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ASP.NETでFCKEditorを使う覚え書き

ここではMicrosoft Visual Web Developer 2008 Express Editionで、IISは使用せずWeb Developer 2008組み込みのWebサーバを使用するものとする。
  1. 本家サイトダウンロードページから、最新のZIPファイル(本項記述時点ではFCKeditor_2.6.2.zip)とFCKeditor.Net(FCKeditor.Net_2.5.zip)をダウンロード。
  2. それぞれ展開する。
  3. デフォルトではIISに専用の仮想ディレクトリを作成するが、IISは使わないのでここではプロジェクトのWebサイトの下に配置する。
  4. FCKeditor_2.6.2.zipを展開したディレクトリ(FCKeditor)をまるごとプロジェクトのWebサイトの下にコピーする(_(アンダーバー)付きのファイル・ディレクトリ、使用しないスキンは省ける)。
  5. プロジェクトのWebサイトにbinディレクトリを作成する。
  6. FCKeditor.Netを展開したディレクトリの\bin\Release\2.0にあるFredCK.FCKeditorV2.dllをbinディレクトリに配置する(bin右クリック→「既存項目の追加」で展開したFredCK.FCKeditorV2.dllを指定すると、binにコピーされる)。
  7. FredCK.FCKeditorV2.dllを参照追加。
  8. 必要であれば、ツールボックスにも追加(「ツールボックス」→右クリック→「アイテムの選択」→「.NET Frameworkコンポーネント」で「参照」ボタン→FredCK.FCKeditorV2.dllを指定。ただしこれをやるならFredCK.FCKeditorV2.dllはサイト配下のbinではなく適切な共通ディレクトリの方がよかろう)
  9. 組み込みたいページの先頭に、
    <%@ Register Assembly="FredCK.FCKeditorV2" Namespace="FredCK.FCKeditorV2" TagPrefix="FCKeditorV2" %>
    を追加。
  10. さらにコントロールのコード
    <FCKeditorV2:FCKeditor ID="FCKeditor1" runat="server" BasePath="fckeditor/" Height="400px"></FCKeditorV2:FCKeditor>
    を追加(BasePathがデフォルトだと"/fckeditor/"なので、アタマの/を除外)
  11. 念のため、fckeditor/fckeditor.jsのFCKeditor.BasePath = '/fckeditor/'のアタマの/もとっておく。
  12. ページをビルドして確認(BasePathの設定がおかしいとhttp 404が出る)。
プログラム中ではFCKeditor1.Valueで入力内容が参照できる。

ただしナマのデータなので、そのまま使おうとすると局面によってはASP.NETがValidateRequestで引っ掛けてHttpRequestValidationException する場合がある。開発時には@pageでValidateRequest="false"にしておくとかすると便利かも(外し忘れると大変だが)。
by SIGNAL-9 | 2008-07-10 14:13 | TIPSとかKludgeとか
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