「悪魔の詩」翻訳者殺害7月時効 手がかり求め遺族奔走 asahi.com 2006年06月10日15時47分
イスラム教を侮辱したとして物議を醸した小説「悪魔の詩」の翻訳者で、筑波大助教授の五十嵐一さん(当時44)が91年、筑波大構内で刺殺された事件が今年7月で時効を迎える。「国際テロ」の疑いでの捜査も進められたが、真相は不明のまま。遺族は、もどかしさを募らせている。同日の読売新聞記事によると『首を刃物で切りつけた残忍な手口などから、「90%以上の確率で外国人による犯行」(県警幹部)との見方を取った』とのことだが、犯行声明らしきものが出たという話も聞かない。予断はいかんのかもしれんが、まあ、やっぱり「悪魔の詩」を翻訳したことが原因という推定は妥当なところだと思う。 宗教がらみということではこんな記事も。 「ダ・ヴィンチ・コード」、中国で一斉に上映中止 2006年6月10日20時34分 読売新聞 【北京=末続哲也】中国国内の映画館は9日、キリストの描写などをめぐり国際的な論議を呼んでいる話題の米映画「ダ・ヴィンチ・コード」の上映を一斉に打ち切った。マルクス主義的には「宗教は阿片だ」ってことになってるそうだから、表向きは「国内映画の上映推進」つーことになっているようだが、こりゃやっぱりデモでも起こって「不測の事態」が発生するのを嫌ってってことなのだろうな。 つーか、「ダ・ヴィンチ・コード」も前提からして「ウソ・誇張」なんだから、フィクションとしての立場を守ってりゃあいいのに、作者自ら「事実である」みたいなヨタを飛ばすもんだからこーゆー騒ぎになる。 まあ、話題になってトータルで儲かりゃそれでOKなんだろうけど。「悪魔の詩」の再現みたいなことにならないようにダン・ブラウンも注意したほうがいいかもな。 俺は学生の頃に宗教色の強い学校に通っていたこともあって、「人類にとって、宗教は畏怖が生み出した病弊であり、数え切れない悲惨さの根源である」(バートランド・ラッセル 『私がキリスト教徒でない理由と、宗教ならびに宗教関係のエッセー集』)つー事の多くの実例を目撃してきたのだが(笑)、昨日はテレビを見ていても、シューキョーに三千万円寄付しちゃった主婦(TBSの「報道特集」)やらNHK「日本の、これから」でキャンキャン騒いでた市民運動屋のオバサン(カルト宗教の信者そのものだったね)など、はまり込んじゃったヒトタチの痛々しい有様を見るにつけ、まぁ、人間、あんまりマジメじゃなくテキトーに生きてるのがいいわなぁ…と改めて思った次第。
by SIGNAL-9
| 2006-06-12 12:33
| 奇妙な論理
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