平和ボケ夫婦の会話

「さて、我が家でも独自に経済制裁に突入しようと思うのだが」

「はぁ?」

「一方的に宣言を反故にしてのやりたい放題し放題。さりながら我が政府の対応はどうだ。あれが圧力と呼べるのか? ましてや中露の対応たるや例によって例の如しであり韓国に至っては『悪いのは日本』という例によって斜め下の反応である。今こそ平和を愛する我々は鋼の意思を持って抗議の烽火を挙げるべきであり」

「…アタシ、洗い物があるから」

「そんなものは後にしておけ。いいか、今後我が家では北朝鮮製のものは一切購入しない」

「もともと買ってないし」

「う。そうか。そういやあ、パチンコつーのもやったことないな。あんな亡国遊戯にかまけるほどの馬鹿じゃねぇし」

「いい歳こいたゲェマーのくせに」

北朝鮮の特産品である覚醒剤やニセ札とかもだめだからな」

「…馬鹿?」

「とはいってもなぁ。ま、現実的落とし所としては『冷戦構造』の再構築つーとこなんかなぁ。んでソ連ばりの一時崩壊を待つ、と。 いや、待てよ。いっそのことゲームで片つけるつーのはどうか

「はぁ?」

「『大戦略』みたいなウォーゲームでさ。国連管轄でシミュレーション用の巨大なコンピュータ用意すんの。それで、国防費の代わりに国連に金払ってそのゲーム用の駒やアイテムを購入する。ほれ、お前のやってるMMORPGのアイテム購入と同じだ。いざ紛争になったら、そのゲームの中で戦争する。実世界では被害ゼロでいいだろ?」

「そんなんで勝った負けたって、納得できるわきゃないでしょ」

「そんなのルール作りの問題だけだって。現実の戦争にだっていちおうルールはあるわけだし。そうだなぁ、指導層同士だけお腹に爆弾でも巻いてもらって、負けたら自動的に爆死つーのはどうよ。ね、これなら『無辜の一般市民』には被害でないし」

「ゲーマーの無策で負けた!なんて内乱になるんじゃない?」

「う~ん。そりゃあ、システムの作り方だろうなぁ。やっぱマルチプレイヤーで歩兵の一人ひとりまで実物の人間がオペレートしてないといかんだろうし、気象やら環境やらもある程度作りこまなきゃいかんだろうし。それでも戦争みたいな限定的状況なら、謎の万能アイテム『量子コンピュータ』なんて持ち出さなくても既存技術の延長でなんとかできるような気がするんだが」

「あんたも平和ボケだねぇ」

「最近の戦争なんてどうせミサイルやらリモコン兵器やらでゲーム化してるんだし。さもなきゃあ、やっぱりそれなりの抑止力がいるだろ? 一発やられてから考えるなんて悠長な話じゃなくて」

「日本て攻撃能力ないんでしょ?みのもんたの番組で言ってた」

「攻撃力なしで抑止力を持つには? なんて話はとっくに結論が出てるんだって。小鼠ニューヨークを侵略って知らないか? 映画にもなったけど」

「知らない」

「ヨーロッパの小国がアメリカに宣戦布告して勝っちゃうという話だ。つまるところ、国会の地下深くに地球が壊れるほどの超巨大な核爆弾を1発だけ用意しといて、『侵略してきたら破裂させるぞこの野郎。カミカゼ・アタックでも分かるとおり、オレラには自殺に対する禁忌なんざねぇからな。攻めてくりゃあ道連れだ』と」

「…さ、洗い物洗い物」
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by SIGNAL-9 | 2006-07-13 17:29 | 一般の話題
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