したまちコメディ映画祭

したまちコメディ映画祭in台東
第1回したまちコメディ映画祭in台東の本祭オープニングを記念し、11/22日(土)夕刻に「雷門」から「仲見世通り」「浅草寺本堂」までをつなぐレッドカーペッドお練りを開催いたします!お練りには映画祭ゲストのほか、高張提灯、金棒の露払い、芸者さん、SKD・OGスタスの踊り子さんなども参加!夕刻の雷門-仲見世通り-浅草寺の美しさと相まって豪華絢爛なイベントになること、間違いなし!レッドカーペットに誰が登場するのかは、10/17(日)にお知らせする予定です。どうぞ、お楽しみに!
知り合いの若い衆が突然「バスター・キートンの映画を貸してくれ」といってきた。

 突然どうしたのかと思ったら、この映画祭のプレイベントとして9月14日にやった「声優口演inしたコメ」というイベントを観てきたらしいのである。

 俺はスルーしたのだが、名優羽佐間道夫、永遠の17歳井上喜久子、稀代の天才山寺宏一が無声映画にアテレコするというものだったらしい。

 「いやぁ、ヤマちゃんやっぱりスゴかったすよ。羽佐間御大と喜久子チャンの方も、台本はアレでしたけど楽しめましたし」

 そこで観たキートンの『探偵学入門』で興味を持った、というのだ。

「スッゲーっすね、キートン。ジャッキー・チェンよりスゴいんじゃないですか」

 無知な若造めが、今頃何を言ってやがる…と嬉々として俺様セレクションのバスター・キートン傑作選を貸してやったのはいうまでもない(笑)

 まあ、映画との出会いとしてはこういうのもアリだろうと思うのである。

 この青年、いわゆる映画ファンに属するが、無声映画にはトント興味を持っていなかった。当該イベントも山寺宏一目当てだったようなのだが、それはそれとして、興味が広がったのは喜ばしいことではある。

 ただ、ちょっと気になることも。

 同じ青年が言うことには、このイベント、なぜかお笑い芸人のオーディション形式のライブがあったらしいのだが、「なんで映画祭でお笑い芸人なのか意味が分からない」と呟いておった。

 実際に観てないのでなんとも言えないが、話を聞く限りでは確かに違和感のある出し物だ。

 若手お笑い芸人のライブと「映画祭」というのは個人的には馴染まないような気がする。水と油ではないにせよ、「芸」としての接点が「映画」と今どきの「お笑い」にあるのかなぁ?
 芸として高い低いということではく、要求される技能がちょっと違うんじゃない? というのが個人的印象なんである。…せっかくの面白いコメディ「映画」を、お笑い芸人に吹替えさせて台無しにしてしまった『サウスパーク映画版』の悪夢のトラウマもあるのかもしれないが。

 それをいったら、映画自体ではなく声優の芸がメインの「口演」も同じだろう…とも思うが、これは少なくとも活動弁士以来の伝統ある「映画」を楽しむひとつの方法であろうし、現にそれを取っ掛かりにして映画自体に興味を持つヤツもいるわけで、これはこれで-実力のある声優の演技だったら-アリだろうと思える。

 余談だが、俺の知り合いの中には未だに「映画は吹替えではみない主義」もいるのだが、実にオロカな選択だ。今の時代、原語で観るほうが簡単ではないか。むしろ東京12チャンでやってくれるようなレアな吹替え版で、日本人声優の芸を楽しむという方がお得なんである(吹替えの方がはるかに面白い広川太一郎版の『Mr.Boo』なんてのは、それの典型的な例だろう)。

 つーことで、映画祭本番をどういう「祭」にしたいのか現時点では俺には判然としないが、盛り上げるための芸者さんのパレードだのなんだのも結構だが、「映画祭」を名乗るのなら映画を観たくなるような内容にしてくれることを期待したいものだ。

 つーか、わざわざ「コメディ映画祭」と、間口を狭くしないで「コメディ祭り」にしときゃあ何でもアリでいいんじゃねぇか?という気もしなくもないのであるが(笑)
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by SIGNAL-9 | 2008-10-14 00:00 | 読んだり見たり | Comments(0)
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