイルドにして、テレビに収まるシチュエーション・コメディとして仕立ててある。その意味では原作とは異なる価値の提供に成功しているように思う(OVA化の計画があるそうなので、テレビ放映という箍が外れた場合にはどうなるかわからないが)。

 「げんしけん」の場合、「対原作」という観点でいうと、どっちつかずの印象が拭いきれていないように感じた。端的に言えば「原作読んでりゃアニメは見なくてもいいかなぁ」つーことで、次回予告がいちばん面白かったのは困ったものだ。
 ま、原作読んでる人間の感想なんで、ピュアな目で観りゃあそうでもないのかもしれんが。
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by SIGNAL-9 | 2006-08-25 12:42 | 読んだり見たり | Comments(0)

『ゲド戦記』戦記

アニメ映画『ゲド戦記』、原作者のル・グインがそーとー怒っているようだ。

Gedo Senki

 冒頭でいきなり「映画に関して『なんでこんな風にしたの?』と聞かないでくれ。あたしだって不思議に思ってるんだ」(意訳)とこうくる。以下、原作者側から見た状況を要約してみると;

 アニメといえばディズニーくらいの印象しかなかった原作者は、20年くらい前に宮崎駿の最初のアプローチがあった時には、アニメ化は断ったのだが、その後6・7年前に『となりのトトロ』を見て、宮崎駿が作ってくれるなら映画化してもいい、といったわけだ。それどころか原作で空白の期間になっている部分を宮崎駿が好きに作ってくれていいとまで提案した、と。

 ところが2005年8月に、「宮崎駿が引退したがってるので、(実績ゼロの)息子の吾朗が引き継ぎたいのだが」といわれた。失望し不安は感じたが、作業は宮崎駿承認の下に進められるという「本当に確実な印象を与えられた」。

 で、OKしたのだが、結局のところじっくり作ってくれるどころか短兵急で、しかも宮崎駿はノー・タッチ。おまけに引退するはずの宮崎駿は別の映画を製作してるというではないか。

 完成した映画を吾朗が見せに来て「映画は気に入りましたか」と聞いてきた。
現状では簡単に答えられるような簡単な質問ではない。私は言った『ええ。これは私の本ではない。あなたの映画だ。いい映画です』」
 …ま、確かにオトナだったら、作った本人に向かってはこう言うしかねぇよなぁ。

 ところが、この「感想」は個人対個人の場での話のつもりだったのに、吾朗はそれをBlogに載せて公にした。
そのパーティーの最後のお別れの挨拶のとき、
自分からル=グウィンさんに映画の感想を求めました。
これだけはきちんと聞いておかなければと思ったからです。

彼女は短く答えてくれました。
「It is not my book.
It is your film.
It is a good film.」
と。

彼女としては、本当はたくさんおっしゃりたいことが
あったのではないかと思うのですが、
それでも温かい笑顔とともに下さった言葉です。
 ル・グイン側からすれば、オフレコのつもりの感想を公けにしたのなら、こっちも「本当はたくさんおっしゃりたいこと」を書かせてもらうが…というわけだろう。
 以下、原作者本人による映画評が続くのだが、急ごしらえで、暴力的で、統一感も一貫性も感じられない原作の改変で、説教くさくて…と、さすがに大人オブラートに包んだ表現だが、どう読んでもクソミソである。

 俺は原作は昔読んだけどあまり関心しなかったんで思い入れゼロ、映画のほうも付き合いでみたけど論評にたるものではない、という感想なんで映画自体に関する意見を述べる資格は無い。

 だが、この「原作者側の認識」からすりゃあ、たしかに「詐欺的」な行為と思えるんではなかろうか。

 この件に関して、宮崎駿は何か言うべきことはないのかなぁ?
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by SIGNAL-9 | 2006-08-25 10:46 | 一般の話題 | Comments(0)

冥王星≠惑星


太陽系惑星は8個に、冥王星は矮惑星に格下げ - IAU総会で可決 MYCOMジャーナル Yoichi Yamashita 2006/8/25
チェコのプラハで開催中の国際天文学連合(The International Astronomical Union: IAU)総会で8月24日(現地時間)、太陽系の惑星(planet)数を8個とする定義案が賛成多数で採択された。1930年に発見されてから"惑星"の地位にあった冥王星(Pluto)は「矮(わい)惑星」(dwarf planet)という新分類に入れられる。
 これで、我々の太陽系の惑星は「水金地火木土天海」に、地球から見て太陽の裏側にあるバルカン星と、地球の裏側にあるらしいコリン星を加えて10個ということになってしまったわけだが。

 IAU総会は何気に政争の様相を呈して紛糾していたようだが、まあ、一応の決着を見たわけで、個人的には支持できる内容だと思う。

IAU 2006 General Assembly: Result of the IAU Resolution votes 24. August 2006, Prague
RESOLUTION 5A
The IAU therefore resolves that "planets" and other bodies in our Solar System be defined into three distinct categories in the following way:

(1) A "planet"1 is a celestial body that (a) is in orbit around the Sun, (b) has sufficient mass for its self-gravity to overcome rigid body forces so that it assumes a hydrostatic equilibrium (nearly round) shape, and (c) has cleared the neighbourhood around its orbit.

(2) A "dwarf planet" is a celestial body that (a) is in orbit around the Sun, (b) has sufficient mass for its self-gravity to overcome rigid body forces so that it assumes a hydrostatic equilibrium (nearly round) shape2 , (c) has not cleared the neighbourhood around its orbit, and (d) is not a satellite.

(3) All other objects3 except satellites orbiting the Sun shall be referred to collectively as "Small Solar-System Bodies".

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1 The eight planets are: Mercury, Venus, Earth, Mars, Jupiter, Saturn, Uranus, and Neptune.
2 An IAU process will be established to assign borderline objects into either dwarf planet and other categories.
3 These currently include most of the Solar System asteroids, most Trans-Neptunian Objects (TNOs), comets, and other small bodies.
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  1. "惑星"とは、(a)太陽を周回する軌道で、(b)自己重力による静力学的平衡(ほぼ球形)形態を保つのに十分な質量があり、(c)その軌道周辺に似たものがない もの
  2. "矮惑星"とは、(a)太陽を周回する軌道で、(b)自己重力による静力学的平衡(ほぼ球形)形態を保つのに十分な質量があるが、(c)軌道周辺に似たものがないこともなく、(c)衛星ではない もの
ズサンな私訳をあげておいたが国立天文台の解説を見つけたので引用しなおしておく。
(1) 太陽系の惑星(注1)とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、 (c) その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体である。

(2) 太陽系の dwarf planet とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し(注2)、(c) その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり、(d)衛星でない天体である。

(3) 太陽の周りを公転する、衛星を除く、上記以外の他のすべての天体(注3)は、Small Solar System Bodies と総称する。

注1: 惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つである。

注2:基準ぎりぎりの所にある天体を dwarf planet とするか他の種別にするか を決めるIAUの手続きが、今後、制定されることになる。

注3:これらの天体は、小惑星、ほとんどのトランス・ネプチュニアン天体(訳注1)、彗星、他の小天体を含む

冥王星についての決議
 国際天文学連合はさらに以下の決議をする:
  冥王星は上記の定義によって dwarf planet であり、トランス・ネプチュニアン天体の新しい種族の典型例として認識する。
 いずれにしても基準は必要だし、基準自体がグレーゾーンであるのは好ましくないし、観測技術の向上によってやたらめったら「惑星」が増えるよりゃあマシだろう。まあ、これで「新惑星発見」という科学上の名誉がひとつ減ってしまったわけだが(いくらなんでもこの条件で新たに見つかるつーことはなかろう)。

 とはいえ、当事者以外にはどーでもいいニュースなわけで(笑)、マスコミも「教科書の書き換え」だの「占星術への影響」だのというどーでもいい影響に関して取り上げざるを得ないくらいどーでもいい話ではある。俺としても
  1. 「水金地火木バッテン荒川」的なダジャレがもう使えなくなる
  2. 「ガミラス冥王星基地の攻防」みたいな、SF設定にちょっと影響するかなぁ
程度しか思い浮かばん。

 ただ、「教科書をどーする」とかいう問題の取り上げ方はちょっと違うのではないかと思う。

 仮に書き換えが間に合わず教科書が古いままであっても、そこは教師が補完すりゃあいいだけの話で、「この教科書の内容が古くなっているのはなぜか」というのを取っ掛かりとして、この簡単な定義だけみても「なぜ太陽を周回してるのか」「質量があるとなぜ球体になるのか」等々、いくらでも話題を広げられるネタはあるわけだ。つーか、そういうのが科学教育つーものである。

 教科書に書いてあるとーりに教えるだけだったら教育を人間がやる必要ないものな。
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by SIGNAL-9 | 2006-08-25 10:00 | 一般の話題 | Comments(0)

「総括」ってどうやるの?

 お盆休み中にテレビでよく聞かれた単語「総括」

 文脈としては「靖国」だの「先の戦争」だの「戦争責任」だのを、「日本として」「我々日本国民の手で」…つー形で使われていた。

 面白いことに、靖国賛成派も反対派も、この「総括」つーやつは必要だ、という点で認識が一致している様子があちこちのTV討論で見て取れた。

 皮肉ではなくマジに知りたいのだが、その「総括」って具体的にどうやるの????

 最近、読売新聞ががんばって「総括」記事を掲載していたが、「この読売史観で日本の『総括』は終わりね」というつもりはなかろうし、そんなことをすれば「ふざけるな」みたいな反発が諸外国左右両派含めてあるだろう。

 それとも、「あなたはいわゆるA級戦犯が戦争犯罪人だと思いますか?思いませんか? Yes/No」みたいな国民投票でもやろうというのか? あるいは、その一点を争点にして選挙するのか? 多数決で勝ったら、選ばれた時の政府が「総括」してくれるの? こりゃ別に今までのやり方と変わらんような気もするけど。 エライ学者さんたちが鳩首協議して「総括」してくれる? これもやはり人選含めて大問題になりそうな気が。

 あるいは、日本国民の手でもう一回東京裁判をやろう、というのが趣旨なのか? その場合、誰がどうやって「裁く」のか、という「裁判の方法」を決めるだけでも膨大な時間とコストが必要な気がするのだが。 というか決められるのか、そんなこと。
 「もういっぺん戦勝国の皆さんに裁いていただこう」という方がまだしも分かりやすいが、現実的に出来るのか、そんなこと(笑)。

 「具体的な方法」を提示しないで「必要」「必要」というのは、マスコミの決まり文句「よく考えてみる必要がありそうです」「問い直す必要がありそうです」と同じ思考停止フレーズなのではないか?
 つーか、「総括」という言葉が単に「議論」を言い換えただけのものなら、それは「総括」ではないわな。今までと変わらないから。

 毎度毎度のことだが、「主体は誰なんだ」「具体的な方法はどうするつもりなのか」という疑問がこの手の「マスコミ用語」には付き纏う。
 同じデンで、非常にアヤシゲなフレーズに「コンセンサス」だの「諸外国の理解」だのという単語があるが、具体的に何をどーしてどうなれば、それが得られたと見なすのかというトコロが、俺のもずく頭ではなんとも分からないのだ。

 愚民を善導しているらしいマスコミ諸氏は、5W2Hで解説してくれないものだろうか? 個人的には、この民主主義の日本で、「特定の歴史認識」に「総括」するつーのは現実的に不可能なんじゃないか-むしろ、「総括しなきゃ」という主張の方が恐ろしいような気がするのだが。
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by SIGNAL-9 | 2006-08-21 13:33 | 奇妙な論理 | Comments(0)

爆発炎上ノート:デル・ソニー10カ月前からバッテリーの問題を認識

爆発炎上ノート:デル・ソニーは10カ月前からバッテリーの問題を認識 Posted Aug 20, 2006, 6:00 AM ET by Ittousai japanese.engadget.com
大阪でのショッキングな爆発炎上ノート写真に始まって各地で出火・炎上・全焼の報告が相次ぎ、ついには410万本のリコールそして他社製品の安全性調査にまで発展したデル / ソニーの欠陥バッテリ事件ですが、InfoWorldによれば両社は10カ月以上前からバッテリーセルの問題を認識しており、話し合いを持っていたとのこと。
 こういう動きになるというだけで、Blogみたいなネットワーク・メディアの有用性が証明されているのでないだろうか。10数年前だったら、実際に火災や死亡事故が起こらない限り闇から闇だったような気もする。

 ということで、ノートPCユーザはこのあたりのアンカーからどうぞ。問題がDELLだけに止まるとは限らない。
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by SIGNAL-9 | 2006-08-21 11:42 | 電算機関係の話題 | Comments(0)