あの映画はなんだったのか?

 東京12チャンネルなどで、アンニュイな午後のひと時穴埋め的に流されているのを何となく一回だけ見ただけなのに、妙に覚えている映画がいくつかある。

 心に残る名作とかそーゆーものではない。かといって余りの酷さにトラウマ、みたいなインパクトがあったわけでもなく、どう美化してみてもフツーかそれ以下の映画なんだが、ふとした瞬間に「はて、そもそもあの映画はなんだったのであろうか?」と思い出してしまうような、そんな映画だ。

 この間も、『ヘルハウス』をDVDで見ていたときに「あれ、そういや、ロディ・マクドウォールが出てた妙なB級映画見たことあるよなあ。NETだったかな? なんか石像が出てきて…」と頭を過ぎってしまうと、もう気になってたまらない。

 まったくいい時代になったもので、ちょっとググってみるとたちまち判明。
 なるほど、「魔像ゴーレム 呪いの影」つーのか。こちらでは、詳しいレビューをしてくれている方もいる

 スーザン・ストラスバーグの「恐怖」を見ていて、「あ、そういや、奥さんが行方不明になって、全然見知らぬ女が『あたしが妻よ』って押しかけてくるって、やたらおもしろいのをみたなぁ。ありゃTVムービーだったのかな?」

 これはさすがにちょっと調べるのに骨が折れたが、「消えた花嫁」と確定。おお、刑事コロンボのリチャード・レビンソンとウィリアム・リンクの脚本だったんだ。こちらの方のレビューなどを読むと、繰り返し映像化されている有名舞台劇が原作だったのだな。うううううん。どうりで。

 「岡田斗司夫の大統領のヘルメット」現象という奴もあるそうだが、それどころか、どう考えても他の作品と混ざってるような記憶違いもあり、テメエのモズク頭には我ながら笑っちゃうこともある。

 「不死身のコプラン」つー映画を昔々テレビで見た記憶があり、題名は覚えていたのだが、俺は何となく中世風のヒーローもののような記憶があったのだ。調べてみたら全然違うイタリア製のスパイ映画ではないか。俺の記憶ってどうなってるのか(笑) いったいどういう脳内麻薬の化学合成でイタリア製スパイ映画が中世モノと勘違いできるのだ。

 このザマなので、検索しようにも手がかりが少なすぎて、いかんともなし難いモノもある。いや、そもそもそんな映画を本当に見たのかどうかすら怪しいものだ(笑)

 例えばガキの頃にテレビで見た記憶がある「化け猫映画」なのだが、これがナンともわからない。

 俺の家のテレビが白黒だったためか、それとも映画自体が白黒だったのか判然としないが、たぶん白黒映画。 覚えているのは、真昼間、お城の天守閣みたいなトコロで、ザンバラ髪の化け猫を、山伏みたいな男が法力で屋根の上に追い詰めるようなアクションシーンがあったこと。

 子供心にやたら怖くて眠れなくなった記憶があり、棺桶に片足突っ込む齢になった昨今、できればもう一回見てみたいと思い、数年前から探しているのだ。

 邦画の化け猫映画というのは一時ブームにもなったので数は限られているものの、そこそこ本数はある。おまけに化け猫映画つーのは、基本的にどれも同じような話なんで困っちゃうわけだ。

 特に有名な大映のシリーズはDVDでも出ているので、暇を見つけてハジから見てみたのだが、どれも違う。うーん。大映ではなさそうだな。とすると、新東宝あたりか?
 「亡霊怪猫屋敷」は化け猫のデザインが記憶にあるものと近いのだが、どうみても新しすぎる(笑)

 調査の結果、消去法で行くと今のところ最有力候補は、菊地秀行が褒めていた東映の「怪猫からくり天井」なんだが、ビデオ未発売だしなぁ。

 何しろ手がかりが「お城の天守閣でのアクションシーン」しかないので困ったものである。
 しかも、「如何なる方策を講じてでも、ど~しても見てみたい!」つーほどでもないので、これ以上努力する気も起きないわけで(笑)

 もっとも、ガキの頃に見た映画を再見してガッカリ、というのは、俺にとってよくある話なので、思い出はそのままにしておいた方がいいのかもなぁ。
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by SIGNAL-9 | 2006-12-25 15:57 | 読んだり見たり
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