50年前の未来像、6割外れ

地下鉄消えるはずだった!50年前の未来像、6割外れ 2006年8月28日21時25分 読売新聞
1960年に科学技術庁(当時)が予測した21世紀初頭の技術135項目のうち、実現したのは携帯電話や高周波調理器(電子レンジ)、人工授精・精子の永久保存など54項目と4割にとどまることが、文部科学省系のシンクタンク、未来工学研究所などのまとめでわかり、28日、判定結果を公表した。

技術予測は当時の中曽根康弘・科技庁長官の提案で原子力、医学、宇宙など各分野の第一人者を集めて実施。『21世紀への階段』のタイトルで出版した。
 詳細のWebページを探したが、残念ながら見つけることができなかった。未来工学研究所のホームページあたりには掲示されているものと思ったのだが…。

 読売本紙(8/29付朝刊)にはマルバツの表が付属している。それによると携帯電話などは予想どおりだったようだが、
実現しなかったのは、月への拠点となる「地球空港」の洋上設置や、主婦がテープレコーダーに吹き込むとその家事をこなす電子お手伝いさんなど。特に振るわなかったのが原子力関係で、7項目のうち実現はゼロ。増殖炉など4項目の「一部実現」にとどまった。

 一方、5か月程度で子どもを産み、後は人工子宮に任せるといったアイデアや、老化防止のための人工冬眠など、現在の倫理観では受け入れにくい技術も当時は考えられていたが、すべて実現しなかった。

 モノレールが都市の輸送手段の主流となり地下鉄は消滅、「21世紀には地下鉄通りの名前だけが残る」との予測も大はずれだった。
 逆にいゃあ4割当たってたつーことなんで「6割外れ」だの「大はずれ」だのは少しカワイソウな気もするが。

 50年程度の中短期技術予想つーのは難しくて当然である。特に社会・経済情勢に左右されやすいジャンルのものだったらなおさらだ。

 おまけに当時は無知からくる科学技術への期待(笑)は今の比ではなかったわけで、おじさんのガキの頃には「原子力カー」で街中をビュンビュン飛ばすような、今の目で見るとむちゃくちゃなフィクションも平気であったわけである(服は銀色でなぜか矢印がついてて、食事は丸薬で済ませるのな)

 この手の未来予想というのは昔からあるようで、この国会図書館の常設展示案内など、つらつら眺めてみるに、100年のオーダーだとそこそこイイ線の予想があるような気もする。

 そういえば1970年代末のエイドリアン・ベリーの『一万年後』という本に、数百年単位だとわからんが一万年くらいのオーダーなら予想できる、みたいな話が書いてあって、「そりゃあ、当たった外れたいうヤツはいねぇもんな」とツッコンだ記憶があるが(笑)

 クラークの第一法則-高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている -を適用して、老大家集めて「できないこと」を纏めてみるというのは一興かなぁ。

 後で「外れ」判定されても当人はこの世にいないわけだし(笑)

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by SIGNAL-9 | 2006-08-29 14:32 | 一般の話題
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