「マンガ嫌韓流」を読んでみた

 Amazonで予約一位だった「マンガ嫌韓流」であるが、通りがかった書店に平積みされていたので一冊購入し読んでみた。
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 俺はこの方面にまったく無知であり、内容の当否に関して何事か語る資格はないことは自覚している。すまん、単に好奇心から買ってみただけだ。

 で、そういう立ち位置からの感想であるが;

 装丁から想定される(わ。駄洒落だ)ほど「危険」でもなきゃ「問題作」でもないではないか。

 看板に偽りありとまではいわないが、思った以上に穏健な内容なので、実はいささか拍子抜けした。

 作者の目線は(多少バランス取りに苦労されているような感じもあるが)、「韓国」自体よりも「正確な情報を伝えないメディア」や「勉強不足な国民」に向いており、その意味では「嫌韓・流」ではなくて「嫌・韓流」という印象である。

 マンガという表現手段での社会批評といえば小林よしのりの一連の著作が思い浮かぶが、「絵」の「武器」としての使い方も、小林に比較すれば穏健と感じた…まあ確かに画力の問題はあるだろうが(笑)

 全体の構成も、殆どが解説・ディベート場面であり、「学習マンガ」の趣。
 その意味では「マンガとしての論評」はさして意味がないと思う。つーか、「絵が下手」だの「ストーリ皆無」だの「描写が悪意」だのというどーでもいい批評なら無い方がマシだわな。そーゆー目的のモノではないんだから。

 逆に言えば、「マンガ」的でない分、作者の主張が検証可能(=反証可能性がある)なものとして提示されている部分が多い。
 まあ、テーマがテーマなだけに批判者も出てくるだろうが、カバーとか引き文句みたいな宣伝部分の印象だけで「差別だ右翼だ歴史修正主義だ」的な「レッテル貼って読まずに非難」ではなく、内容に関して、資料を基にした実のある対論を期待したいものである。

 …と、期待はしてみたものの、「無視・黙殺」つーこともあるのだろうな(笑)。
長い目でみりゃあそれは、この本をおもしろくないと思っている人たちにとっては最悪の選択だと思うが。
 マンガという「体裁」の訴求力は、バカにできないからねぇ。
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by SIGNAL-9 | 2005-07-27 13:49 | 一般の話題
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