顧客情報の「紛失」報道が止まらない

4月1日直前の駆け込み発表ラッシュでいったん落ち着くかとも思っていたのだが、顧客情報の「紛失」報道が止まらない。

2005年4月15日 西武百貨店船橋店、子供服売り場の顧客名簿の一部151人分を紛失

2005年4月22日 みちのく銀行(青森市)、個人・法人を含む国内の全取引先に当たる約131万件の顧客情報を紛失

2005年4月22日 沖縄セルラー、顧客情報の入ったカバンを読谷村にあるスーパーのトイレで紛失

 もはやいちいち論評を加える気すら失せるね(笑)

 法施行の効果で、以前だったら闇に葬られるか、扱われても大して大きく報道されなかったものが目立つようになっているということもあるかもしれないが、流出していることは確かである。

 そもそも、「なくしちゃいました。すみません。どこにいったかわかりません。捨てちゃったかも」で済むようなデータなら、それはその企業にとってそんなに大事なモノではなかったということである。つまり、

  1. もともと業務の中核になくてはならないようなデータではなかった
  2. 無くしたのはコピーで、複製がいくらでもある。逆に言うと、簡単にコピーを取れる程度の重要度のデータ。

だったといえないか。

 翻って内省してみると俺自身も、もう絶対二度と使わないようなデータのタグイをPCのディスクが空いてるからという理由だけでとっておくということはある。メモリリソースはあればあるだけ使ってしまい、気づかないうちにハードディスクがパンパンになっちゃってるということは誰にでもけっこうあるのではなかろうか。

 紙の書類とか書籍みたいなものでも、「えい、見ないで捨てちゃえ」になる時というのは、その情報をとっておくべきかどうかの判断を惰性で留保し続けた結果、取捨選択ができなくなるほど量的に増えてしまった場合が多い。

「なくても困らない」ようなデータでも「とりあえず」取っておくという考え方自体を見直す必要はあるかもしれない。
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by SIGNAL-9 | 2005-04-25 10:11 | 情報保護・セキュリティ | Comments(0)
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