国立がん研のデータをプロットしてみた。

国立がん研究センター中央病院(東京都中央区築地)における放射線量測定結果で公開されているデータをプロットしてみた。
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青い線は、屋上の西南東北四点の平均値、赤い線は屋上地面(コンクリート)1cmである。
GMカウンターで計られたcpm単位だそうだが、GMカウンターの仕様がわからないので、μSvへの換算はできない。
大雑把に言って、
  1. 3月22から23日の雨の影響でどかんと落ちてきて以降、大規模な放射性物質の降下はないようだ。
  2. 3月20から21日頃の地面の測定値が155~270cpmで、この時点では空間線量とあまり大きな差がないが、大量降下で跳ね上がり、それ以降、差は縮まってきているものの依然4倍くらい高い状態にある(これが俺の「新宿の地上18メートルの値で、東京23区全部を語ってしまっていいのか?」という疑問のひとつの理由)。

もうひとつ、同じ国立がん研究センタの東病院(千葉県柏市)敷地内における放射線の測定結果で、C:屋外(駐車場コンクリート面)とD:土壌(芝生面)をプロットしてみた。
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こちらも大雑把にいって、
  1. 同じ研究センターなので、類似機材・類似の計り方と仮定して築地と比べると、柏の方が高い。他のデータ、例えば東大の観測をみても都内に比べて柏が高いことは確からしい。
  2. コンクリートと比べると芝生の方が線量が高い傾向にあるが、同時に減衰傾向も芝生の方が高いように見える

ちょっと不思議なのは、4/18~19日にかけて、コンクリートと芝生で同じようにガクンと減っている点だ。

 4月19日は雨だった。

 過去のデータの推移を見る限り、両方がほぼ同時にガクンと減っている傾向は他には見られないので、これは「雨のせい?」と思うのだが、どういうことなのか。そこにあった線源が雨で消えて無くなるわけはないので、どこかに移動しているということなのか?
  1. 芝生の芝に付いていたものが落ちて、その下の土壌に流れた。
  2. コンクリートの方はそもそもあまり沈着しておらず、雨で流れた。
  3. 両方とも雨というより風の影響で吹き飛んだ。

ということなのか。 それとも単なる計測誤差か。

【4/22追記】
 柏のデータ、20日と21日には、コンクリ・芝生とも数値が上がった。 流れたわけではなく、計測誤差の可能性が高いみたいだが、風の影響という可能性はまだ排除できないかなぁ。
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by signal-9 | 2011-04-21 14:35 | 東電災害 | Comments(0)
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