「光より速いニュートリノ」

根底崩れた?相対論…光より速いニュートリノ 2011年9月23日21時28分 読売新聞という見出しを見て、「え」と思ったが。

 記事をよく読んでみたら、CERNでの観測でヘンな結果が出たからみんなで検討してみて欲しい、つーことか。 よくある話じゃん。

 個人的には「観測の方に問題がある-よーするにモノサシとか測り方の方に問題がある-ことが発見される」に一万点。 理論との矛盾以前に他の観測と矛盾してるんだから、理論の方じゃなくて観測の方をまず疑うのが当たり前だろう。

 「測り方の間違い」が判るというのは、これはこれで進歩になる話の筈だが、「みんなで検討してみて欲しい」という話が、なんで一足飛びに「特殊相対論をひっくり返すかも」だの「タイムマシン」だの「ワープ航法実現化!?」だのの話になるのかはさっぱり理解できない。

 よく分かっていない新聞記者が書き散らすアオリ記事ならいざしらず、産経新聞の記事「タイムマシン可能」ニュートリノ実験結果に専門家ら驚き
 「現代の理論物理がよって立つアインシュタインの理論を覆す大変な結果だ。本当ならタイムマシンも可能になる」と東大の村山斉・数物連携宇宙研究機構長は驚きを隠さない。

 光速で動く物体が時間が止まった状態だとすると、それよりも速いニュートリノは時間をさかのぼっているのかもしれない。すると、過去へのタイムトラベルも現実味を帯び、時間の概念すら変更を余儀なくされる可能性もある。
村山斉・数物連携宇宙研究機構長はホントに「本当ならタイムマシンも可能になるかも」なんてこと言ってるのか。
 後段の
村山氏は「結果が正しいかどうか、別の検証実験が不可欠だ。実験は遠く離れた2地点の間でニュートリノを飛ばし、所要時間を計るというシンプルなアイデア。正確さを確保するには双方の時計をきちんと合わせる必要があるが、これはそれほど簡単ではない」と語る。
 こっちが本意ならまあ納得なんだが、「専門家」だったら、迂闊に「タイムマシン」だのなんだのと「面白い単語」は吹聴しない方がいいんじゃないかなぁ。

 ま、万歩譲っても「タイムマシン」ではないわな。せいぜい「タイムテレビ」じゃなかろうか(笑)
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by signal-9 | 2011-09-26 12:00 | 一般の話題 | Comments(0)
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