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ラップトップパソコンの『爆発』写真

Dell laptop explodes at Japanese conference
the INQUIRER 2006/06/21 13:22
一人のINQ読者が、日本のコンファレンスに参加中、わずか数フィートの距離でラップトップパソコンが炎を上げて爆発するという、死亡事故になりかねない場面に遭遇した。

読者のGuilhem氏の報告「あのシロモノは5分以上も燃えていて、数回爆発したんだ」同じような場面に遭遇した場合への彼のアドバイスは「勇敢な/愚かなマネをしようとしないで。とにかく離れて、離れて!」である。

「記録の為に言っておくと、これはDellのマシンだ」Guilhem氏は指摘する。「こんなことが飛行機の中で発生するのも時間の問題だ」

(中略)

 問題のコンピュータの型式についての詳細は不明だ。しかしながら、この(写真という)証拠から鑑みるに、ラップトップ(膝の上)を膝の上で使うのは止めた方がいいだろう。
 写真は元サイトで確認いただきたいが、これはシャレにならん。まさに「爆発」してるではないか。


 俺には写真からはこのマシンが本当にDell製なのかどうか判断できないが、該当記事を取り上げている/.のエントリでもポイントされているように、Dellは何回かバッテリのリコールをやっている。

 写真を見たところ、どこぞのホテルの宴会場で行われている、比較的小規模なコンファレンスのようなので、もしかして参加者の持込のPCなのか?
 いずれにしても、灰皿も置いていないし、火の気になりそうなものも見当たらない。PCそのものから発火・爆発していると推測できる。

 一歩間違えば大惨事ではないか。これが飛行機内や列車内で起きたらというGuilhem氏の指摘はもっともだ。

つーか、こんなことが日本で起きたって話、一般マスコミでは見た記憶が無いのだが。いつ、どこで行われたコンファレンスなのか、ホントにDellのマシンなのか。隠しておいていいようなことではないと思うぞ。
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by SIGNAL-9 | 2006-06-22 09:31 | 電算機関係の話題 | Comments(0)

どこにもない「東京」

 劇場ではスルーした「ALWAYS 三丁目の夕日」であるが、DVDがたまたま目に付いたので見てみた。

 東京出身者としては、終始「違和感」を拭いきれない作品である。
 どーも、「身体感覚」にそぐわないのだ。

 例えば、物語の舞台である「夕日町」だが、東京のどの辺りを想定しているのか、体感的にまったくわからない。

 東京タワーがあれほど間近に見えているところを見ると、たぶん虎ノ門か愛宕あたりの設定?と思うのだが、上野から夕日町に向かう進行方向左手に東京タワーが見えるんだから三田の方か?

 どっちにしてもいかにも「下町」風な町並みにかなり違和感を感じる。例えば子供たちの通う小学校は、「田舎」の木造校舎みたいな建物で周りにビルもないし土の校庭だし、昭和30年代の港区周辺にあんな学校がホントにあったのかしら? 港区に比べるとかなり江戸の端っこのウチの方でも、昭和20年代から鉄筋だったのだが。

 いったん気になりはじめるともうダメで(笑)、33年にテレビであの大騒ぎはど~よと思うし、子供の読んでる漫画雑誌は紙質が良すぎるし、逆にオート三輪は古過ぎるし、上野駅まで行くのに港区周辺だったらわざわざ車で飛ばさなくても電車の方が便利だし。少なくとも上野と東京タワーの距離感と位置関係はすっごくヘンだ。

 つーか、宣伝文句では「下町下町」いってるけどそもそも港区あたりは「下町」じゃあないし(笑)

 …とまあ、論ってくと切がないのだが、ひとことでいやあ、言葉は悪いのかもしれんが、「田舎の人の頭の中にある東京」って感じの違和感なのである。

 俺みたいな東京モンが「大阪」をイメージだけで地図にしたような感じ-通天閣のすぐ横に大阪城と甲子園球場があって坂田三吉が縁台で将棋打ってる…みたいな、と言えばおわかりいただけるだろうか。

 もちろん、きちんと時代考証をしているのだろうから、俺の感覚と記憶の方が間違っている部分も多いのだろうが、どうもしっくりこないのである。

 まあ、ノスタルジーの象徴としての「どこにもない東京」と見ればいいのだろうが。映画自体には好感が持てただけにちょっと残念。
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by SIGNAL-9 | 2006-06-19 13:03 | 読んだり見たり | Comments(0)

トヨタ、ロボットスーツ実用化へ

ロボットスーツ実用化へ トヨタ「自動車製造」分野向け FujiSankei Business i. 2006/06/09 07:47
トヨタ自動車は8日、身につけた人の腕力などを数倍に高めることができるロボットスーツの開発に乗り出したことを明らかにした。自社工場での活用を予定しており、生産性の向上などに役立てる。

 ロボットスーツは、身につけた人の身体の一部として思い通りに動き、数十キロの荷物でも数キロの重さのような感覚で持ち上げることができる。すでに初期レベルの試作品は開発済みで、トヨタでは自動車工場での応用を前提に開発に取り組む。
 記事中でも触れられている筑波大学の山海嘉之教授らのベンチャーサイバーダインロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)も本格始動ということで、なかなかに楽しみな話ではある。
 トヨタも、ホンダのASIMOに対抗してつーわけではなかろうが、自動車メーカの技術力を見せつけるいいネタだと思うので、かんばって欲しいものだ。

 もっとも、こういう機械が一般化し、あらゆる分野に進出するようになるとロボットスーツ犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになったりして、警視庁は続発するロボットスーツ犯罪に対抗すべく本庁警備部内に特殊車両三課を設立し、これに対抗。通称「特車三課」・パトロール・ロボットスーツ中隊――『パトロボスーツ』の誕生である…う~ん、語感が悪い。

 個人的には「ロボット・スーツ」という呼び方には、語感も含めて違和感がある。

 俺としては自律して動くものを「ロボット」と呼びたいので、こーゆーシロモノは何か他にもっとかっちょいいネーミングを考えて欲しいものだ。いや、「HAL」は確かにかっちょいいけど、一般用語として。

 英語だとExoskeleton(外骨格)みたいな呼び名もあるみたいだが、これもイマイチだよな。"装甲"みたいなものを連想させるし。
 かといって「パワード・スーツ」みたいな「殴るぞこの野郎」的な名前も、用途的にちょっと違うような気もするし。筋力増幅だのいうと「まっする」だの「すとれんぐす」だの「ばっちこーい」な感じが付きまとうので(偏見)いまひとつオシャレさに欠けるというか。

 こーゆーシロモノはなるべく平和な方向で進歩して欲しいので、逆におもいっきりかわいい、おまぬけなネーミングの方がいいかもな。「ちくわぶ」とか「はに丸」とか。…って意味がわからねぇか。

 そうはいっても、ロボット・スーツ装着しての格闘技大会とか始まっちゃったら、真っ先に見に行っちゃうんだろうな、俺(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-06-12 14:15 | 一般の話題 | Comments(0)

畏怖が生み出した病弊

「悪魔の詩」翻訳者殺害7月時効 手がかり求め遺族奔走 asahi.com 2006年06月10日15時47分
イスラム教を侮辱したとして物議を醸した小説「悪魔の詩」の翻訳者で、筑波大助教授の五十嵐一さん(当時44)が91年、筑波大構内で刺殺された事件が今年7月で時効を迎える。「国際テロ」の疑いでの捜査も進められたが、真相は不明のまま。遺族は、もどかしさを募らせている。
 同日の読売新聞記事によると『首を刃物で切りつけた残忍な手口などから、「90%以上の確率で外国人による犯行」(県警幹部)との見方を取った』とのことだが、犯行声明らしきものが出たという話も聞かない。予断はいかんのかもしれんが、まあ、やっぱり「悪魔の詩」を翻訳したことが原因という推定は妥当なところだと思う。

宗教がらみということではこんな記事も。

「ダ・ヴィンチ・コード」、中国で一斉に上映中止 2006年6月10日20時34分 読売新聞
【北京=末続哲也】中国国内の映画館は9日、キリストの描写などをめぐり国際的な論議を呼んでいる話題の米映画「ダ・ヴィンチ・コード」の上映を一斉に打ち切った。

 中国当局が上映中止を急きょ命じたためで、国内カトリック教徒の反発に配慮した結果と見られている。
 マルクス主義的には「宗教は阿片だ」ってことになってるそうだから、表向きは「国内映画の上映推進」つーことになっているようだが、こりゃやっぱりデモでも起こって「不測の事態」が発生するのを嫌ってってことなのだろうな。

 つーか、「ダ・ヴィンチ・コード」も前提からして「ウソ・誇張」なんだから、フィクションとしての立場を守ってりゃあいいのに、作者自ら「事実である」みたいなヨタを飛ばすもんだからこーゆー騒ぎになる。
 まあ、話題になってトータルで儲かりゃそれでOKなんだろうけど。「悪魔の詩」の再現みたいなことにならないようにダン・ブラウンも注意したほうがいいかもな。

 俺は学生の頃に宗教色の強い学校に通っていたこともあって、「人類にとって、宗教は畏怖が生み出した病弊であり、数え切れない悲惨さの根源である」(バートランド・ラッセル 『私がキリスト教徒でない理由と、宗教ならびに宗教関係のエッセー集』)つー事の多くの実例を目撃してきたのだが(笑)、昨日はテレビを見ていても、シューキョーに三千万円寄付しちゃった主婦(TBSの「報道特集」)やらNHK「日本の、これから」でキャンキャン騒いでた市民運動屋のオバサン(カルト宗教の信者そのものだったね)など、はまり込んじゃったヒトタチの痛々しい有様を見るにつけ、まぁ、人間、あんまりマジメじゃなくテキトーに生きてるのがいいわなぁ…と改めて思った次第。
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by SIGNAL-9 | 2006-06-12 12:33 | 奇妙な論理 | Comments(0)

有人宇宙飛行ってホントに必要なの?


 2005年11月28日付エントリで、『はやぶさ』と中国の有人飛行を比べて俺はこう書いた。
「中国様にはかないません」ってか? 有人飛行なんかより100倍スゴいちゅーねん!
 いささか挑発的な書き方ではあるが、本気である。

 日本は有人宇宙飛行なんか目指す必要はないと思うのだ。
 そもそも高価なコスト-最悪は人間の命-をかけてまで、わざわざナマモノを宇宙に送ってメリットはあるのか?

つーか宇宙で何をする?

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の有人宇宙飛行の項によると;
宇宙ロケットに人間が乗り込むことには、依然安全上の大きなリスクがあり、実際に宇宙開発においては惑星探査などその多くをロボットが担っているが、人間が行わなくてはならない活動も少なくない。宇宙船内での高度な実験、宇宙ステーションの建設などを行うことは、すなわち宇宙開発の主導権を握ることを意味する。現在建設中の国際宇宙ステーションでは有人飛行実績の高いロシアとアメリカが、主導的な立場を担っている。
なのだそうだが、「宇宙船内での高度な実験」というのはいったいナンなのか、俺にはさっぱりわからん。

メダカ育てたりしてるアレのことか?

 例えばオンラインで「国際宇宙ステーション/きぼうの利用総括」こんな文書が読める。2003年時点の文書であり、その後「国際宇宙ステーション」自体、ますますの暗雲が漂っているのは周知の事実だが、この時点の文章でも、ちょっと拾い読みしてみても首をかしげるばかりだ。
 ISS利用については、「きぼうを始めとする諸要素が企業、研究者、文化人等に幅広く利用されるよう、利用体制等の環境整備を強化すること」、並びに「文化・青少年等の教育プログラムに活用し、教育現場における理科離れ対策など科学技術教育に貢献する等、より広範な利用を視野に利用推進を行うこと」が強調されている。
 これに何億もかける価値があるのかねぇ…というのは当然の疑問で、
 米国を中心とした、Space Station-α(宇宙基地アルファ)等ISS計画の前駆となる宇宙基地構想の検討、日本におけるこの計画への参加の検討は、1980年代半ばに着手された。それ以来、スケジュール遅延をはじめとする計画変更が、数回におよび繰り返され、既に約20年を経過した現在においても、ISSは現実に完成していない。本格的な利用が遠のくばかりとも見られる中、参加各国の財政事情の悪化も相俟って、その莫大な投資に見合う成果が得られるのかという批判が起こり、ISSの意義や目的の見直しが迫られている。
 そりゃそうだろうな。で、見直した結果はどうかというと、
 きぼう初期段階の利用において、約30の利用領域の中から、重点的に取り組むべき領域・課題として、以下が識別された。また、これら科学・技術開発分野以外にも、商業活動や、教育的利用、人文社会科学・文化的利用についても資源を配分して利用を推進すべきであることが指摘された。

(a) 宇宙ゲノム科学:重力感受遺伝子の働きの理解
(b) 臨界点ダイナミックス:物質の凝集原理と相転移のメカニズムの理解
(c) 全天X線モニタによる、宇宙の大構造マップの作成と宇宙誕生の謎解明への貢献
(d) 世界に先駆けたオゾン層破壊に関連する微量気体成分の実験的観測と、センサ技術の検証
(e) 結晶成長メカニズム解明と革新的結晶成長制御技術の開発
(f) 船外プラットフォーム利便性向上のための技術開発
(g) 構造機能解析のための高品質蛋白質結晶生成(応用利用分野の重点課題)
(h) 高性能光学素子用3次元フォトニクス結晶開発(同上)
 う~ん。
 俺はシロートだし、表題だけから判断しちゃいかんのだが、思いつくものはなんで目的にしてしまえ-逆に言うとコレといった目的がないようにみえるのである。

宇宙でなきゃならないといえば「微小重力」とか「真空」とか、いわゆる「宇宙環境」を利用したいからってことなんだろうが、
  • ホントに宇宙でなければ出来ないの?
  • ホントに人がいかなければ出来ないの?
  • ホントに他の方法よりメリットがあるの?
  • ホントにISSみたいな大掛かりなモノでなければいけないの?
 こういう疑問に、個人的に納得のいく説明を見たことがない。
 逆にロバート・パーク「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス」でのISS批判(もうボロカスなんだ、これが)の方が「なるほどね」と思えてしまったのである。 
 これら重点的に取り組むべき領域・課題以外に、利用・運用体制、利用推進方策等について、以下のような指摘が行われた。

(a) 運用・利用活動へ積極的に民間活力を導入すべきであること。
(b) 国、機構、及び民間がそれぞれの特徴を活かした適切な官民協働体制を構築すべきであること。
(c) 民間、政府機関、外国等の広範な利用者による利用の拡大・多様化、及び財源の多様化を図るべきであること。このために、利用制度やリスクの明確化、利用料金の設定等を検討すべきであること。
(d) ISS計画への参加により蓄積してきた有人宇宙技術をさらに発展させ、有人宇宙活動を維持・継続するための主要技術の蓄積を図っていくべきであること。
 よーするに、もうゴマカシきれないんで民間を巻き込んで「責任」をおっかぶせてしまえ、と読めるのは俺の目が曇っているからだろうか。
 なんでそこまでして「有人宇宙活動を維持・継続する」必要があるのかさっぱりわからない。

 なぜ急にこんなことを書いてるかというと、読売新聞の連載記事の「国家戦略を考える」の第10回「漂流する海洋日本」(6月6日付朝刊)を読んだからなのである。
 日本を取り囲む海には、マンガン団塊など、将来開発が見込まれる資源やエネルギーが豊富に存在する。だが、海洋開発に対する日本の姿勢は及び腰だ。
 政府の統合科学技術会議(議長・小泉首相)はこの3月、今後5年間の海洋・宇宙分野に関する政策指針となる「フロンティア分野推進戦略」を決定した。
 この戦略をまとめた「フロンティア分野推進政略プロジェクトチーム」が2月に開いた会合で、大型予算の対象となる「国家基幹技術」をめぐって、ちょっとした議論があった。
 湯浅哲夫東大教授(海洋工学)が原案に示された「国家基幹技術」に海洋開発が含まれていないことを問題にしたのだ。
 「海洋国家日本が海洋開発や海洋利用技術をテーマに入れないのはまずい。ぜひ入れていただきたい」
 しかし他のメンバーからは「国家基幹技術の目安は予算総額が300億円以上だ。それは大丈夫なのか」などという慎重論が出た。巨大な経費がかかる宇宙開発と比べ、小規模プロジェクトしかない海洋開発は国家基幹技術にふさわしくない、と言わんばかりだった。



総合科学技術会議が04年に策定した「宇宙開発利用の基本戦略」にはこんな文言がある。
「長期的には、独自の有人宇宙活動への着手を可能とすることを視野に入れ、基盤的な研究開発を推進する」
 有人宇宙計画という野心的な将来目標を据えることで、国民の理解を得つつ、宇宙開発全体を推し進めていこうという狙いがある。
 その点、海洋開発は関係省庁が多く、連携も悪いことで、割を食っている。



「海洋」にも、せめて「宇宙」並みの行政の取り組みがあってもいいのではないか。
 この記事は「宇宙開発」と「海洋開発」の軽重の比較という観点の記事だが、俺としては根本的に「有人宇宙飛行」という目標設定自体に疑問がある。

そもそも
長期的には、独自の有人宇宙活動への着手を可能とすることを視野に入れ、基盤的な研究開発を推進する
とはどういう意味だ?

 「長期的」には「着手を可能とすることを視野に入れ」…これ、もしかして「やらない」って言ってるのと同じなんじゃないか(笑)

 「長期的には」「着手を可能とすることを視野に入れ」られた「有人宇宙飛行」というのがもしも単なる政治的お題目であるのなら、リソースの効果的配分という観点では、長い目で見りゃあこれほどの無駄はなかろう。
 実現したときのメリットがよくわからない<目標>のために、もしかしたらもっと利益の出たかもしれない他の<目標>に振り向けることが可能だったリソースが浪費されてしまうようなことにはなって欲しくないものだ。

 俺は何も「宇宙開発なんかカネの無駄」と言ってるのではない。「はやぶさ」みたいな先駆的試みはどんどんやるべきだと思うし、そのための基礎研究や基礎技術の蓄積は非常に重要なことだとは思う。

 ただ、なんで「有人」でなきゃいかんのか、そこが分からないのである。

 むしろ「ASIMO、火星に立つ」を目指すって方が、日本らしくて良いのではないかしらねぇ。
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by SIGNAL-9 | 2006-06-07 16:41 | 一般の話題 | Comments(0)

はやぶさの成果、「サイエンス」に掲載

探査機「はやぶさ」の小惑星イトカワ解析、米誌が特集 (2006年6月2日3時7分 読売新聞)
宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」が、地球から約3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」を解析した科学論文計7本が、2日発行の米科学誌「サイエンス」に一斉掲載される。

 史上最高の解像度で撮影した未公開画像など、いずれも小惑星や太陽系誕生の歴史に迫る第一級の科学資料。同誌はイトカワの画像を表紙にすえ、「はやぶさ特集」を組んだ。日本発の研究による同誌の特集は初めて。
「サイエンス」のサイトでは特集の紹介が行われている。
サイエンス 2 June 2006: Vol. 312. no. 5778 -特集の紹介- はやぶさは着地した by Joanne Baker
日本の「はやぶさ」計画は先駆者である。
…「はやぶさ」が地球に帰還できるか否かに係わらず、本特集の論文は、「はやぶさ」がすでに小惑星に関する我々の知見を拡大したことを示している。
…「はやぶさ」が苦労して勝ち取った成功は、さらに2010年のサンプルの持ち帰りによって有終の美を飾るかもしれない。しかし現時点でさえ、この想像力あふれるミッションは、我々に微小小惑星の不可思議な世界を明らかにしてくれたのである。
訳はテキトーなんで信用しないで欲しいが、ようするにベタホメである。
つーか、はやぶさ計画の先駆性を適正に評価してくれていると思う。

 日本ではいまひとつ一般メディアの取り扱いが薄いのは、身内ボメに対する気恥ずかしさがあるのか? ま、メディア挙げて「我が国は世界一ぃいいいいい!」などと青筋立てて万歳三唱してるような国に比べりゃあ、それはそれで美徳といえるのかもしれないが、ホントに関心がない-とメディアが判断している-とすれば、それはそれで大きな問題だなぁ。
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by SIGNAL-9 | 2006-06-02 10:21 | 一般の話題 | Comments(1)

個人用降下翼システム Gryphon

個人用降下翼システムGryphon - engadget japanese Posted May 31, 2006, 7:00 PM ET by Ittousai
ドイツの軍需企業ESGが開発する個人用降下翼/パラシュートシステム「グリフォン」。ご覧の通り背負い式グライダーのようなもので、従来の落下傘やハンググライダーより高速かつ長距離を移動できるのが特長。輸送機を飛びだしてから最大200km先まで到達できるため特殊部隊の侵入などに用いられるとのこと。酸素ボンベをはじめ各種のオプション装備が用意されており、小型ジェットエンジンの搭載も計画中(前後前+P or Kで突進)。
俺も冗談かと思ったが、マジのようである。

開発メーカ ESGのプレスリリースESG gives you wings ? the parachute system for special operationsによると

  • 特殊部隊向けに開発中
  • 200km以上の航続距離が設計目標
  • 現在のところ、約10kmの高さからジャンプして、100キログラムの重量のものを最大40km飛ばせる
  • レーダーにも探知されにくいし、風の影響を受けにくいんで悪天候にも強いよ。
  • 次に開発予定の小型ターボジェットエンジンで、もっと低いところからのジャンプで遠距離までいけるからね。

つーことのようである。

 どーもよくわからんのだが、着地するときはどうするんだろう? こんな小さな翼でちゃんと減速とかできるのかなぁ。
 最初は着地のときは普通の落下傘でも開くのかしら、と思っていたのだが、Gryphon flying wings: the Rocketeer takes off ? Peter Pachal, SCI FI Tech, Wednesday, May 31, 2006によると、
and then pull the rip cord on your 'chute for a soft landing (and presumably jettisoning your wings).
、つまり、この翼だけでふつうの落下傘みたいに使えるということのようなのだが。

出品されたベルリン航空ショーのサイトで探してみたが、展示画像のみで、実際のデモンストレーション動画みたいなものは見つからなかった。残念。

----------------------- 2006/06/07 追記
engadget japanese 「ジェット降下翼GRYPHON続報」によると、背中にしょっているのが、パラシュートと荷物を格納する部分のようだ。
やっぱり落下傘は付いていると。まあ、そうだよな。

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by SIGNAL-9 | 2006-06-01 15:47 | 一般の話題 | Comments(0)

「はやぶさ」のイオンエンジン起動試験に成功

探査機:「はやぶさ」のイオンエンジン起動試験に成功 毎日新聞 2006年5月31日 19時07分
小惑星「イトカワ」の岩石採取を試みた探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、イオンエンジンの起動試験に成功したと発表した。加速は良好で、順調にいけば年明けにイオンエンジンを起動させ地球に向けて出発。2010年6月の帰還を目指すという。

 四つのイオンエンジンのうち二つのエンジンで試験を実施。JAXAの川口淳一郎・宇宙科学研究本部教授は「エンジンが2台あれば帰りの飛行は可能だ」と話している。
しぶとい。

 恥ずかしながら見逃していたのでもはや古新聞だが、5月6日に「はやぶさ」プロジェクトが、Space Pioneer Awardを受賞
最初は、JAXA ワシントン駐在事務所に、授与の連絡をいただいたのですが、正直なところ、半信半疑でした。
そりゃあ、そうだろう。なにしろ、
同賞は、昨年は、Spaceship-1 の Paul Allen氏と、Mars Exploration Rover Team, それに Cassini Huygens Project の Boris Smeds氏が受賞し、今年は、NASA 長官 Mike Griffin 氏、民間ロケット機 Space-X の開発で有名な ElonMusk 氏と、Hayabusa Project Team が受賞しています。
つー、けっこうすごい賞なのだ。
同 society のもう1つの賞である, SF作家 Robert Heinlein氏の Memorial Award は、本年は、歴史的にも著名な、実験機 X-1 で世界で初めて音速を超えた pilot である(すでに退役していますが)Chrales Yeager 氏に授与されることになり、受賞式には、同氏の代理の Yeager Foundation と、われわれ Hayabusa Project (川口、上杉)が招待されました。これ自体が、すでに大変な名誉だと思っています。
あのチャック・イェーガーと同時受賞だぜ。これは言うまでも無く、「はやぶさ」プロジェクトは「正しき資質」を持っていると認められたつーことではないか。
受賞にあたり、受賞理由と両名(川口、上杉)の紹介をいただき、続いて、賞紙と月面を模した記念トロフィーの授与を受けました。

と、その瞬間、授与式に参列していた、約300名の参加者は総立ちとなり、会場は、我々に繰り返し拍手をおくる状況に急転しました。

NASA の十分の一、そのまたごく僅かのリソースで試みた小さなミッションだったわけです。スタンディング・オベイションの栄誉に浴することなど、全く予想だにしなかったことで、大いにとまどいました。

米国宇宙関係者の人種を越えた挑戦に対する大いなる理解と、挑戦に寛大な文化に大きく感動したところです。
 つーか、各マスコミ、こういうニュースはもっと大々的に取り上げてくれ。ゴールデンタイムに特番ぐらい組んでくれ。

チバテレビか東京MXでもガマンスッから。
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by SIGNAL-9 | 2006-06-01 09:43 | 一般の話題 | Comments(1)