友人宅の除染を手伝う。

 ささやかな政治力にものを言わせて(^^;)、シンチレーションサーベイメータが借りられたので、かねて相談されていた友人宅の除染の手伝い。

 短い時間だが講習めいたものも受けたのだが、今更ながら、放射線測定つーのは素人には難しいことを痛感していた。

 ので、友人とはあらかじめ、細かい数字は要求しないことと、相対的に「う~ん」な数字を目安として予め握っておき、「う~ん」な場所を優先度を付けて対処という約束をしておいた。

 鉄筋コンクリート2階、庭付きの一戸建て。家族四人(友人と細君、その子どもと、細君の母親)。
 作業に当たったのは友人+細君+俺+友人二人。

 家の中は夫婦で予めかなり清掃を進めていたので、確認の為に測ったら、比較の為に事前に測っておいた俺の家より全然低かった(笑)

 ベランダや壁面もほぼ問題ないだろうと合意できたので、庭を中心に作業開始。

 チェルノブイリの知見通り、庭の草木の始末(剪定、落ち葉や雑草の始末)と、土がむき出しのトコロは表面削り、だけでかなり低減できた。だいたい半分から三分の一くらい。

 ちと難渋したのが、金魚を飼ってる小さな池。野ざらしなので池の底に泥が溜まってる。
 どうみても怪しいので、泥を少量掬って乾かして測ってみると、案の定「う~ん」な線量。

俺:「どうする? 掻い掘り(水をくみ出し)する?」
友:「それは大仕事だなぁ。水で遮蔽されてるみたいだし、金魚にも異常ないし、今日はとりあえず放置でいいや」

 雨樋から水が落ちてくるところの土。他の知見と同じく、ここも「う~ん」な線量。
 ただ幸いなことに、家の横手で滅多に人が近寄らない場所だそうだ。

「近寄らないようにすればいいんじゃね?」といったが友人は心配だから取り除きたいという。

「だいぶ染み込んでるみたいだし、あんまりほじくり返しても」
「いやいやいや心配だし」
「こんなところの土、いくら(お前んとこのバカな)子どもでも喰わないだろ」

 暫く議論したが結局、ホームセンターで激安購入してきたプラ製のカゴみたいなもの(元々何に使うものなのかよくわからないが、洗濯カゴよりはちょっと小さめ)で、出水口付近を覆ってしまい、間違っても子どもが触れないようにすることで当面の暫定対策。

 で、そこそこの量でそこそこの線量のゴミが出た。

 俺は、普通に燃えるゴミとして出してしまえ、と主張したのだが(爆)、良き市民たる友人の細君は、庭の裏手の物置の下(土台の足で持ち上がっているので、その下の部分を掻い掘りして)に埋設処理を希望した。

 もういい加減暑くて疲れてきた男どもは、素面でやってられるかええええええいビールだビールを持ってこい、などとぶつぶつ言いながらも御意のまま作業。

 結局1日がかりだったが、再計測の結果、奥さんのお許しが出たので、久しぶりの宴会になだれ込む。

 飲みながら色々話した。

 一時はマジで引っ越しを考えたこと、旦那と奥さんのリスク認識の差に起因する夫婦仲の悪化、今日の作業を見ていたご近所に後でいろいろ詮索されるかもしれない懸念、政府と東京電力と市役所への罵詈雑言など。

 つくづくこの災害は罪深いなぁ、と感想を抱きつつ、にわか除染部隊は帰途についたのであった。
[PR]
by signal-9 | 2011-07-06 15:44 | 東電災害 | Comments(0)
<< 災害と流言飛語-コレラ禍をサン... 南部スラッジプラント マスコミ... >>