カテゴリ:電算機関係の話題( 49 )

Visual Studio2008/WPFとかの愚痴。

 ちょっとしたプレゼンをやることになった。

 軽めのパワポの資料で十分だったのだが、ちょっとスケベ心を出したんである。
 パワポだと3Dの動画的なものはけっこうやっかいなので、WPF-つーかXAML-で簡単なプログラムを作って、グリングリン動かして驚かしてやろうと(笑)

 で、VS2008でいそいそ書き始めたのだが。

 やっぱり使い慣れないものは使うべきでない。やってる内に気分が悪くなってきた。
 「気分」つーのは少なくとも俺にとっては重要なんである。
 小なりといえどプログラムを作ってるときに、こっちの思考を邪魔するようなエディタ(IDE)だと途端に気分は萎え萎えで生産性が落ちる。

 残念だが現状のVS2008のWPFアプリサポートはお寒いものとしか言いようがない。
 イベントハンドラの定義はメンドクサイし、コントロールはプリミティブすぎるし、プロパティウィンドウにチップヘルプも出やしない。あんなもの暗記なんかできないっての。
 何よりも困るのは結局装飾しようと思うとExpression Blend 2のお世話にならなきゃいけないところだ。「ZAMLコード直書すりゃいいじゃん」だの「切り替えて使えばいいじゃん」というものではないのである。プレゼンとロジックで"担当者"を分ける的な意図はわからんでもないが、同一環境にBlend入れたらビルトインエディタ切り替える程度のことはやってくれてもいいんじゃなかろうか。

 そもそも、少なくとも現状はWPFはWindows Formの代替になるものではないということは理解しているつもりだが、どうも書いてて気分が悪いのは困ったものだな。

 まあ、テクノロジプレビューと思えば腹も立たないし、そのうち改善はされるだろうが、その時にはまた、ツールの使い方という本質的作業でないことを憶えなおさなきゃいけないかと思うと暗澹たる気持ちになるなぁ(苦笑)
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by SIGNAL-9 | 2008-09-02 13:38 | 電算機関係の話題

なんか久しぶりにプログラミングの記事で大笑いしちゃった

 www.codeproject.comの"Best C# article of July 2008" 受賞のアーティクル、"Star Trek 1971 Text Game" By Michael Birken

 昔々(1971年)のBASICによるテキストキャラクタベースのゲーム「Star Trek」C#に移植してみる…というネタだが、その方法-ソースコード-が実に何ともスバラシイ。

いや、正直この発想はなかったわ。

 つーか、この記事が"Best C# article"の選ばれるということは、さすがwww.codeproject.com、ワカッてる奴が多いということだな(笑)。
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by SIGNAL-9 | 2008-08-29 13:07 | 電算機関係の話題

『バグではなく仕様です』

つーセリフはよく聞くが(笑)、こんな洒落た、スケールのでかいのは初めて見た。

ゲームのバグ動画にメーカーはCMで反論、そのセンスに絶賛の声。 2008/08/24 12:47 Written by Narinari.com編集部
ゲームメーカーが製品のバグを見つけられずに出荷してしまい、ユーザーから不満の声が上がることがある。最近の日本のケースだと、PSP向けの「海腹川背 Portable」(マーベラスエンターテイメント)や、ニンテンドーDS向けの「ダービースタリオンDS」(エンターブレイン)などが物議を醸したのは記憶に新しいところだ。そんなゲームのバグをめぐる、ユーザーとメーカーのある「(和やかな)攻防」が、日米のネットで話題を呼んでいる。
この記事を読む前に動画をチェックしたほうがいいかも。

問題のバグ→Tiger Woods PGA Tour 08 Jesus Shot

それに対するEAの「反論」

 いやぁ、こーゆーセンス、肉食人種にゃ敵わねぇなぁ。
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by SIGNAL-9 | 2008-08-26 09:33 | 電算機関係の話題

Google Street View についてさらに。

 かなり論議を呼んでいるようである。

 Web上の論調をいくつか調べてみて、個人的になるほど、と思ったのは;
  1. 事前拒否権がない。
    つまり検索クローラにおけるrobots.txt相当のものがない。

  2. 「公道から撮影した」といってるが、私有地内で撮影したと思しきデータがある。また撮影点が通常の人間の目線よりかなり上にある。
 というあたり。

 で、これらの指摘を踏まえて、改めてテメエの自宅周辺をチェックしてみたのだが。
  1. 顔や車のナンバーをボカしてる云々という話はかなり割り引いて-というかほとんど意味がないイイワケ程度のものとして考えるべきということは体感できた。
    1. 近所の知り合いの人が間違いなく視認・同定できた。
       よく考えりゃあ、一般的に"知っている人"を識別する場合、「顔」の情報よりも服装や体型の方がウェイトが大きかろうから当たり前と言えば当たり前だ。
    2. 同じデンで車の方もナンバープレートがまんま可読状態なもの・ぼかしが入ってても他の特徴で同定できる場合があることなどが実際に体感できた。
    3. 自動的に「ぼかし」を入れるとかいう機能も、さして信頼性が高くないような気がする。統計的に調べたわけではないが、人が寄り集まっているところでもマダラにボカされているようなシーン(この顔はボカされているがこっちはボカされていない、など)もいくつも見ることができた。

  2. 撮影点の高さの問題も認識できた。
     俺が毎日前を通っているお宅の塀越しに、通行人には見えないお庭の中の様子が伺える。航空写真やGoogle Earthとは解像度が違う。これじゃあ確かに塀の意味がない。

     これをOKと認めると、それじゃあ一般人が旗ざおの先にカメラを付けて撮って回っても公道上だったらOKつーことなのか? という当然の疑問に突き当たる。
 もう一歩進んで考えてみると、はて、このサービス、このような問題を侵してまで誰にとってメリットがあるのだろう? という疑問に行き着く。

 たしかに技術的にはスゴイものだと思うし、「面白い」と思う。技術に淫する人間としては擁護したい面白さである(笑)。
 だが、嫌がってるヒトが指摘するデメリットに引き合う「面白い」以上の「公益」というものが、今のところ俺にはどうにも思いつかないのである。

 ということで、俺はこのストリートビュー機能は使用しないことをここに宣言する。

 ンな事をしても無意味なことは判ってるのだが、とりあえずそうでもしておかないと、テメエ自身のアンビバレンツな感情と折り合いが付けられないんである(笑)
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by SIGNAL-9 | 2008-08-25 13:12 | 電算機関係の話題

Sysinternals Suite

Windows系管理者/開発者必携のSysinternal Toolsであるが、トラシューツールの最新版を纏めたSuiteが8/21にリリースされた。

Mark RussinovichさんのBlog(TechNet)にダウンロードリンクがある。
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by SIGNAL-9 | 2008-08-22 12:13 | 電算機関係の話題

IE7で拡大率(zoom)を変えると…

普段はFireFox派なんである。

評価目的で久しぶりにIE7を使ってみて気がついたのだが、拡大縮小機能を使うと、選択した文字列のフォントが反転しない場合があるみたいだ。
  1. 例えば白地に黒いフォントで表示されている文字列をマウスで選択する。普通なら濃い青地にフォントが白色に反転して表示されるはずだ。
  2. ところが拡大率が100%以外だと、濃い青地にそのまま黒いフォントで表示してしまう。当たり前だが文字が読めなくなってしまう。
  3. あろうことか同じWeb画面上のフォームのテキストボックスに、FEPを使って入力する場合も同じ現象になる。俺は未確定文字は反転表示する設定にしているのだが、これが読めない(^^;)
  4. 問題は拡大縮小機能を使った場合で、文字フォントのサイズだけを変更した場合には問題ない。
  5. 色の組合せによっては選択位置の表示がおかしくなったりするみたい。例えば黒字に白の画面では反転表示はされるが、反転すべきところがフォントを跨ったみたいになることがある。
マシン固有の問題なのかと思って横の別マシンを見てみたのだが(メーカも別)同じ現象が出るではないか。

う~ん。こういうものなのかねぇ(笑)。

どっかの設定弄りゃあ直るのかもしれないが、俺は常用しないんでどうでもいいや(笑)。
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by SIGNAL-9 | 2008-08-21 17:55 | 電算機関係の話題

Google Map Street View

Google マップ日本版にも「ストリートビュー」機能--道路に立って街中を見渡せる cnet 2008/08/05
Google マップ日本版に待望の「ストリートビュー」機能が加わった。これは道路に立った目線で地図の街並みを表示できるサービスで、米国では2007年5月から提供されていた。
 記事にもあるようにアメリカでは去年からサービスされていたわけで、何をいまさら、という向きもあろうが、見慣れた風景がサポートされると、改めて刺激的な体験ではある。

 たいていの人は自分の自宅とか通いなれた場所を確認してみたと思う。
 俺も現在の居所がサービス圏内だったのでさっそく見てみたが、単なる航空写真と違い、テメエのあばら屋が表示されてしまうとういうのはなかなか衝撃的なものだな。
ストリートビューの大きな問題はプライバシーで、このサービスに関するニュースのほとんどを占めている。グーグル側の対策は、人の顔や自動車のナンバープレートをぼかすというものだ。

 また同社はユーザーからの報告も受け付けている。ヘルプにある「不適切なストリートビューを報告」というリンク先から、不適切な理由、写真の箇所などを指定すれば、問題のある画像が存在していることをグーグルに教えられるようになっている。
 とはいえ、先行しているアメリカでは周知のとおり、「偶然」写りこんでしまった「オモシロ写真」を探し回る的いささか悪趣味なサイトも既に存在しているわけである。この解像度だと場合によっては個人の特定なども不可能ではなかろうから、たまたま「晒しもの」にされてしまうということもあるかもしれない。

 ま、個人的には公道から撮影できる範囲でプライバシーも蜂の頭もなかろう、という意見にはある程度納得なんだが、住所が知られると自分の家の写真が勝手に観られちゃうかも…つーのには抵抗を感じる人もいるかもしれんな。

2008/08/20追記。
不明を恥じるほかないが、俺が気づきもしなかった重要な問題点の指摘が挙がってきている。
個人的に気になったのが、高木浩光氏が指摘する撮影視点が人間の目線より70センチほど上(車載のカメラだからだろうが)であるため、日本の民家では塀越しに家の中が写ってしまう場合があるという点だ。
先行して始まっていた米国では、これほどまでに狭い場所に入り込んでおらず、この角度が問題になることはなかったのだろう。それをそのまま日本に持ち込み、何が起きるのかを気にせず、対策をとらなかったため、こうなったのではないか。
なるほどねぇ。
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by SIGNAL-9 | 2008-08-06 12:14 | 電算機関係の話題

「青少年ネット規制法」成立

「青少年ネット規制法」成立 ITMediaニュース 2008年06月11日 12時38分
青少年をネットの有害情報から守ることを目的とした、いわゆる「青少年ネット規制法」(青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律)が、6月11日午前の参院本会議で、賛成多数で可決・成立した(「青少年ネット規制法」衆院通過 実効性に疑問、厳格化懸念も)。

 法律では、有害情報として「犯罪や自殺を誘引する情報」「著しく性欲を興奮させる情報」「著しく残虐な内容の情報」などと例示。青少年が有害情報を閲覧する機会をできるだけ少なくすることを目的とし、フィルタリングソフト・サービスの普及などを促している。
 つまり、責任のあるオトナであることが証明できれば、大手を振って有害情報にアクセスしていいということだな(笑) 違うか。

 そもそも「青少年」が「有害情報」に触れることが絶対に悪いことだ、という前提自体疑える余地は十分にあるとは思う - 自白するが、俺だってガキの頃から「犯罪や自殺を誘引する情報」や「著しく性欲を興奮させる情報」や「著しく残虐な内容の情報」には親しんできたさ(笑) - のだが、個人的には、未成年対象にある種の規制をかけることには積極的には反対ではない。昔から半ば冗談で「コンピュータやネットワークは免許制にすべし」的なことも言ってきたが、半ば冗談=半分は本気なわけである。
 逆説的には、弾圧されるくらいでないとホンモノではないという考え方もできるわけである。
 ハッカー文化のルーツのひとつが電話のタダがけ方法だったこともある。オトナのクダラない規制を潜り抜ける創意工夫を青少年に勧めることで、明日のスーパーハッカーが登場しないとも限らない(笑)。

 …そうはいってもこの種の「規制」、メリットよりもデメリットの方が容易に想像できるし、「うまいやり方」的なものが少なくとも俺にはどう考えても思い浮かばないのである。

 この種の情報の規制が「上手くいった」例は寡聞にして知らない。アングラ化して先鋭化して…という例なら腐るほど思い浮かぶが。

マイクロソフト技術統括室CTO補佐の楠正憲氏の、「実害はないが実効性が低く、今後の法改正などで厳格化される危険性がある」という懸念は、ありそうなシナリオである。つまり;
  1. 法制化してみた
  2. ドラスティックな変化が見られない
  3. こりゃあ罰則等の強制力が緩いせいだな。もっと厳しくしなきゃダメだ
  4. よし、「改正」して規制強化だ!
という流れだ。

管理監督するための天下り法人が儲かっただけでした…的なことにならないように祈るばかりだ。

…と、まあ、口汚く罵倒したくなる本音を押し殺して、このくらい穏当に書いときゃあ「有害情報」認定されなくて済むのかな(爆)
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by SIGNAL-9 | 2008-06-11 17:40 | 電算機関係の話題

DotNetNuke - First impression-

遅ればせながら(つーか今頃かよといわれそうだが)、MSのオープンソースCMS、DotNetNukeをインストールしてみた。

入れてみて、ちょっと触ってみただけなので最初の感想以上の意味は無いのだが。

手元のPC(WinXPSP3 P4 3.5G / RAM500MB) +SQL2005 Express の環境に最初は4.7.0を入れてみた。
日本語のインストールガイドはdotnetnuke.jpにあるので、それを参考に進めたが、特に問題なく終了。
ただ、いわゆる簡単インストーラのタグイは付いていない。DBの設定やらフォルダの権限設定やら手動作業なのでちょっと面倒-はっきりいえば素人衆は躓くことがありそうな悪寒。

モノ自体はよくできている-というか、できつつある、という印象である。

基本的にフォームを用意してモジュール(コントロール)を配置してパラメータ設定という、ほとんどVBみたいな作り方。

いくつかのモジュールを貼り付けて簡単なサイトを作ってみたが「こんなに簡単でいいのかい」という程度の手間で、見栄えのいいサイトができる。NewsサイトのRSSフィード表示だの掲示板だのリンク集だのはホントに簡単。

「できつつある」というのは、けっこう問題にも遭遇したからだ。

まず最初に入れた4.7.0版であるが、ホスト設定で圧縮転送をONにした瞬間に画面が化け化け。おや、と思ったらいきなり例外を吐いている。
設定値に許されない文字がある云々であるが、そもそもこのエラーメッセージ、生のエラー情報をそのまま出しているみたいで意味がわからない(笑)
設定を戻そうにも管理者ログインもできなくなってしまったので始末が悪い。問題は設定値を格納しているであろうDBテーブルのどこかなんだろうが、どこが問題なのかわからないのでDB強制修正つーわけにもいかず。

オープンソースなんだからテメエで直せ、ということなのだろうが、そんな時間も無いので、いったんバッサリ4.7を全削除(爆)

で、今度は最新版の04.08.03をインストール。これもインストール自体は簡単に終了したが(二回目なんで慣れちゃった^^;)、使ってるうちにやっぱり微妙に問題に遭遇。

HELPモジュールを使ってコンテンツを追加していたのだが、キーが二重だとかやっぱり生の例外を吐かれてにっちもさっちも行かなくなったり、Text/HTMLモジュールに書き込んだHTMLの具合が悪かったのか、モジュールの編集が上手くできなくなったり(両方とも、結局配置したモジュールを削除してしまった)。

まあ、ちょっと触っただけなのでコッチの無知も大分あるのだが、現時点の印象としては、もう少し枯れてから手を出した方がいいかなぁ…というところだ。

実際に仕事に使うとなると、運用になるべく手がかからない(コンピュータ屋の手離れがいい)ということが(少なくとも俺にとっては)結構重要な条件なのだが、数時間触っただけで、例外を吐かれる場面に遭遇するのではチト怖い。
さらにいえば現時点ではドキュメントの大半が敵性外国語英語なので、それなりに読解しないと十分な情報が得られないのもちと不便。時間が解決してくれるかもしれないが、日本語の書籍などがもっと出てくれると手を出しやすいのだが。

普段はコンピュータ屋不在で運用できるつーのがこの手のシステムの(コンピュータ屋から見た場合の)理想だと思うのだが、現時点の完成度では運用の工数がけっこうかかるんではないかという印象。

そうはいっても、大筋「よくできつつある」先が楽しみなシステムではある。
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by SIGNAL-9 | 2008-05-28 18:49 | 電算機関係の話題

サマータイム法案提出へ

夏は時計1時間進めて 自民、サマータイム法案提出へ 2008年05月13日06時09分 朝日新聞
自民党は、夏季に時計の針を1時間進めるサマータイム(夏時間)制度を導入するため、議員立法で国会に法案提出する方針を決めた。地球温暖化が主要テーマになる北海道洞爺湖サミットと、福田首相が提唱する「低炭素社会」づくりを後押しする。

 時計の針を進めることで、夏季の日中時間を有効活用してエネルギー消費量を抑え、同時に国民の環境問題に対する意識を高める狙いがある。
 最近の例で参考になるのは、アメリカでサマータイム(DST)の期間をずらした時の対応だろう。

 例えばWindows。「2007 年の夏時間変更のための準備」を読んでみると、影響範囲はかなり大きいことがわかる。

 ようするにプチY2Kと思っておけば間違いは無かろう。

 Windowsでは関係するPC/サーバにOSレベルのパッチが必要となる。
 MS的には例によって「Windows Updateで対応します。以上」ということになるだろうが、大量のパソコンを抱えている会社では、事前のテスト-実行-事後の確認など、かなりな作業になるかもしれない。

 もちろん、ことはOSだけの問題ではない。

 例えばスケジュールソフトみたいな日付・時間がキモになるようなアプリでは個別な対応が必要なケースもあるだろう(一例として、「Microsoft Office Outlook 用タイム ゾーン データ更新ツールを使用して 2007 年の夏時間の変更に対処する方法」という資料を参照してみて欲しい)。

 アプリの改修が必要なケースとして、MSはこんな資料を掲示している。DST を含む日付と時刻の処理方法
 お作法どおりのアプリならまだマシだが、"日本時間はオフセット9時間"なんてハードコードしちゃってるソフトはY2Kの時の類推からすると、思った以上に存在するような気もする(タイムゾーン調整が必要なメール関係とか、課金統計の為に時間差の計算をやってるものとか…)。

 unix系でも似たようなものだろう。

 今手元にある某社unix機を見てみたら、サマータイム用のタイムゾーンテーブルにそもそも日本のエントリがなかった-当たり前だが。つーことは、メーカ含めて今まで「日本のサマータイム」をテストしたことのあるヤツもいないわけだな(笑)。

 DBMSやミドルウェアのレイヤでも、少なくとも2007年のアメリカの例をみると、けっこうDST用のパッチというのが出ている(OracleとかJREとか)。

 テスト-検証まで含めた作業工数という面からはあまり甘く見ない方がよかろう。

 プチY2Kという視点で考えてみると、日付・時刻がキモになるシステム間連動のケースではかなり気を使う必要があるだろう。

 Y2Kの時みたいにオーバフローでハチャメチャになるということはなかろうが、日付時刻が合っているという前提で連動しているようなモノ-会社間でのデータのやり取り、ジョブスケジューラー、異常感知警報、ある種のジャーナル管理、証跡用のログ取得 etcetc-では注意が必要だろう(この間の"うるう秒"の時に時刻異常のアラートが上がったって人はけっこういるんじゃないかろうか。もちろんアレはUTC自体が動くケースなので質的には異なるが、表現形としてローカルタイムに大きな意味があるようなものは似たケースに遭遇するかも)。

 「そんじゃあ、コンピュータ時間はずらさないで、始業-就業時間だけ運用でズラせばいいじゃん」…つっても、世の中そう簡単にはいかないのだ。

 システム間連携している場合「お客は新時間、ウチは旧時間」なんて勝手は通用しないこともあるだろうし、「出勤は1時間前倒しだけど、オンラインサービスは前の時間でないと動きませんから」なんて話が通らないこともあるだろう。

 おまけにだ。

 前掲記事によると、
サマータイム制度をめぐっては、05年に超党派の「サマータイム制度推進議員連盟」(会長=当時=平沼赳夫元経産相)が法案を作成。国会提出は見送られたが、毎年3月の最終日曜日に1時間早めて、10月の最終日曜日に元へ戻すという内容だった。今回の法案もこれを参考にする。
日本では一般的な年度末の、不定の日にやらかそうというわけだ。
 例えば今年のカレンダーだと3月30日が日曜日で31日が月曜日だった。年度末最終日で時間がズレるわけだ。決算処理なんかに影響が出る会社はないのかしらん。
 ジョブスケジュールがキッチキチという場合、かなりアタマを悩ませる管理者も出るんじゃなかろうか。

 さらに今時気にすべきは、この手のコンピュータばかりではない。

 携帯電話や各種家電機器など、時刻をキモに動いてる機械はかなりある。
例えばNHK教育の時報とか電波局を使って間歇的に時刻調整しているような機械は大丈夫なのだろうか?

「1:30に録画予約しといたアニメが撮れてねぇぇぇぇ」
「目覚ましが鳴らなかったんで遅刻しちゃたぁ」
なんて悲鳴
が全国的に起きないことを祈るが(笑)

 …とまあツラツラ想像してみると、こりゃあけっこうなコストがかかる上に危険を内在していると結論せざるを得ない。

 もしもなにかあったら、サマータイム制度推進議員連盟の議員諸君はそれなりの責任を取ってくれるという気構えはあるのだろうな?

 立法府を担う方々に置かれては、投資対効果の観点から、よ~く考えてみてほしいものだ。
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by SIGNAL-9 | 2008-05-13 00:00 | 電算機関係の話題