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あぶり出しとしての永田メール問題

 「巨大な政治の闇」だの「闇の勢力」だの、陰謀論を言い出している民主党議員が登場しているようだが。

 …そりゃあ、自分が目をツブってりゃあ、世の中真っ暗闇だわな(爆笑)

 いくらなんでも非道いな、と思ったのは、「衆議院議員村井宗明 国会実況生ライブ 武部次男疑惑について」と称するBlogである。プロフィールを信用するとすれば、「衆議院議員の村井宗明です。富山1区(富山市)選出の32歳です。」が書いているそうなのだが、いきなり民間人を犯罪者扱いだ。
 以下、記録の為に全文を引用しておく。
武部次男疑惑について
2006年02月18日 / Weblog

 ホリエモンから武部次男への3000万円振り込み疑惑で国会が緊迫しています。私も振り込みがあったのか、それともなかったのか、真相を見守っています。指示メールまでは公開しましたが、肝心の証拠となる武部次男の通帳がこちらの手になく公開できません。
 武部幹事長は次男の参考人招致を拒絶せずに容認してほしいと思います。真相を知るために、どちらも堂々と白黒をつけるべきですよね。
 ただ、永田議員も犯行を断定せずに、「武部次男に疑惑があるから国会にきてほしい」という言い方をすべきだったのかもしれませんね。ただし、問題となっている「武部次男の通帳」を永田議員側が公開できないと証拠がないというのは言い過ぎではないでしょうか?
 最大の争点は、武部幹事長が次男の参考人招致を拒絶するか、堂々と容認するかですね。
おどろいたね、どうも。
指示メールまでは公開しましたが、肝心の証拠となる武部次男の通帳がこちらの手になく公開できません。
 もしかして民主党は「通帳」があったら公開していたつもりなのか? 民間人である武部氏の次男の通帳を? てゆーか、民主党の議員って、そういうことに違和感も危険性も感じないの?
ただ、永田議員も犯行を断定せずに、「武部次男に疑惑があるから国会にきてほしい」という言い方をすべきだったのかもしれませんね。
 「犯行」と来ましたよ。いきなり犯罪者扱いですか。 
ただし、問題となっている「武部次男の通帳」を永田議員側が公開できないと証拠がないというのは言い過ぎではないでしょうか?
 だーかーらー、誰が「武部次男の通帳」を出せ、なんて要求してたんですか? 疑惑があるとかいう口座番号を含めて、調査すべき根拠を出してないのは民主党の方でしょう?
最大の争点は、武部幹事長が次男の参考人招致を拒絶するか、堂々と容認するかですね。
は~あ。あきれ果てた。怪文書を根拠に一般市民を参考人招致しろですか。いったいどこの独裁政権ですかね。

 これは十分に名誉毀損に当たると思うのだが。本気でこんなこと書いてるのだろうか、この衆議院議員氏は。

 今回の永田メール問題でおもしろかったのは、このように、いろんな意味でのあぶり出しになっているということだ。

 連日テレビに出まくって、ブッ飛んだ主張を繰り返していた河村議員や、スーパーハッカーに証拠を消されたとテレビで主張していた原口議員

 まあ、この辺りは当事者といえなくも無いので、多少我を忘れてても同情の余地はあると思うが、「メールはウソでも内容はホントかも」と、国政調査権発動を主張していた高田万由子氏やら倉田真由美氏やらの「コメンテータ」陣はどうなのか。
 この手の人たちは御自分やその家族が、出所不明の怪文書で責められたら…みたいな想像力はないのかねぇ。

 特によくわからないのが、勝谷誠彦氏だ。「勝谷誠彦の××な日々。」、2006/02/25 (土) では
まず「例のメールは必ずしも偽物とは断定できない」。宛て名については私が先に書いたように「山崎」でほぼ確定。中に登場している宮内は「ライブドアの宮内とは限らない」。メールの行の頭が揃っていないなどの理由のキーは「転送」。そして情報源の秘匿とともに入手方法に問題があった故にその部分の公表ができないとの見方も。次。民主党幹部が時折口にする「内外の口座」に党は命運をかけている。特に「外」。110億円とも言われる金がひとつの口座だけでも通過している。ここで浮上してくるのが投資事業組合と野口英昭さんの名前であってそれだけに命懸けの慎重な調査が求められている。最後に事件は国際政治的な広がりを持つ可能性。永田爆弾のあと情報はすぐにホワイトハウスに達していた。アメリカの各方面も今回の金の流れには重大な関心を抱いている。こちらのルートの解明は特捜部よりも民主党が頑張るしかない。特捜は別の方面でうまくすると政治家までたどり着く。それを誰より待ち望んでいるのは阪神電鉄の社長…おっとつるかめつるかめ(苦笑)。民主党の足を引っ張るといけないので書けないことばかりだがや(河村たかし調・笑)。陣笠どもは別として自民党は笑顔ほど余裕ではない。民主党は馬鹿マスコミが言うほど馬鹿ではない
ところがわずか3日後の2006/02/28 (火) では
当初私が書いたように小泉さんは素早く権力ならではの情報網を使ってあるいはライターの金の流れまで調べて身元を把握し「ガセネタ」発言となったのである。私が仰天したのは永田議員が東大卒とは知っていたが工学部だったことだ。文系とは違ってメールというものがどういう仕組みで届くかは熟知しているでしょう。プロパティの詳細を求めるどころか塗り潰されたヘッダーのまま受け取ったとしたら信じがたい阿呆としか言いようがない。前原さんは昨日京都で発言したがその中で永田議員は「裏をとられるべきだった」と言っている。違うでしょう。もちろん本人の努力もだが党として裏をとるという姿勢がまだ欠如しているのは驚きだ。もし私が前原さんなら裏をとりきれぬ場合はまず週刊誌に持ち込む。そして「疑惑」として書かしておいてその雑誌を手に国会で追求すればよかったのだ。あるいは編集部が優秀なら裏もとれるだろう。真の金の流れの提示ができなければ前原さんは辞任すべきだ。
 …いや、どーも。俺みたいな馬鹿にはなんで3日でこう主張が変わっちゃうのか理解できないや(笑)。
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by SIGNAL-9 | 2006-02-28 14:38 | 奇妙な論理 | Comments(0)

宇宙エレベータ<「海底エレベータ」

LiftPort Group、さらなる宇宙エレベーターの開発テストに成功 2006/2/22 湯木進悟
米LiftPort Groupは、地球と宇宙空間を結ぶエレベーター「LiftPort Space Elevator」の上空における開発テストが順調に進んだことを発表した。2018年4月12日を運航開始目標に定めて、今後も研究開発が続けられる。

LiftPort Space Elevatorは、太平洋上の赤道付近にベースとなる海上プラットフォームを設置して、約62,000マイル(約10万キロメートル)上空の宇宙空間まで、カーボン・ナノチューブ製のエレベーターケーブルを伸ばす構想のプロジェクト。実際の運航には、海上のベースより供給される電力で稼動するロボットタイプのリフター「Robotic Lifter」が用いられ、搭乗者や物資を載せて、地球と宇宙空間を往復することが可能になるという。
 「楽園の泉」はクラークの最高傑作と思っていて、「レッドマーズ」の火星上の軌道エレベータ崩壊のスペクタクルに胸を躍らせた俺としては宇宙エレベータ(軌道エレベータ)は、好きな技術的夢想のひとつだ。

 「まっすぐ、天へ」の続きはどうした? テレビドラマ化キボンヌ! 

「まっ天」といえば科学考証担当の金子隆一氏
 日本唯一の軌道エレベータ入門書「軌道エレベータ―宇宙へ架ける橋― 」の共著者(とはいっても実質的には著者ではないかと俺は睨んでいるのだが)であるが、同書は名著であるので一読をお勧めする(「ポピュラー・サイエンス」シリーズはおもしろい本がけっこうあるのだが、値段が高いのがねぇ…)。

 Wikipediaの軌道エレベータはいろいろ苦労の後が偲ばれる項目となっているが(笑)、ノートの方でも指摘している人がいるように、「実際問題」としてみるといろいろ難しい問題が多いようだ。

 まあ、理論的に可能であることは明らかなのだから、「いつか」はできるかもしれないが、俺自身としてはさすがにLiftPortの目論見の2018年つーのは、建築素材も出来ていないのだから無理なのでは…と思っている(そりゃあ、明日にでも誰かがブレイクスルーするかも知れないが)。

 思いつきだけだが、SF的夢想としては、まったく逆方向の「まっすぐ、底へ」、すなわち「海底エレベータ」の方がまだしも現実味があるのではあるまいか。特に日本という国は、国土面積は狭いが経済水域全部では世界で6位の広さになるそうだ。この広大な海を、「縦」にも利用しない手はなかろう。

 日本近海にもマンガン団塊やらメタンハイドレートやら、お宝がザクザク埋まっているらしいし。居住空間にまで応用できれば、地震も台風も心配ないしね(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-02-24 17:56 | 一般の話題 | Comments(0)

海上自衛隊、軍事機密をオープンソース化

海自機密データ:「極秘」暗号書類などネット上に流出 毎日新聞 2006年2月23日 3時00分
海上自衛隊の「極秘」と書かれた暗号関係の書類や、戦闘訓練の計画表とその評価書など、
多数の機密データがネット上に流出していることが、22日分かった。流出した海自情報は
フロッピーディスク約290枚分に相当する膨大なもの。約130の自衛艦船舶電話番号や
顔写真付きの隊員名簿、非常時連絡網なども含まれており、防衛庁は事実関係について
調査を始めた。軍事専門家は「トップシークレットの情報が含まれている」と警告。
過去最大級の軍事情報漏えい問題に発展する可能性も出てきた。
海自機密情報ネット流出=「極秘」暗号や名簿など-事態重視、官邸に報告・防衛庁 (時事通信) - 2月23日10時0分
 海上自衛隊の暗号関係の書類や緊急時の電話番号、隊員の名簿などの極秘情報がインターネット上に流出していることが23日、分かった。防衛庁の海上幕僚監部は「機密が漏えいしている可能性がある」として、同日までに事実関係について調査を始めた。
 流出した内容は、暗号の解読に必要な「符号変更装置」の操作手順や乱数表、緊急時の部隊連絡網、顔写真付きの名簿など隊員約40人分の個人データで、「極秘」扱いのものだった。
 同庁は部隊の運用に深刻な影響が出る恐れがあるとして、22日に額賀福志郎長官と首相官邸に報告した。
 なるほど、日本にスパイ防止法がない理由がようやく得心できた。

「他国のスパイなどに頼る必要はない! 我々は自らの手で自主的に国家機密を全世界にオープンできる!」

というわけだな。さすが、自衛隊である。 「極秘」扱いのデータを私的なパソコンにコピーし放題という実に「民主的」な情報管理制度! 周辺諸国はじめ世界に疑心暗鬼や不安を与えないように、軍事機密をオープンソース化しようという、この高邁な志!

 まさに平和憲法を護持する日本の意志を内外に示したモノといえよう。これで日本が軍国主義に再傾斜しているなどという特定アジア諸国の疑心暗鬼も解消できるに違いない。間違っても税金を投入して慌てて改修を図るとか、そーゆーことの無いようにしてもらいたいものだ。

 米国をはじめとした同盟国もきっと、この日本の気高い志に共鳴して、軍事機密のオープン化活動に協力を惜しまないであろう。いや、もう絶対そうに違いない。「日本に情報を流せば、きちんとオープンソース化してくれるよ」という評判が広がれば、我先に情報を提供してくれるに決まっている。とりあえず目先では、話題のFA22ラプターや防空レーダーシステムあたりの詳細データをオープン化するということで勧めてみたらどうだろうか。
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by SIGNAL-9 | 2006-02-23 11:36 | 情報保護・セキュリティ | Comments(0)

東京新聞記事「謎多き『堀江メール』」を嗤う

東京新聞 6月22日付け記事「謎多き『堀江メール』」
 あのメールは本物か、偽物か-。ライブドア前社長の堀江貴文被告が、自民党の武部勤幹事長の二男に3000万円を振り込む指示をしたとされる電子メールについての真贋(しんがん)論争が続いている。自民党は偽物と決めつけ、民主党は「信ぴょう性が高い」と強気を崩さない。が、ここは党派の思惑と離れ、中立の立場から、メールの内容や形式などを検証してみたい。 (政治部・篠ケ瀬祐司、金森篤史)
東京新聞の説
  1. 二十日に自民党の平沢勝栄衆院議員が公表した民主党と同種のメールコピーの末尾の署名「堀江」の前に、この記号がついていた。
    「@〇〇」という表記は、「〇〇」という場所や所属を表すことがある。側近で構成する「堀江チーム」に所属する一人が、メールを代筆したとすれば、「文章表現が違う」ということも説明がつく。

  2. このメールは第三者によって転送された可能性がある。公表されたメールの本文部分を注目すると、行頭がやや右にずれていることが分かる。
     これは、メールを転送すると左端に引用符がつくことから「引用符を消したため、ずれが生じた」(専門家)という見方が有力だ。転送メールだとすれば、送信者は第三の人物になるので、情報源を隠すために民主党が発信元を伏せたことも理解できる。

  3. 送信日時が不自然だとされる問題も「時間は操作できる」「選挙カーの中からでもメールは送信可能」などの指摘があり、偽物とする決定打にはなりえない。

 …とまあ、2ちゃんねるあたりで挙がってる内容をコピペしたような記事である(笑)

側近で構成する「堀江チーム」に所属する一人が、メールを代筆したとすれば、「文章表現が違う」ということも説明がつく。
 つかへん、つかへん(笑)

 そもそも「@堀江」と記載されているというのは民主党が提示したメールではなく、相対する立場の自民党の平沢議員が出してきたものだ。
 この論法は「両方がおなじもの」であるという前提が成立しなければならない。この前提の証明はいったいどこにあるのか? 平沢議員が「同じものだ」と言っているから? ではなぜ同じ平沢議員が「これはガセ」としている意見は採用しないのか?
 都合のいい「証拠」だけ採用すればどんなことでも「証明」できる。
堀江被告からのメールだとすれば、「From」の後には、堀江被告のメールアドレスが入る。それを公開すれば、メールの信頼性は一気に上がるはずだ。
 ならへん、ならへん(笑)

 送信者詐称なんざ珍しくも無い。東京新聞にはアドレス詐称のウィルスメールやSPAMは送られていないんですかね。それはそれで寂しい会社だなぁ(笑)
 未だに民主党からは、Receivedなどのヘッダの付いたメール本体とか、エンベロープなど確認できる MTA のログとかは提示されていないではないか。ただ紙に打ってあるものだけで「信頼性は一気に上がる」?
 そんなんだったら、俺の手元にFrom欄にビル・ゲイツのメアドの入った「バイアグラ買わないか」ってメールがあるけど公開しようか(爆)
このメールは第三者によって転送された可能性がある。公表されたメールの本文部分を注目すると、行頭がやや右にずれていることが分かる。
 「引用符」をわざわざスペースを上書きして消した…ということ? 削除したんじゃなくて? 削除する方が簡単なような気がしますが。むしろ、引用記号をスペースにしてあるメーラーで…という方が説得力があるような気もしますがね。

 まあ、仮に「引用府」を削除したものだとしても、イコール「メールが転送されたもの」でイコール「送信は第三者」でイコール「情報源を隠すために民主党が発信元を伏せた」というのはかなりの論理の飛躍だ。
 「かもしれない」の四段重ねでは、説得力が皆無である。
 さらにいえば、東京新聞のお説のように転送されたものとすると、このメールを「真」とするためには、途中で引用符以外は改竄されていないという証明をしてもらわないといけなくなりますが(笑)
送信日時が不自然だとされる問題も「時間は操作できる」「選挙カーの中からでもメールは送信可能」などの指摘があり、偽物とする決定打にはなりえない。
 俺も一部テレビの「そのときホリエモンは選挙活動中で」みたいな話を「メールの仕組みを100万年勉強してからモノを語れや」とツッコみながらみていたクチだ。 時間があてにならないのはそのとおりだと思う。
 受発信に係わった機械が全部 NTP で時間バッチリ…なんてことはこの「メール」と称する紙の字面からはわからない。

 だが、そこから何故「偽物とする決定打にはなりえない」という結論が出てくるの? 単にこの「メール」には証拠能力皆無ということの確認でしかないでしょうが。
 そもそも「時間は操作できる」を認めちゃったら、メールが「真」である証明にならないでしょ(笑)

で、東京新聞の結論は
結局、これまで明らかになった情報では、専門家でも真贋を判定しきれない。この議論は、二十二日に行われる小泉純一郎首相と前原誠司民主党代表の党首討論でも繰り広げられるとみられる。しかし、一枚の紙をめぐって神学論争を繰り広げても、真相が明らかになる可能性は低い。民主党は新たな情報公開に努め、自民党も国政調査権の発動も含めて解明に協力する姿勢を見せることが、問題解決にはよほど早道となる。
 おいおい、なんでそういう結論になるの?

 真贋判定不能のようなシロモノで、一般民間人を国会という公の場で告発したのは民主党の側である。

 そもそも、東京新聞がここで言ってる「真相」というのはいったい何なのか? メールの真贋? 「真」であるという証明を行うべきは民主党であり、自民党が「国政調査権の発動も含めて解明に協力する姿勢を見せる」必要などないというのが普通の考え方だ。

 「そうでなくて、国会の空転を神学論争で費やすにはマズイので、自民党も実務的に協力しろ」って事か? そうすると今度は怪文書を根拠にして個人の口座を好き勝手に調査できる前例を作ることになるが、東京新聞的にはそういうことを主張しているのか?

 まさか「真相」というのは「タケベはホリエモンにカネ貰ってるに決まっている」ではあるまいな? それこそ「中立の立場」などどこへやらの、予断に満ちた偏向した立場だ。

 民主党の元党首の兄弟がやってる新聞社の記事の中立性を信じろというのなら、政治家の次男が「無関係です」といってるのが信じられないことがあるでしょうか(笑)

 この記事には稚拙なトリックがある。

 それは、問題を「あのメールは本物か、偽物か-。ライブドア前社長の堀江貴文被告が、自民党の武部勤幹事長の二男に3000万円を振り込む指示をしたとされる電子メールについての真贋(しんがん)論争が続いている」、すなわち、このメールの「真贋を判定」すること、としているところだ。

 実際には「真か贋か」と、民主・自民両党に問われているのではない。「真か」ということだけが民主党に対して問われているのである。

 以上、問題の認識の点でも、論の立て方の点でも稚拙きわまりなく、新聞記事として評価に足るものではありません。篠ケ瀬君と金森君、落第点ですので再提出を命じます(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-02-22 13:07 | 奇妙な論理 | Comments(0)

疑惑の堀江メール問題

 構図としては、先般の朝日新聞によるNHK番組改変事件捏造問題と同じである。-朝日新聞が2006年02月18日の社説「メール疑惑 民主党の信用が問われる」で「脇の甘さ」について説教してるのは大笑いだが。

 2ちゃんねるで実に上手い書き込みがあった。
永田「ロン!三万ニ千!」
武部「・・・」
永田「早く点棒を出したらどうなんですか」
小泉「いや、先に手牌を倒せよ」
永田「この手牌は、最大限守ってあげたい」
小泉「チョンボなんじゃねえの」
永田「どのようにして、その先入観を打ち破る事が出来るのか。本当に悩ましい」
安部「4枚目の西でロンってことは国士無双か?俺「北」を4枚持ってるぞ」
永田「この一方的な攻撃。この風景。こんなところに手牌を倒したらかなわないと感じるのは当然」
小泉「だったらロンなんて言うなよ」
永田「一言聞いただけでガセだと決め付ける、言論封殺、もっとも恥ずべき行為」
安部「誤ロンは8000点だよ。早く払え」
永田「どのような条件をクリアすれば、真性なモノと認める事ができるのか、知恵を貸してください」
小泉「おまえがロンって言ってるんだろうが」
 …無茶苦茶だよ。

c0071416_14412952.jpg 民主党が公開したメールの写しを見て、あーでもないこーでもないと「分析」している向きもあるようだが、そもそもこのPDFファイル、二値化した画像で、フォントのエッジもガタガタである。印刷媒体をそのままスキャナで画像読み込みしたのか、元々の媒体がFAXで送られてきたモノなんじゃなかろうか。
 この状態でフォントフェイスから意味のある分析というのは難しいような気がする。

 逆に言えば、こんな憶測を呼ぶ程度の、証拠能力皆無のシロモノなわけだ。16日の衆院予算委員会で、永田議員はメールの証拠能力について質問していたが、これはメールのデータではなくて、ただの「紙」だ。
 Windowsメモ帳ででも作成できる、ただの紙っぺら一枚で「メールの」証拠能力を云々するなど、詭弁としても不合格である。

 幸いなことに、世の中の論調は立証責任の何たるかを心得たものが大勢なようだが、一部テレビメディアに登場したコメンテータの中には、この「証拠」の有効性を認めるかのような論調のものもいた。

 既に「メールはガセでも、問題はタケベがカネをもらってたかどうかだ」みたいな無茶苦茶な論点ずらしをしてきている向きすらある。
 ああ、まるで朝日新聞のNHK問題捏造のリプレイを見ているようだわ。

 自民憎しも、そこまでいくと恐ろしい。

 こんな脆弱な「証拠」で、悪魔の証明を迫ることを認めてしまっては民主主義の根幹を破壊するに等しい。
 おまけに一民間人に対して強権発動の国政調査をかけることを求めるなど、魔女狩りと同じだ。
ファシズムの論理である

 そんなことが通るようになりゃあ、それこそ「軍靴の音が聞こえる」だよ(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-02-20 14:43 | 奇妙な論理 | Comments(0)

Delphi終了、かな…?

米ボーランドがIDE事業を売却、「Delphi」はどこへ @IT 垣内郁栄 2006/2/10
 米ボーランドは2月8日、アプリケーションライフサイクル管理(ALM)事業の推進のために、統合開発環境(IDE)の一部事業を売却する計画を発表した。売却を計画しているのは「Delphi」「C# Builder」「C++ Builder」を含む「Borland Developer Studio」と、「JBuilder」で、売却先を検討している。

 ボーランド日本法人は「アナウンスは米国本社の内容が最新で、それ以上はない」とコメント。しかし、「米本社の発表で重要なのは、ボーランドの考えを継承する企業を、IDE事業売却の相手先として探すということ。ボーランドは開発者が不安を感じないよう最善のことをする」と説明した。

 ボーランド日本法人が3月3日に都内で開催するイベント「Borland Developer Conference Tokyo 2006」では、米本社のチーフマーケティングオフィサー兼R&Dシニアバイスプレジデント リック・ジャクソン氏らが開発者に対して売却計画を直接説明するという。
 Delphi2以来、趣味の言語としてつかずはなれず付き合ってきた。
 今現在も、何本かフリーソフトを出しているが、殆どがDelphi製だ。
 仕事としてはDelphi文化の無いところなので滅多に使わない-使えない-のだが、それでもスキがあればいそいそとDelphi6を(7も8も2005も持ってるんだが、やっぱり6が一番だ。反論は認めん)動かしてコソコソ作ってしまっている。
 Win32環境の作業だと、C++ は置いておくとして、VB じゃあどうしようもないが .NET つーわけにもいかない、 Java? 笑わせるな、という要件は現状確実にあるからだ。

 過不足無く大抵の局面では困らない(CUIでもGUIでもDCOMでもNTサービスでもなんでもコイ)し、個人的には好きな言語環境だ。少なくとも俺は、言語はなんでもいいという条件なら、最有力候補に入れるだろう。

 いやむしろ、VB6で頼むとか言われたら「お願いですからせめてDelphiにさせてください」と泣きつくに違いない(笑)

 まあ、最終的にどうなるかはわからんが、今時この手の言語システムの開発販売を維持できて、しかも日本法人があるところとなるとちょっと思い浮かばないなぁ。まさかMSが買ってくれるとも思えんし…いや、もしかしてDelphiだけなら…と淡い期待。

 過去資産のことを考えると言語というのはそうそう簡単にはなくなる-なくなれる-ものではないが、ますます仕事では使いにくくなるかもなぁ。
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by SIGNAL-9 | 2006-02-16 13:27 | 電算機関係の話題 | Comments(0)

個人情報漏えい、1年以下の懲役・自民が保護法改正案

個人情報漏えい、1年以下の懲役・自民が保護法改正案 NIKKEI NET 2006年2月16日
 自民党の情報漏えい罪検討プロジェクトチームは15日、個人情報保護法改正案の概要をまとめた。業務上知り得た個人情報を漏らした民間企業の従業員に「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」を科す。公明党と協議し、3月中に議員立法で国会に提出、早期成立を目指す。

 対象は(1)5000件以上の個人情報を保有する個人情報取扱事業者(2)取扱事業者から個人データの取り扱いを受託した業者――の従業員と元従業員。業務で知り得た個人情報を「自己または第三者の不正な利益を図る目的」で漏洩(ろうえい)した場合に罰則を科す。報道機関や政治団体への個人情報提供は対象外。 (07:02)


報道機関や政治団体への個人情報提供は対象外
報道機関や政治団体への個人情報提供は対象外

報道機関や政治団体への個人情報提供は対象外

 こういう「例外」を作ると運用がやっかいになりそうだと思うのだが。

 「報道機関」と「政治団体」の定義を是非知りたいものだ。 
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by SIGNAL-9 | 2006-02-16 12:44 | 情報保護・セキュリティ | Comments(0)

さらばイフクベ

ゴジラ作曲 伊福部昭氏 死去 東京新聞 2006年2月9日
勇壮で民族色の濃い曲を残し、映画「ゴジラ」の音楽でも知られる日本作曲界の重鎮、伊福部昭氏(いふくべ・あきら、元東京音楽大学学長)が八日夜、東京都目黒区の病院で死去した。九十一歳だった。
 イフクベの旋律は、遺伝子レベルで組み込まれてしまっているらしい。ふっと気がつくと鼻歌でうたっている自分に気づくことがある。

 「じゃ~ん。じゃじゃじゃじゃじゃじゃ~。じゃじゃじゃ~、じゃ~じゃ~じゃ、じゃじゃじゃじゃ」(ゴジラ登場)
とか
「じゃじゃじゃ、じゃじゃじゃ、じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ、じゃじゃじゃじゃじゃじゃ」(迎え撃て防衛隊)
とか
「じゃらじゃらじゃじゃじゃじゃ~じゃじゃ~じゃっじゃ、じゃじゃじゃじゃ~じゃっじゃっじゃじゃ~」(轟天号登場)
とか
「んちゃーちゃーちゃーちゃーちゃちゃちゃちゃちゃあちゃっちゃちゃ-ちゃ-ちゃー」(アルファ号発進)とか。

 東宝特撮シリーズ以外でも「こりゃイフクベなんじゃないのか?…あ、やっぱりね」ということがしばしばある。東映版の「宮本武蔵」の一本目とか「わんぱく王子の大蛇退治」とか。
 「行きたくねえけどしょうがねえ、いくぜ!」って時にイフクベ音楽はぴったりだ。
 いや、たしかに「おいおいこれ、ゴジラマーチと同じじゃん。もうちょっと変えようよイフクベ先生」ってことも少なからずあるのだが(笑)、少なくとも日本の映画音楽界でイフクベほど有名な名前はないし、これからも出ないのではなかろうか。

 謹んでご冥福をお祈りする。

 本日は自宅で追悼の映画大会だ。
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by SIGNAL-9 | 2006-02-09 14:34 | 一般の話題 | Comments(0)

3次元(3D)映像のの空間描画

-プラズマの発光を用いて“リアルな3次元(3D)映像”の空間描画に成功- 産総研 プレスリリース 2006年2月7日
独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という) 光技術研究部門【部門長 渡辺 正信】は、 慶應義塾大学【塾長 安西 祐一郎】(以下「慶應大」という)理工学部システムデザイン工学科 内山 太郎研究室、株式会社バートン【代表取締役 木村 秀尉】(以下「(株)バートン」という)と共同で、空気以外なにも存在しない空間にドットアレイからなる“リアルな3次元(3D)映像”を表示する装置の試作に成功した。

 これまでに報告されている多くの3次元ディスプレイ技術は、人間の両眼視差を利用する3次元表示方法であり、視野制限や虚像の誤認識による生理的不快感などがあった。

 本装置は集光レーザー光で焦点近傍の空気をプラズマ化し発光させるものであり、レーザー光の焦点位置を3次元空間中に自由に制御することで空中(3次元空間)に実像としてのドットアレイからなる3次元映像の表示を実現したものである。
 「焦点位置を制御するリニアモーターシステムと、高品質・高輝度赤外パルスレーザーを組み合わせて」「レーザービームを空間中にフォーカスし、空気をプラズマ化して発光させ」「発生するプラズマの輝度・コントラスト・生成距離を制御する」ってスッゲーなおい。


 広告メディア-新世紀の花火ってところか-への応用を考えているようだが、制御技術だけでも売れるんじゃないのかな。

 「リアルな」という表現にはいささか違和感を覚えるが、単純にキレーだね。
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by SIGNAL-9 | 2006-02-08 11:43 | 一般の話題 | Comments(0)

米農務長官 全頭検査考えない

米農務長官 全頭検査考えない NHKニュース 02/01 05:35
ジョハンズ農務長官は31日の記者会見で、輸入牛肉の中に特定危険部位の背骨が混入した原因や再発防止策を盛り込んだ報告書について、「徹底した調査を行っている」と述べるにとどまり、提出の時期については明言を避けました。そのうえで、ジョハンズ長官は、日本の一部で、BSE対策としてアメリカに日本並みの全頭検査の実施を求める声が出ていることについて、「日本との間で対象になっている生後20か月以下の牛では、BSEを確認することは事実上できない」と述べました。そのうえで、「全頭検査は科学的な根拠がなく、実施することで食の安全を確保できるとは思わない」として、実施する考えはないことを強調しました。また、ジョハンズ長官は「輸入再開にあたって、日本側の手続きは極めて詳細で、時間をかけたものだった」と述べ、アメリカが圧力をかけたため、日本政府が輸入再開を急いだのではないかという一部の指摘を否定しました。

-我が家のニュース-

ウチのカミサンは1日の家族会議で、「アメリカ産牛肉の安全性には科学的な根拠がなく、食の安全を確保できるとは思わない」として、今後購入する考えはないことを強調しました。
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by SIGNAL-9 | 2006-02-01 15:43 | 奇妙な論理 | Comments(0)