東証、全銘柄の取引が停止

売買立会による売買の一時停止について
11月1日

● 売買立会による売買の一時停止について

下記のとおり、売買立会による売買を一時停止します。

記    

1.  銘柄  株券等全銘柄(ToSTNeT取引を除く)
転換社債型新株予約権付社債券全銘柄(ToSTNeT取引及び立会外取引を除く)
交換社債券全銘柄
2. 期間 本日午前9時00から当取引所が必要と認める期間
3. 理由 株券売買システムの稼働に支障が生じ、売買を継続して行わせることが困難であるため

(注)

  ToSTNeT取引については、通常どおり行われます。


8月29日のエントリジャスダック、システム障害で午前の取引停止でも書いたが、またしても本質的に停まってはいけないシステムが停まってしまった。 山田正紀の先見の明もたいしたものだ。

 現時点では詳しい情報が出てきていないので、本当に何があったのかはまだよくわからないが、月末でデータのコンデンスを行ったところ、プログラムとの不整合で動かなくなったらしい(他にも、プログラム自体の「格納場所」が変わったため-ライブラリの場所が変わったとかロードモジュールの差し替えを忘れたとかみたいな話なのか?-という記事もあり、どうもよくわからない。まあ、そのうちコンピュータ関連のマスコミが詳しい記事を書くだろうが)。

 今の時点では憶測で書くしかないが、実質3時間の停止で復旧し、翌日までに改修作業も行なえたということは、逆に言えばそれほど根深いミスではなかったということではないか?

 そう考えると、なぜテスト段階で引っかからなかったのかという点が気になる。プログラム単体のテストは当然だろうし、月末の定例作業ならば本稼動前に運用テストを行うのは常識の範疇だ。

 とすると、単なる運用上の齟齬や一本のプログラムの不良の問題ではなく、製造工程そのものに問題があることになり、同じことが再発する恐れすらあるのではあるまいか。

 他にもバックアップ体制など(「ソフトのバックアップはとれない」ってどういう意味なのか、少なくとも俺には意味がさっぱりわからない)疑問は尽きないが、まあ他山の石とするためにも(笑)、できるだけ詳しい情報開示が望まれる。

取引所で生じた主なシステム障害 [2005年11月1日/IT PLUS]

年月    障害の概要                                         取引所
1997/8  注文入力に伴うシステムの故障で、午前中の売買停止   東証
1998/11 株式、債券の先物、オプション取引がシステム統合の
        不調により1カ月間に計6回取引停止                 東証
1999/7  相場情報配信システムが一時停止                     東証
2000/12 東証一部1銘柄の前場での終値提示が30分遅れる       東証
2001/6  システム障害で新規上場銘柄の取引が一時停止         東証
2001/9  株式、債券の先物、オプション取引システム停止       東証
2002/11 証券会社との回線に障害発生                         大証
2003/11 マーケットメーク(値付け)システム障害で全銘柄
        が一時売買停止                                     ジャスダック
2005/2  大量の注文訂正・取り消しにより全銘柄が一時売買停止 ジャスダック
2005/4  気配値に関するプログラムミスで新規上場銘柄が一時
        売買停止                                           ジャスダック
2005/5  ヘラクレスへの新規上場申請受け付け凍結             大証
2005/8  プログラムミスで午前中、全銘柄の売買停止           ジャスダック
2005/11 全銘柄の取引が停止                                 東証

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by SIGNAL-9 | 2005-11-02 10:48 | 電算機関係の話題 | Comments(0)
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