江戸博へのツッコミ-その後。

8月20日の書き込みで、江戸博のホームページの記載内容にツッコミを入れた話を書いた。
 いちおう、要点だけ再度書いておく。

 平成18年度版 レファレンス事例集と題された文書に「秋葉原はなぜ「あきばはら」ではなく「あきはばら」なのか(2007年3月)」という記述があった。
Q 秋葉原はなぜ「あきばはら」ではなく「あきはばら」なのか(2007年3月)

A 電気街として広く知られる秋葉原は、明治2年12月の火災以後火除け地を置き、翌年秋葉神社(鎮火神社)をまつり「秋葉原(あきばはら)」と称し、「秋葉の原(あきばのはら)、あきばがはら・あきばっぱらなどともよばれ」(『日本歴史地名大系 第13巻 東京都の地名』 平凡社地方資料センター/編 児玉幸多/監修 平凡社 2910/139/13-S0 )ました。「あきはばら」は明治23年に出来た国鉄(現JR)駅「秋葉原駅」が出来てから地名となりましたが、なぜ国鉄が「あきはばら」としたのかははっきりしないようです。なお、地名の疑問については、各種『地名辞典』で調べることができます。また、その地名のある地区の図書館(中央館)に資料が豊富な場合が多いので、まずはそちらにお尋ね下さい。
(参考文献)
『東京・江戸地名の由来を歩く』(谷川彰英/著 KKベストセラーズ 平成15年7月1日 2913/ 1048/003)
(参考サイト)
千代田区立図書館 http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/
この文章に関して;
  1. 俗称である「秋葉神社」をプライマリに扱っていたり、当時存在していない「国鉄」に言及するなど、歴史的事実の錯誤がある。
  2. 記述内容が「~をまつり」「~と称し」「~ともよばれ」「地名となりました」等、主語・主体が不明な表現で、これでは誤解の再生産をする恐れがある。
と指摘申し上げたところ、「ご指摘の箇所は近日中に確認の上、訂正させていただきます。」と連絡をもらった…つーわけである。

 さて、「近日中」というのはどのくらいの期間なのか確認しなかったのは俺の手落ちなのだが、1ヶ月ほどたった9月20日頃に確認してみたら、当該記述はそのまま残存していた(正確にはメニューからは消えていたが、本文の方はそのまま残存していた)。

 『1ヶ月たっても、まだ確認が出来ないのかなぁ。慎重なことだ。民間企業ならありえんぞ』といささか呆れつつ、まあ、どーでもいいやと静観していたのだが、本日見てみたら、本文の方も削除されていた(10月1日現在ではGoogleのキャッシュに削除前の情報が残っている)。

 なるほど、期の変わり目で文書を修正する折に削除したということなのだろう。

 さて、単なる削除という対応は、ちょっと残念である。
 これではまるで、俺が言論弾圧をしたみたいではないか(笑)

 誰も削除してくれだの無かった事にしろだの言ってないのである(当たり前だ)。
 書き方が不正確だと思われるので、ちゃんと調べてくれ、とお願いしたつもりなのだ。

 それが、現時点では、結果的にそういう質問があったこと自体、無かった事にされてしまっているわけだ。

 クレーム付いたら削除というのは、Web上の文書のあり方としてどうなのだろう? 過去にそれを参照したヒトはホッポラかしなのだろうか? ペーパーメディアでさえ正誤表や、改訂時の補注みたいな対応は取れるというのに、修正変更に向いた電子メディアでいきなり「なかった事」という対応では、どうも得心がいかない。

 俺は江戸博自体は-あの趣味の悪い建物を別にすれば-、まあ、よい施設だと思っている。最近、デタラメ広告の問題でも批判を書いたが、それとて準公的機関としての責任と信頼性を保って欲しいという希望からのことである。今のところ、特に悪感情を持っているわけではない。
 善意に取れば、まだ、「ご指摘の箇所は近日中に確認」している最中であり、そのうちに「正しい」記述になって復活するのだろう。

 だが、それであれば、以前に開示していた情報は修正中である旨、何か記載があってしかるべきだと思うのだが。
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by SIGNAL-9 | 2007-10-01 16:28 | 秋葉原 研究(笑)
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