Google Street View についてさらに。

 かなり論議を呼んでいるようである。

 Web上の論調をいくつか調べてみて、個人的になるほど、と思ったのは;
  1. 事前拒否権がない。
    つまり検索クローラにおけるrobots.txt相当のものがない。

  2. 「公道から撮影した」といってるが、私有地内で撮影したと思しきデータがある。また撮影点が通常の人間の目線よりかなり上にある。
 というあたり。

 で、これらの指摘を踏まえて、改めてテメエの自宅周辺をチェックしてみたのだが。
  1. 顔や車のナンバーをボカしてる云々という話はかなり割り引いて-というかほとんど意味がないイイワケ程度のものとして考えるべきということは体感できた。
    1. 近所の知り合いの人が間違いなく視認・同定できた。
       よく考えりゃあ、一般的に"知っている人"を識別する場合、「顔」の情報よりも服装や体型の方がウェイトが大きかろうから当たり前と言えば当たり前だ。
    2. 同じデンで車の方もナンバープレートがまんま可読状態なもの・ぼかしが入ってても他の特徴で同定できる場合があることなどが実際に体感できた。
    3. 自動的に「ぼかし」を入れるとかいう機能も、さして信頼性が高くないような気がする。統計的に調べたわけではないが、人が寄り集まっているところでもマダラにボカされているようなシーン(この顔はボカされているがこっちはボカされていない、など)もいくつも見ることができた。

  2. 撮影点の高さの問題も認識できた。
     俺が毎日前を通っているお宅の塀越しに、通行人には見えないお庭の中の様子が伺える。航空写真やGoogle Earthとは解像度が違う。これじゃあ確かに塀の意味がない。

     これをOKと認めると、それじゃあ一般人が旗ざおの先にカメラを付けて撮って回っても公道上だったらOKつーことなのか? という当然の疑問に突き当たる。
 もう一歩進んで考えてみると、はて、このサービス、このような問題を侵してまで誰にとってメリットがあるのだろう? という疑問に行き着く。

 たしかに技術的にはスゴイものだと思うし、「面白い」と思う。技術に淫する人間としては擁護したい面白さである(笑)。
 だが、嫌がってるヒトが指摘するデメリットに引き合う「面白い」以上の「公益」というものが、今のところ俺にはどうにも思いつかないのである。

 ということで、俺はこのストリートビュー機能は使用しないことをここに宣言する。

 ンな事をしても無意味なことは判ってるのだが、とりあえずそうでもしておかないと、テメエ自身のアンビバレンツな感情と折り合いが付けられないんである(笑)
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by SIGNAL-9 | 2008-08-25 13:12 | 電算機関係の話題
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