空からオタマジャクシが降ってきた?

石川県で、空からオタマジャクシが降ってきた?、という事件が話題になっているそうな。

白山でもオタマジャクシ降る? 中島に続き、深まる謎 北國新聞 6/7
6日朝、白山市徳丸町の駐車場や乗用車の上にオタマジャクシ約30匹が落ちているのを、同町の石川県職員木島浩さん(49)が見つけた。いずれも死骸(しがい)で、つぶれた形状から上空から落下した可能性が大きい。県内では4日夕、七尾市中島町でオタマジャクシが降る「超常現象」が目撃されている。気象庁によると、いずれの時間帯にも竜巻などの現象は観測されておらず、謎が深まっている。
いわゆるファフロッキーズファフロツキーズ(FAlls FROm The SKIES)というやつだな。

------- 2009/06/23訂正
「ファフロッキーズ」じゃなくて「ファフロキーズ」だな。
山本弘氏のブログ読んでて気がついた…
------- 2009/06/23訂正

鳥か、突風か…意見分かれる 石川、謎のオタマジャクシ落下  北國新聞 6/9
七尾市と白山市で空から降ったり、地面に落ちていたオタマジャクシは、上空を飛ぶ鳥が吐き出した可能性があることが、時国公政日本鳥類保護連盟石川県支部長=七尾市大津町=などへの取材で8日分かった。一方、大槻義彦早大名誉教授は「局所的な突風で空に飛ばされた可能性が有力」とみており、「超常現象」の謎が深まっている。
要約するとこういうこと。

日本鳥類保護連盟石川県支部長の時国氏の見解
  • サギやウミネコなどは水田でオタマジャクシを好んで食べ、何かに驚いて吐き出すことがある。
  • サギなどがオタマジャクシを食べた直後、カラスに襲われた可能性などが考えられる。
  • アオサギなら一度に50匹程度を食べることもあり、4日夕に約100匹が空から降ったケースも、アオサギ数羽やカラスの群れが吐き出したとみれば不自然ではない。


それに対する、<「超常現象」を科学的に研究する>大槻義彦早大名誉教授の意見
  • 今回は竜巻が観測されておらず、局所的な突風でオタマジャクシが上空10~15メートルまで飛ばされた可能性が有力。オタマジャクシの密度は水と同じ程度で軽く、泥や水草は水より重い。このため、水の表面にいる軽いオタマジャクシだけが突風で飛ばされた可能性がある
  • 鳥が吐き出した可能性については「もしそうなら全国で同じ現象が起きるが、聞いたことがない」


全国でも大きな反響 石川のオタマジャクシ騒動  北國新聞 6/10
9日午後6時ごろ、中能登町能登部上の無職近江幸雄さん(78)方の玄関先に小魚10匹の死がいが散らばっているのが見つかった。フナとみられる小魚は体長2、3センチ。約15キロ離れた七尾市中島町では今月、大量のオタマジャクシが空から降ってきたのが目撃されており、住民は「今度は魚が降ってきたのか」と首をかしげている。

 発見者である孫の町職員希文さん(25)によると、魚は玄関前に駐車していた軽トラックの荷台周辺に落ちていた。この日、軽トラックは一度も動かしておらず、午後3時ごろに荷台を見たときには魚はいなかったという。希文さんは「天気も良く、風も全く吹いていなかった。変な音もしなかったし、いつからあったのか全く分からない」といぶかしがった。
おやおや、今度はフナまで降って来たのか(^^;) まあ、ある程度話題になるとイタズラつーこともあるだろうからマンマ受け取る必要もなかろうが。

記事が正確に事実を伝えているとして、縁起物なんでちょっとだけ大槻教授に突っ込んでおくと;
  • 「もしそうなら全国で同じ現象が起きるが、聞いたことがない」という反論は大槻氏自身の「局所的な突風」説にもそのまま当てはまるのではないか。オタマジャクシも突風も全国にあるわけだし(笑)
  • 「聞いたことがない」大槻先生は鳥類の生態のプロとは思えないが、時国氏は鳥類に詳しいヒトのはず。その人が「鳥が吐き出すことがある」と言ってるんだからどっちの意見の方がもっともらしいかはいうまでもなかろう
  • つーか、突風でオタマジャクシが飛ばされた事例なんてのを大槻先生は「聞いたことが」あるんだろうか?
いや、別に大槻説がオカシイといってるんじゃないんだが。

 過去のファフロツキーズの事例では、まさに雨のように降ってくる、というものが多くあるが、今回のものはオタマがせいぜい100匹と非常に少ない。この程度の量なら鳥(の群れ)がゲロしたもの、という説明でも物理的(量的)に無理は感じない。

 つーか、この両説の合わせ技、つまり「鳥さんがゲロったオタマが風で流されたのかも」つーあたりが妥当な推測なんじゃなかろうか。 そりゃあもしかしたら本当の「超常現象」、UFOのウチュージンがMJ12との陰謀契約の元、オタマミューティレーションを行っているとか、失われた超古代文明の遺産が発動し、オタマだけが選択的に通り抜けられる謎の空間断層が発生つー可能性も無いわけじゃなかろうが(爆)

 裏づけのない個人的印象なんだが、どうも話が以前あった「ガードレールの謎の金属片」に似てるんだよな。この時と同じ感想の繰り返しになるけど、マスコミがフォーカスして「超常現象」に祭り上げたから目立ったんであって、「普段から見えているけど観えていない」、実際には大騒ぎするほど珍しいことではないんじゃないか、という気もする。

 近く水気が無いように思える場所にオタマの死骸が落ちているなんてことは実はよくあることなのかもよ。普段は気が付かないだけで。
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by SIGNAL-9 | 2009-06-10 17:36 | 奇妙な論理 | Comments(0)
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