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片手持ちで使える3Dスキャナ

ZScanner 700:片手持ちで使える3Dスキャナ Engaget Japanese - Posted Aug 4, 2006, 10:00 AM ET by Ittousai-
SIGGRAPH 2006で公開されたハンディ3Dスキャナ。大がかりな装置やターンテーブルが必要だった従来の3Dスキャナと違い片手で持ったままスキャンでき、コンピュータ上にリアルタイムでポリゴンモデルを表示します。スキャンの精度は0.05mm、物体表面の凹凸を0.1mm単位で認識可能。

手持ちかつリアルタイムにスキャンできるようになった利点は動かせない物体の表面も取り込めること、三脚などが必要だった従来の移動式スキャナより圧倒的に高速なこと。

(中略)

個人でもいろいろと使い道のありそうなすごいデバイスですが、価格は一台3万9900ドル、約460万円。フルカラー出力できる3Dプリンタが普及する頃には買えると信じて待ちましょう。3Dデータとテクスチャを盗撮される事件が増えそうな予感もします。


 460万円となると、個人購入はさすがに無理目だが、写真から3D化するソフトというのは、既に各種製品があるし、カナモノとしてもレーザーポインタで手作り3Dスキャナ Engaget Japanese - Posted Jan 31, 2006, 7:03 AM ET by Ittousaiというような記事もあり、かなり前に「Oh X!」誌?に同種の発想の3Dスキャナの自作という記事があったと記憶している。
 自作しようという人間がいる以上、こういうものが安価(10万以下くらいかな)に出てくれば、一般向けの需要もあるのかもしれない。

 だが、つらつら考えてみると、「個人でもいろいろと使い道」というのがなかなか思いつかない。

 個人でハンディに3Dスキャンしたいもの、というと対象はやはり「人間」というのが思い浮かぶ。家族や恋人の3Dスキャンというのはありそうだけど、それをどう使うのか?というとあまりピンとこないのである。スキャンできるということは現物が手近にあるわけだしな。彼女の生身がそこにあるのに、デジタルデータをツンツンするというのは変態的ですらある(笑)。「もう少し胸を大きくして」とかやったら殺されそうだ。

 肖像画や胸像の代わりってのはあるかもしれん(『ママは昔はこんなにきれいだったのよ』)が、そういう用途だと保存性の点でデジタルデータというのはどうなの、という気がするし。
 普通の写真と違って、けっきょくそのデータを使って何かを作るみたいな用途がないと、「個人でもいろいろと使い道」というのは中々難しいのではないかしら。

 つーことで、
3Dデータとテクスチャを盗撮される事件が増えそうな予感もします。
これは確かに。

 コレといった表向きの利用方法が無ければ、低きところに流れるのは人の常である。
 安価な手段が提供されたら絶対に悪用するヤツは出てくるだろう。今だってスカートの中を覗き見たり盗撮したりする既知外がいるぐらいだ。
 盗スキャンとか、3Dアイコラとかするアホは絶対に出てくるわな。
 既にいそうな気もするが。

 そういえば、最近はPoserとかShadeみたいな安価で性能のいい3Dソフトがいっぱいあるのに、実在の人(有名人)の3Dデータというのは見当たらない。

 「テライユキ」のデータは売ってるのだから伊藤美咲のデータを売っていてもよさそうなものだ。

 勝手に作ったら肖像権大侵害(おそらく。写真と違ってレンダリング-可視化-しないといけないような『データ』にも肖像権は及ぶのか?といわれると良く分からない)だが、オフイシャルなデータとして売るタレント・プロダクションとか映画会社とか出てきてもおかしくないような気もするのだが。タレントのライブマスクとかフィギュアの類が売れるのだから、3Dデータだって買うヤツはいるのではないか。

 輝いている俳優さんの映画を観てたりすると「ああ、この状態でフリーズされてたらいいのに」と思わないでもない。特にその輝きが若さから来ているものである場合には。
 将来的には、映画のコマから3Dデータを起こす程度のことは出来るはずだが、精度的には実物のスキャンには及ぶまい。近い将来、CG俳優というのも絶対に実現するはずなので、現役の俳優さんには、今のうちにもっとも輝いている時期の3Dデータを保存しておいてもらうといいかもしれないな。

俺的には、ヘップバーンの最盛期とか、ブルース・リーとかのデータが売ってたら買っちゃいそうな気もするけど。

 …と思っても、いや待てよ、勝手にあられもないポーズ付けられてネットで配布されたりしたら困るか(笑)
by SIGNAL-9 | 2006-08-07 17:41 | 電算機関係の話題
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