マイクロソフト、「Private Folder 1.0」の提供を中止へ

マイクロソフト、「Private Folder 1.0」の提供を中止へ--法人顧客からの抗議を受け Ina Fried(CNET News.com)翻訳校正:河部恭紀(編集部)2006/07/18 10:45
Microsoftは法人顧客からの抗議を受け、パスワード保護されたフォルダの作成を可能にするWindowsアドオンソフト「Private Folder 1.0」の提供を中止する。

 このソフトは、先週ネット上で無償公開された。だが公開後すぐ、各社員が自分のデータを暗号化した場合の企業の対応方法について疑問の声があがっていた。

 Microsoftは米国時間7月14日、CNET News.comに向けて声明を出し、「Private Folder 1.0は、正式なWindowsを利用している顧客向けの機能として設計した。しかし、管理性、データ復旧、および暗号技術について懸念する声が寄せられた。われわれはこれらの意見を検討し、本日、このアプリケーションの提供中止を決定した。近いうちに対応を進める」と述べた。
 Microsoft Kills Off 'My Private Folder' App によると、大きな問題は三つあったようである。
  1. パスワードを忘れるユーザが多かった
  2. リマインダみたいな機能でパスワードを取り戻したり、管理者が上書きしたりする手段がなく、"その"パスワードを忘れちゃったら二度と復号できないという仕様だった
  3. 入力の仕方が既存のオプションに類似していたこともユーザの当惑を生んだ


 俺は完全にスルーしてたので、この製品のことは知らないのだが、【レビュー】手軽に"ないしょのフォルダ"を実現 - Microsoft Private Folder MYCOMジャーナル 海上忍 2006/7/7によると、NTFSの暗号化機能よりお手軽-つーか、Windowsのユーザ管理機構から逸脱してる-って感じのもののようだな。この仕様だと確かに企業内では使い物にならないので、「変なモン配るな」という声が挙がるのも頷ける。

 MSとしては完全にオシャカにするつもりのようだ。確かに、
  1. 取り返しのつかない処理を開始するにはそれなりに持って回った手順を踏ませろ
  2. 処理の単位ごとに、できる限りその処理を行なう前の状態に復旧できるようにしろ
  3. どうしても復旧できない致命的な操作については指示を受けても即座に実行にかからずユーザーに確認をとれ
あたりの、常道的(これはTRON作法からの引用)な設計はやられていてもよかったと思うのだが、逆に言うと、ユーザの声を反映して作り直せば、あえてオシャカにすることもないような気もするが。
 XP Proの暗号化機能だって特に不都合なく使われているわけだし、他社製品でもそういうものはいくらもあるわけだから。

 いっそ、パスワード忘れたときの復号用のソフトは有償つーことにすりゃあ儲かったかもしれないぞ(笑)
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by SIGNAL-9 | 2006-07-19 10:30 | 電算機関係の話題
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