ダチョウ・アルゴリズム。

 コンピュータ屋の世界では「ダチョウ・アルゴリズム」という考え方がある。可能性はあるが発生確率が低い問題に関しては、ダチョウのように頭を砂の中に突っ込んで見てみないふりをする、という意味だ。

 このダチョウアルゴリズムは、「発生頻度が低い事象」の場合にだけ適用できる。

 もうすでに身近に涎を垂らしたライオンが来ているのに砂に頭を突っ込んでいては喰われてしまうからだ。

下水で懸念される放射性物質
農作物や建築資材への影響も DIAMOND online 2011年4月12日
その処理過程で関係者を不安にさせているのが、汚泥焼却後に残された“灰”だ。下水に含有する放射性物質は、浄化水よりも汚泥により濃く残されると見られているが、汚泥は焼却温度850度程度の一般的な焼却炉で処理される。このため「灰に濃縮された放射性物質がそのまま残る可能性がある」(首都圏の自治体幹部)という。
 そもそもフツーの焼却炉で焼却なんかして大丈夫なのか…というツッコミを置いておくにしても、わかってるんなら何か手を打て、といいたいが、
ところが、放射線量測定器を備える自治体はわずか。別の自治体担当者は「国が率先してほしい」と切望する。しかし国交省担当者は「被災地の下水道復旧工事で、人手が足らない」とし、「下水道法と水質汚濁防止法の規制対象と規制基準を決める環境基本法そのものを変える議論が必要」と話す。
つまるところ、「ウチの所管じゃあないから何も出来ない」つーことである。

 「放射性物質は洗えば落ちる」というのは、除染に使った水に放射性物質が移り希釈されているからヨシという論理なわけだが、都市部では結局、下水として集められるから放射性物質も再集積されるわけである。

 屋根に降り積もった放射性物質は、雨樋に集められ最終的には下水に流れ込んでいるのである。そんなことはみんな判ってるのである。

でも調べない。
手も打たない。

 放射能とは関係のないがれきの撤去ひとつにしても、所管の役所同士で分担が違うだの法的根拠だの言ってるわけだ。

 ただでさえカネが無いんだからわざわざ俺の財布から出すことはない。このまんま見て見ぬふりをしていてまかり間違って被害が出ても、ン十年後のことだろうし、因果関係の証明も出来ないだろうし、その頃には俺は異動してるか引退してるかだろうし、ババさえ引かなきゃいいや。

 俺の中の妄想上の子役人はこういう風にツイートしてるんだが。邪推かねぇ?

 既に「ライオン」の臭いがプンプンしてるけど、となりのダチョウさんが首を砂に突っ込んでいるので俺もそうする、つーわけである。

 胴体(住民)がむしゃむしゃ喰われてしまっても、首(役所)は砂の中だから大丈夫。

 んなわけあるか。

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by signal-9 | 2011-04-25 12:42 | 東電災害 | Comments(0)
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